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無能力だからと追放されたオッサン、ゲーム知識で全ての敵をねじ伏せる  作者: てるゆーぬ


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第1章25話:衛兵隊長


クレオンが懇願こんがんしてくる。


「やめろ……やめてくれ……! 殺さないでくれ!」


命乞いのちごいは認めない」


と俺が冷たく言い放った。


するとクレオンが憤怒ふんど形相ぎょうそうでキレてきた。


「ふざけんな!! 俺の言うことを聞けよ!! ルーカーの分際で、反抗してんじゃねえええッ!!!」


クレオンが起き上がって、つかみかかろうとしてくる。


俺は容赦ようしゃなくショートソードを振るう。


「―――――ッ!!」


クレオンの首をハネる。


血が噴き出した。


遅れてクレオンの胴体が地面に倒れる。


首がころころと地面を転がった。


ラミアリスが近づいてきて、言った。


「なんだか、清々(せいせい)するわね。あたしたちを見下してる連中を、こうやって叩きのめすのは」


「……まあ、わからなくもない」


と俺は同意した。


戦利品を回収する。


特に目ぼしいものはなかったが……


【中級回復ポーション】をゲットすることができた。


「さて……次が最後だ」


「衛兵隊長だっけ?」


「そうだ。ヤツは……強い」


と俺は言った。


さらに俺は続ける。


「衛兵隊長とは、俺が1対1でやる。手出しはしないでくれないか」


「大丈夫なの?」


とラミアリスが少し心配そうな目を向けてきた。


「安心しろ。俺はあいつには100回やっても負けない自信がある」


と俺は微笑む。






その場をあとにする。


最後の目標地点へと向かう。


15分後。


やがて目標の場所に辿り着いた。


そこは森の中にある、円形に切り取られた一角いっかくである。


やや広い空間だ。


その近くの茂みに隠れ、俺たちは待機する。


やがて10分ほど待つと、衛兵隊長えいへいたいちょうが現れた。


仲間の衛兵を一人連れている。


まずは俺とラミアリスで、その衛兵を弓で狙撃する。


「ぐがっ!!?」


衛兵を呆気あっけなく射殺しゃさつする。


俺は茂みから躍り出た。


衛兵隊長が俺を警戒の目で見つめながら、腰からロングソードを抜き放った。


「驚いたな。ルーカーが、衛兵に刃向はむかってくるとは」


衛兵隊長が興味深そうにつぶやく。


そして尋ねてきた。


「さきほど別の場所で、仲間の遺体を確認した。魔物にやられた傷ではない。あれも、お前たちがやったのか?」


「そうだ」


と俺は肯定した。


こいつの仲間は皆殺しにしたからな。


シフォンド森林で見つかった衛兵の死体は、全て俺たちがやったものだ。





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