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姉探し

 「結託ということですか。」

 『結託?』

 『おいおいまさかの協力か。』

 『まあメイメイさんいないし。』

 『弟カワウソす。』

 コメント欄でも櫻木と弟が結託するのを自然に受け入れている。

 というか姉がいない(逃げた)ことはあまり驚かないというか、恒例行事みたく接している。

 ・・・どういうこと。

 いや、もしかしたら逃げ戦ということか。

 「実は僕の姉に当たる人が、かなりのクズなんですよ。」 

 クズ?

 「そして下種です。」

 下種!!クズにつづいて下種だと。というか下種ってそっち。下衆とかguessとかではないのか。

 はー。日本語って難しいものだなー。

 櫻木現在日本に来てから1か月経過。話すことはできるが書くことができない。

 「一緒に頑張りましょうね。えーと・・。アルターエゴさん。」

 「うわ。コミュ力たっか。流石日本人。」

 「・・・・えっ。外国の方。」

 気づいてなかったのかよ。なおさら遠慮しちまうわ。

 ちなみに翻訳技術によって日本語に少し変換されています。

 まあ多少日本語で話してはいますが、それがただ鮮明化されたってところです。

 「じゃあ姉を追いましょう。」

 ・・・まあいいか。

 櫻木は弟ユウユウと一緒に動くことにした。姉を探すことを目的として。

 ・・・・よくよく考えたらこれってデュオだよな。

 なんでパートナー逃げてソロの人と組むことになっているんだ。

 両者そういった考えに陥ったが、気にしないことにした。

 



 「よしここまで来たら大丈夫でしょ。アイツ置いて来たけど・・・・まあいいか。くそ生意気だったからね。真面目で硬いのは鼻につくけどさ。」

 メイメイは全速力で逃げたことにより、生還したという形となった。

 実際は一人置いた。言い方を変えれば生贄をささげた後のことであるが。

 「それにしても結構頑張ってる方なのね。」

 キルログを確認していくところ、ユウユウの名前がない。

 メイメイはまだ耐えていると思い込み、さらに遠くへと離れる。

 するとメイメイの真正面に複数名の敵が現れる。

 しかも、それが波のように迫ってくる。

 「ありゃ。これって待ち伏せ。いやらしい戦法だね。」

 どの口が言う。

 コメントがそれらであふれかえった。

 メイメイは莫大なコメント量でユウユウと櫻木の結託を知る。

 「は。あいつ敵と仲良くなって、まじで許さない。」

 するとそんなことをお構いなしと言わんばかりの銃弾が降り注ぐ。

 メイメイは気づき、焦りながら逃げる。敵に背中を見せながら。

 「やっぱ無理だって。こんなの人間じゃねえ。」

 いろいろと愚痴をこぼしながら全速力で逃げる。

 すると前方で弟の姿を発見。

 そして隣には、案の定結託した櫻木がメイメイに向かっている。

 「いた。こいついたわ。」

 弟が怒りながらも姉を発見し、向かってくる。

 櫻木はもうどうでもよくなったのか、適当に走る。

 「何してるんですか。早く行きましょう。」

 しかし遅くは知っていることをユウユウに知られ、従うしかなあかった。

 そしてメイメイは現在前門に虎後門に狼のようになっている。

 「あ・・・終わったわ。」

 ちなみに逃げることを考えたのか、メイメイのアイテムは空。というか武器すら持ち合わせても居ない。おそらくどこかで拾い集めようとしていたのかもしれない。

 「見つけた。」

 弟が群衆よりも早くメイメイに迫ってくる。

 メイメイはリスクが低いのは弟の方だと思い、弟の方に向かう。

 弟は躊躇せず武器を構える。

 引き金を引く瞬間、銃が奪われる。

 やっぱり、流石。

 メイメイの能力は、弟ユウユウとはかなり変わる。

 弟ユウユウの持つ能力はサイドサイト。空間認識を行いながら、相手の苦手な領域に引き込ませる。頭脳的な立ち回りである。

 対する姉の能力はゴーストハンド。相手のものを盗むとき、相手は盗まれた時間を認識することができない。

 弟の買ってきたものを素早く遠慮もなく、承諾せずにそのまま勝手にとる。

 そのレベルが高くなり、遂には盗むことが認識されない位の領域へと進化した。

 メイメイは弟を超えると、櫻木に向かってサブマシンガンを全弾放つ。

 元々入っていた銃弾を全て使い切ったのだ。

 しかし櫻木はそれをハンドガンで全て防ぐ。

 そこからメイメイの足を掴み、一回横に振ってから投げた。

 「あばばばばばばばばばばばば。」

 メイメイは群衆のど真ん中に向かっていく。

 まるでボウリングのピンかのように、前からどんどんと吹っ飛び倒れる。

 「よし。一件落着というわけだな。」

 「よしじゃねえ。」

 「でもこれでいいんだろ。姉の殺害は聞かれてないし、それに、この群衆もこの勢いじゃあ起き上がることはないだろ。」

 「・・・まあいいか。それにこいつらチーミングで来ただけでしたしね。」

 「いきなり死ねってどういうこと。」

 「日本語の説明っテムズ。」

 「じゃあバトルか。」

 「かなり唐突感ある。ってよくよく考えたら武器がない。」

 すると櫻木はそんなことお構いなしのドロップキックでユウユウを勢い良く蹴る。

 亜音速の状態から放たれる蹴りはもはやだれにも止められないものだ。

 [アルターエゴ killユウユウ]

 櫻木。完全に要件のことを伝えずにユウユウを倒すという最大のミスを犯す。

 

このあと結局櫻木の一人勝ちとなった。

そしてボウリングのシーンだけが、ネットニュースで取り上げられ、話題となった。

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