アウトサイドハッカー
遂に真実の先に近づいた。
あとごめん。
数か月後
世界防衛協定協議会にて
「本日はお集まりいただき、誠にありがとうございます。」
主催者であるアメリカ軍事防衛首相アメリゴ・モルガータはロシア・中国・カナダ・日本・ブラジル・オーストラリア・エジプト・ドイツの計八か国の代表を呼び、話を進めた。
「分かっております。あの軍事帝国が動いたのでしょう。」
ドイツミサイル工業代表取締役アダムス・ガレージ
「確かにあそこの国はしばし厄介だ。早めに倒さねばならん。」
「そう決議を早めるのもどうでしょうか。」
オーストラリア国際防衛システム責任者マーロ・ジ・ポート
「所詮独立国。私たちが手を合わせれば勝ちでしょ。」
「おいおいさっきから国ひとつをやろうなんて、そんなの私たちの損でしょ。利益はないと困るわ。」
中国裏の女帝ドン・フォンユイ
「そんなことを言うのか。いつまでもビジネスばかりと。」
カナダセキュリティコードプロジェクト最高責任者ノクト(偽名)
「平和なんて起こっても意味ないですよ。いっそ壊せばいいのでは。」
「そいつは名案だな。カイ。」
韓国血飲み子の末裔兄ソウ 弟カイ
「うちの者どもは皆興味津々ですがね。」
ブラジル海洋生体兵器人第0部隊隊長オーマン・アザゼル
「ZZZ…」
エジプト堕落天使ドット
「核を使うなら。是非ともやりたいの。」
ロシア戦争の申し子設立者サーフェス・ロート
「皆さん安心してください。私は既に計画を終わらせています。」
日本大手殺し屋事務所インベーダーノックアウト会長ランクラスト鹿羽平和
「ほほう。計画とは、これまた何億じゃ。」
「そうですね。三億なんてはした金だと思いますよ。」
「で。そのプランはなんじゃ。まさか全軍突撃か。」
「いや、逆に兵器利用でしょ。」
「そうだと思うよソウ。」
「それなら私の隊員での奇襲は。」
「問題ない。むしろもうすでに始まっている。」
この場にいる全員は驚いた。
「どうやら。あの国では古代兵器アダムを所有している。堕落天使・・・君の持つ人類最凶凶器オシリスよりもどのくらい強い。」
「だーいたーい。40マンぐらー・・・ZZZZ」
「全くのんきな。」
「しかしそれだと。」
「ああ。国は一瞬で消し飛ばされる。」
「その位この兵器は人々を消し飛ばすのも造作のないことなのでしょう。だからこそ、気を付けなければならないかと。」
「じゃあもうそのプランは。」
「大丈夫。もう始まっているから。私たちに策などない。策を練るならそこから逃げるなだ。」
ハックシステム内
「ひとまず。潜入成功だな。」
櫻木は現在、多大な壁の前にいる。
厚さは5M
その量は100枚以上
ひとまずこの防衛システムは、ただ複数枚重ねただけの張りぼてだ。
「中までちゃんと作らないと、後悔するのはお前の方だぞ。」
櫻木は銃で自身の腕を撃つ。
そこから壁の一番上に撃つ。
銃弾はその場所まで届き、穴をあけた。
すると櫻木はいきなり壁の上まで飛んだ。
瞬間移動のようであった。
なるほどな。これがこのシステムか。
武器はいわゆるハッキングツール。攻撃はコード。そしてダメージは突破。
マインドの武器は破壊攻撃攻撃はコード破壊となっている。
そして俺は武器が潜入攻撃は潜伏
自分に攻撃すればその一部を飛ばすことが出来る。
だからここからはショートカットだな。
櫻木は自身の体を飛ばしながら核部分まで行く。
五分後
まあだろうなとは思っていた。
プログラム核部
言い換えれば最重要コードマス
これさえ壊せばこのプロづラムは消滅する。
でもそれを守る敵も存在する。
なーに。所詮ボットだ。
だからすぐに終わるだろ。
櫻木は4本腕の大型ロボの頭頂部に着地する。
ロボは頭から崩れ落ちる。
「まあ。結局生きてるよな。」
やっぱり最重要のコードか。
ボスはトリアルデスク
最強ボスだな。
でも、そんなの。チュートリアルだぜ。
なにせこいつの弱点は、スキだ。
トリアルデスクによるラッシュ
櫻木はそれを避け、銃で撃つ。
しかしその銃弾ははじかれる。
当たり前だな。トリアルデスクは攻撃力・防御力・スピードともに最高数値を持っている。
でも、感知力は乏しいし、弱点も見え見えだ。
あとは当たらなければいい。
櫻木は瞬間移動する。
するとトリアルデスクの腕が破壊される。
だから何だよ。
感知力が乏しかったら、こんな攻撃も気づかない。
それに、その目は飾りか。
ビームなんかでねーのに、むき出しじゃ意味ないだろ。
櫻木は笑う。
潜入の応用・・ストップ
ウイルスを潜伏させ、コードを無茶苦茶にさせる。
だからあの腕はすぐに壊れた。
そしてこのコアは、もういらねーな。
ウイルスコードの連鎖反応
トリアルデスクのコアは破裂し、そのままポリゴンの塵となった。
「じゃあこれで。終わりだな。」
「おい。このハッキングシステムって何なんだ。」
「知らねーのか。自分のアバター作ってリアルにコードを壊していくんだよ。」
「へえー。俺らの歳でここまで来たのか。なあ。一回見てみようぜ。」
「おいおいダメだろ。」
「いいから。どうせばれはしねーし。」
「じゃあ見るか。」
二人の軍人は隠された仕切りの中を除く。
そこには、奥狩りのバックヤードにあったソファと、一人の少年がいた。
「ありがと。ここまでやってもらって。」
その軍人二名はすぐに銃弾で撃たれた。
「さあ。始めるか。戦争でも。」
次回戦争と過去へ続く