第4章59話:戦利品2
次に【攻撃石】。
この石はステータスアップアイテムである。
使用すると攻撃力が+3される。
さっそく使うことにする。
2個あるので、俺と、ラミアリスが、1個ずつ使用することにした。
「こういうアイテムをたくさん拾えたら、ガンガン強くなれそうじゃない?」
とラミアリスが言ってきた。
「理論上はそうだが、極めて希少なレアアイテムだ。王国全土でも10年に1度、発見されるかどうかというレベルだ」
「ふうん。そんなものを、領主が2個も持っていたのね」
「ああ。運が良かったな」
と俺は微笑んだ。
次に【金貨500枚】。
ディリンでいうと500万ディリン。
1ディリン=1円という感覚なので、日本円でいうなら500万円だ。
お金の使い道はそんなに多くないが、持っていて損はないので、アイテムバッグの邪魔にならないうちはストックしておく。
次に【バレスの大鎌】。
攻撃力が非常に高い大鎌だ。
火力の高さは光るものの、大鎌は、個人的には使いにくい武器である。
ゆえにストックせず、捨てておくことにした。
次に【儀式書】。
上級魔族を召喚するために必要な知識が書かれた書物。
ザファトロスを召喚するために、女領主イザナが参考にしていた本だ。
もちろん、要らないのでストックせず、捨てておくことにした。
……さて。
必要なものと、捨てるものとで、だいたいの仕分けが済んだ。
俺たちはゾイレンの戦衣に着替えることにする。
ゾイレンの戦衣は、男性用と女性用で、見た目が異なる。
男性用は、赤い革の装束の下に黒いインナーを着込む形だ。
女性用は、胸部を覆う赤装束、それから赤スカートである。
へそ出しであり、なかなか露出度の高い服装だ。
「ボルケウスの戦衣と同じで、動きやすそうな防具ね」
とラミアリスが感想を述べた。
「ゾイレンの戦衣は、軽快さと防御力の高さがウリだ」
「ふうん。リングのおかげで敏捷力もアップしたし、ちょっと戦ってみたいわ」
「じゃあ、さっそく出発するか」
「ええ」
ラミアリスがうなずく。
こうして俺たちは、次の目的地へと出発を開始するのだった。




