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皐月と櫻、勇者と花

二週に一回に変えます。

 「あれ。てっきりそういわれているのかと。」

 「何五月病姉弟って。そんな病んだ感じの設定で売ってはいないよ。私たちの設定は仲いい姉弟実況なんだから。」

 「姉ちゃん。明らかな嘘止めろ。」

 「どこが。」

 「全部。」

 「全部って何よ。大体あんたはまともに働いたところなんて見たこともないわ。」

 まあ視聴者?から見たら仲いい姉弟喧嘩に見えるのだろう。

 兄弟とかいなかったからな。新鮮味を感じる。

 「というか。あんた何者。完全にプロとかの人ですよね。」

 メイメイは櫻木に指さす。 

 上から目線というか、どの立場というツッコミはひとまず置いておいた。

 「姉ちゃん。どの立場。」

 代わりに弟のユウユウが言ってくれた。

 なんか胸がすっきりしたわ。

 「どの立場って・・え。何々。」

 ユウユウは耳打ちでメイメイに伝える。

 まあ会話内容は推測できるというか、性格である程度分かる。

 多分相手を気遣ったことを伝えているのだろう。 

 ユウユウというプレイヤーはかなりの毒吐きであるとマオさんから聞いている。

 というか彼女、この配信を見て投げ銭するぐらいのファンなのだ。

 伝言が終わると、メイメイは咳き込み、改めて言い直した。

 「これは失礼しました。もしよければ・・・私たちとコラボすることってできますかね。」

 えらくごまをすってきたな。

 まあここで答えても多分相手側にしか損が発生しないんだよな。

 だって俺プロゲーマーとかでもねえし。断っても承諾しても関係ない。



 『というかアルターエゴっていたっけ。』

 『ノーネームさんとかじゃない。イギリス在住の。』

 『でもあの人は■■■だけだろ。』

 『もしくは、「」とか。』

 『「」で空白とかか。』

 『それ完全にノゲ●ラじゃねえか。主人公兄妹の。』

 コメント欄ではどうやら俺について嗅ぎまわっているやつがいる。



 まあ結局意味はないだろ。

 僕の情報は今や国家機密になるほどである。

 そこから色々探ることは、犯罪行為にもなるものだ。

 プライバシー侵害が結構のセキュリティで保護されているのは面白い話ではあるが。

 もう付き合うのもめんどくさくなってきたので、さっさと移動しよう。

 安置?というのが狭まっているからな。

 するとユウユウは櫻木の足元を狙って撃つ。

 「待ってください。もしかして無名ですか。だとしたらお時間を取らせてしまって申し訳ありません。しかし、あなたのようなレベルの人はかなりの確率でないと出会えないようなものです。」

 「つまり・・・。」

 「あなたを倒します。今その場で。」

 するとユウユウの持つ拳銃がサブマシンガンに変化する。

 現実ではかなりの離れ業の行為。クロックチェンジか。

 武器を瞬時に入れ替える技法。当然現実だと必ず見るものも居ないし、なんだったら名前を付けたのもその使用者だけだから、名前なんてない。

 発案者俺だけど。

 そこから連続で弾丸が撃たれる。

 櫻木は当然のごとく避ける。

 いや、櫻木は最後の2、3発をあえて当たりに行った。

 恐らく今の攻撃は陽動。

 当たらないようにわざと撃ったものだ。

 だからこそ、一人足りないのが分かる。

 櫻木は後ろを向く。

 しかしそこには誰も居ない。

 ユウユウはリロードを終え、再び撃ちまくる。

 しかしサブマシンガンが突然動かなくなった。

 引き金を引いても作動しない。

 「まさか。銃口を詰まらせましたね。」

 櫻木はユウユウの動きを封じるために、銃弾一発をサブマシンガンの銃口に向かって発砲した。

 弾薬のサイズではハンドガンとサブマシンガンは同じサイズである。

 しかし銃口に銃弾を入れる行為は極めて至難の技である。

 最強の殺し屋の持つ技術は、そういったものでも可能にさせてしまうのだ。 

 しかしそんな彼でも現在困惑している。

 きょろきょろ辺りを確認するが、見当たらない。

 「なあ。お前のお姉さんどこ行った。」

 そう。メイメイの姿が見当たらないのだ。

 当然ユウユウからメイメイへと行く流れで来ると思ってはいたが、肝心のメイメイがどこにもいないのだ。

 「ああ。姉ちゃんなら逃げました。」

 ・・・今とんでもないことを聞いた気がする。

 「姉ちゃんは戦いたくない。命大事の人ですからね。もう逃げました。」

 「逃げた。」

 「はい。いわゆる敵前逃亡。またの名を僕を囮にするという卑劣なやり方ですよ。本当に。」

 ・・・本当に仲悪いことだけは分かるというか、姉が悪いともとれる。

 弟は頑張っているのに肝心の姉がまさかの逃げるという。身内を盾にして。

 でもそれが強みなのかもしれない。

 しかしこのまま倒すのは簡単だ。でもそれじゃあ何かと怒りがこみ上げてきそうだ。

 「・・ひとまず休戦して、お姉さん探すか。」

 「・・・それは良いアイディアですね。」

 ユウユウはグッドサインを作り、提案を受け入れた。

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