表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無能力だからと追放されたオッサン、ゲーム知識で全ての敵をねじ伏せる  作者: てるゆーぬ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

38/75

第2章38話:弓集め


俺はミノタウロスアーチャーの近くにある岩の後ろにそっと身をひそめる。


攻撃力を高めるために、ショートソードではなく、ロングソードを準備しておく。


ラミアリスが【ゴブリンの小弓】を構えて、ミノタウロスアーチャーを狙った。


矢を放つ。


矢は、ミノタウロスアーチャーに命中するかと思いきや、わずかに軌道がそれて当たらなかった。


(外したか……)


まあいい。


ミノタウロスアーチャーが、ラミアリスの存在に気づき、振り向いた。


「グオオオオオォォン!!!」


咆哮ほうこうをあげてから、ミノタウロスアーチャーが弓を構える。


矢をつがえた。


ミノタウロスアーチャーは弓を構えるとき硬直する。


俺は、その硬直を狙って、岩陰いわかげから飛び出した。


ミノタウロスアーチャーにあっという間に接近する。


「!!?」


ミノタウロスアーチャーが俺の存在に気づいて、こちらに弓を向けてくるも―――――


ほとんど同時に、俺はミノタウロスアーチャーの側面に回りこんでいた。


わきがガラあきだ」


そう静かに述べて、俺はミノタウロスアーチャーの肋骨ろっこつから滑り込ませるように、ロングソードを差し込んだ。


悲鳴をあげてミノタウロスアーチャーが両膝りょうひざをつく。


そんなミノタウロスアーチャーの首を、俺は斬り落とした。


戦闘終了である。


「よし……まずは一匹だ」


ラミアリスがやってくる。


「倒したようね」


「ああ、この通りだ。さっそく弓を回収しよう」


俺はミノタウロスアーチャーから弓と矢を回収する。


【ミノタウロスの長弓ちょうきゅう



【ミノタウロスの矢】


である。


矢に関しては6ぽん、手に入った。


「ミノタウロスの弓は攻撃力と射程が非常に頼もしい。ただし扱うには必要攻撃力ひつようこうげきりょく29が必要だ」


俺の攻撃力は18。


さらに腕力のリングによって攻撃力23になっているので、あと攻撃力6が足りない。


「攻撃力が足りないわね」


とラミアリスも言った。


俺はうなずきつつ、答える。


「足りない攻撃力は、レベルアップで足せばいい。幸いなことにミノタウロスアーチャーは経験値も美味うまいからな。ゆみあつめをしつつ、ステータスも鍛えていこう」


「なるほど。効率的ね」


回収作業が終わったら、次のミノタウロスアーチャーを探す。


すぐに2体目を発見した。


この2体目に関しては、ラミアリスの矢が脳天のうてんに直撃したので、一撃で仕留めることができた。


さらに3体目、4体目、5体目とミノタウロスアーチャーを狩っていく。


フラウも召喚して狩りに参加させ、フラウのレベリングもおこなう。


結果。


1日中狩り続けて、ミノタウロスの長弓を10本確保(さすがにこれ以上は要らないので、10本以降はストックせず)。


矢に関しては300本以上確保することができた。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
作者は他にもいくつか作品を書いております!

以下は恋愛ざまぁ系の短編小説です。よろしければこちらもお読みください↓

追放聖女、復讐する

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ