五月病姉弟
急かさんといて急かさんといてせかせかせかせか急かさんといてよ。
「クラン招待!!」
マオが来た途端いきなりこういった話に繋がった。
「ああ。私らのクランは最強のプレイヤーが集まってはいるんだけれども、肝心のメンバーが少ないんだよね。」
少ない?
「アルターエゴもさっき加入したからな。実はこのクラン世界レベル最強のクランを結成しようとしたけどさ。たまに来るルーキーでランキングが大荒れするんだよ。しかも、チーターもいるから訳わかんなくなるんだ。」
なるほどね。だから俺がチーターっていうやつに疑われたって訳だ。
「でもアルターエゴ君は私からの紹介だから、傷ひとつもつかずに行けたって訳。」
あー。そうか。
この人さっきの出来事とか見てないからな。
俺が襲われたっていうこと。
だって3人見たら視線外してるんだぜ。
どう考えても聞かされてなかったよね。
「マオ殿。我ら三人共に聞かざりけり。」
アメイリさん聞いてなかったじゃないですか。
「なんだいアメイリくん。もしかしてなにか問題があったのかい。」
「いやどう考えても言ってねえよ。お前。」
続けてパンプキンも異論を出す。
BPと櫻木はただその様子を見ていた。
[アメイリは退出されました。]
[パンプキンは退出されました]
当然二人が消え去った。
「マオ バンダメ。」
「バンってまさか。」
「ああそうか。アルターエゴくんは知らないからな。バンはまあ番長入りってことだよ。」
いや嘘だろ。バンの意味は知らないけどさ、大体のことは分かるわ。
「番長入りっていうのは別のチームに入るって意味。」
完全に権力によるこういだよねこれ。
管理者だから行えたことだからね。
「というわけで二人が消えちゃったし、今回二人にはある二人を勧誘してほしいんだ。」
さらっともみ消しやがった。
「二人とも。五月病姉弟って知ってる?」
「なんだその憂鬱にさせる言葉は。闇落ちしているのかその兄弟は。」
「兄弟は姉弟のほうだよ。上が姉で下が弟。」
ああ。難しいなその読み方。
まあ多分苦戦しているのはBPさんですが。
BPの頭上にヒヨコが回転している。
ポケ●ンの混乱状態か。
「とにもかくにも。この二人に会ってほしい。」
「会ってほしいってそんなの会うわけが。」
「安心しろ。今ネット配信してるから。」
ネット配信してるのかよ。
「ちなみにチャンネル名は『メイメイゲーム村』っていうかなりのポップさと痛さが来るチャンネル名だよ。それでも登録者数は五十万を突破してる。腹立つけどね。」
「なんで恨んでいるんですか。」
「著作権なんて取った覚えがないのよ。」
「違法だな。もしくは他の人が付けたのか。」
「この前案件だから使わせてもらってたけど、実際は私からすればアウトなんだけどね。」
「著作権の権利を私情で拒否るな。だから他の人がやったんだろ。」
「しかもこの子ゲームがうまいのよ。弟よりかは下手だけど。」
「弟出るのかよ。」
「でるよ。視聴者は弟目当てだけどね。」
もうチャンネルの意味が・・・。
「でもこの二人、むかつくのがこのゲームでは結構上位に入るのよ。」
「へえー。」
「というわけで視聴者参加型ライブやってるから今すぐ参戦してきて。」
「あんたは。」
「私は推しの配信あるから。あああとBP君は今日はもう自由にしてもいいよ。」
するとBPはガッツポーズをし、盛大に喜ぶ。
リアクションがアメリカコメディドラマの学生と同じなんだよな。
「あっ。スパチャありがとうございます。」
「姉ちゃん。とりあえず始めようぜ。同接も9000人いったしさ。」
「まあ確かに。あれ、一人だけデュオじゃない。そろデュオかな。」
「別にいいんじゃない。一人待っても気が気でないしさ。」
「まあそれもそうか。アルターエゴさんごめんね。」
そしてゲームは始まる。
始まると飛行機から次々と人が下りてくる。
「さあさあ物資集め。あっ今回はキルランキングが表で出るように設定されたよ。」
「僕が寝る間を惜しんで作ったものですがね。」
「いいじゃん別に。」
「まあそうか。」
[ユウユウ killににおこ]
[ユウユウ killオムライス三世]
「ほら。後ろとか注意しないと。」
「まあいいじゃん。それより最速キルじゃない。」
「最速キル?何を言ってるんですか。むしろとんでもない化け物がこの配信に来たんですけど。」
『おいおいおい。』
『なにこれヤバ』
『もしかして新手のドッキリ』
コメントがざわついてくる。
「なになになに。どうしたの。」
「アルターエゴさん。キル数21。初めったばかりでこれとはね。」
『観戦してるけど死ぬほどやばい。』
「へえ。もしかしてプロとか。」
「知らないよそんなことは。でも面白そうだね。」
次回やっとバトルシーン入ります




