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誕生→再誕生

小説書きました。

でもあれだね。思ったよりシリアスだね。

もうなんかしょっぱなが結構シリアス濃度が高いんだよ。

ギャグ要素入れたいけどギャグキャラが後半から出てくる感じなんだよ。

そもそも主人公がギャグキャラじゃない小説なんだな。初めは。

後から頑張って調節するんで、オナシャス。

 ある日、1人の男の子がこの世界に誕生した。

 当時の彼は名前があったはずだ。

 苗字も下の名前もあったはずだ。

 だけど彼はその名前を知ることはなかった。



 千鳥総合病院

 「男の子だったな。」

 「そうね。名前は何にする。」

 「そうだな。・・・普通の子になって欲しいな。」

 「普通って、もう少し考えようよ。」

 「んー。じゃあ███で。」

 「どうして?」

 「俺とは真逆の世界に言って欲しいからだよ。俺は███だから。巻き込みたくないから███と███をかけて、███にしたんだ。」

 「いいわね。███。私たちの子の名前。」

 出産間近の夫婦は、子供の名前を決めていた。

 それが最後の幸せ出会ったかもしれない。

 後日、その赤ん坊が誕生した。

 その時に彼の母親は死んでしまった。

 元々体が弱かったため、この時の出産で命を落としただ。

 「███。お前は頑張った。それと、彼の名前は███にするよ。君のことはいつか伝えるから。」

 男は赤ん坊を抱き、強く誓った。



 その日の夜

 彼が自宅に帰っている時である。

 その時には少し絶望していた。

 彼の家内はこの世を去っていた。

 これからのことをどうするかしか頭になかった。

 男は携帯をだし、電話する。

 「もしもし。久しぶりだな。」

 「ああ。███はもう逝ったよ、子供を残して。」

 「なあ。もしかしたら俺ももう時期死ぬかもしれない。」

 「だから頼みだ。この子だけは守って欲しい。」

 「報酬は、俺の全財産。一生遊んで暮らせる。」

 「じゃあまたな。」

 男は電話を切る。

 「もう覚悟は決まったよ。」

 真夜中に響く銃声。

 人っ子一人いるわけもない場で、男の額には、小さい穴ができていた。

 『コード1008裏切り者の始末を完了。』

 『了解。では、あの子供を殺せ。』

 『了解。』

 


 千鳥総合病院

 明かりも消えた病院内。

 この病院のセキュリティはかなり良くできている。

 深夜になれば、監視カメラやレーザーが作動。

 反応があればすぐに警察に通報される。

 普通に考えれば最強のセキュリティだろうと思われる。

 だがそれはこの場合においては無意味に等しい。

 正面出入り口の自動ドアが機関銃で破壊される。

 武装集団の襲撃であった。

 全員黒いペストマスクと深緑のコートを着て、フードを被っている。

 すぐに警報が鳴った。

 ざわめく病院内。

 病院内にいた全ての患者、医者、看護師は慌てる。

 「何があったんだ。」

 「武装集団の襲撃です。」

 「警察には連絡したのか。」

 「自動的に通報が入ったので、もうすぐ着くそうです。」

 その時、銃声が鳴り響く。

 その場の近くにいた人たちは隠れる。

 「えー。病院内の関係者全員に告ぐ、███の子を今すぐ差し出せ。そうすれば命だけは助けてやる。」

 集団の中のリーダー的存在がメガホンを持ち、要求する。

 誰だ、誰の子だ。

 ███って今日生まれた子?

 差し出せってそんなことできるわけないだろ。

 「もしいいえなどと要求をのまなかった場合、全員殺す。制限時間は10分。1分経つたびに10人殺す。さあ、どうする。」

 「け、警察。警察はまだ来ないのか。」

 「一応言うが、警察なんてあてにすんなよ。もうすでにドンパチやってるぜ。」 

 病院の全ての入り口に、警察が来ている。

 しかし全員武装集団にやられている。

 「あと30秒。」

 「先生。どうするんですか。あたしたち死んでしまいますよ。」

 「もうこうするしかない。」

 複数名の医者が武装集団の目の前に現れる。

 「お。ようやく考えがまとまったか。」

 「殺すなら。先に我々を殺せ。」

 「は?」

 「我々は全員世界でも名を轟かす名医だ。我々の損失は、世界の損失をとってもいい。」

 「どういうこと?一人の赤ん坊の価値は、世界と同じということか?」

 「そういうことだ。我々・・いや、医者としてのプライドだ。」

 「なるほど。でも意味が分かんない。だから君たちは最後にしてやるよ。」

 「どういう・・。」

 「1号室の人間を殺せ。・・・おい、応答しろ。」

 すると後ろにいた数名が倒れる。

 「・・・は。何だよこれ。」

 そこには血を流し、倒れた死体であった。

 すると次々倒れていく。

 「くそ、2号室・・・3号室・・・4号室・・・誰か、応答しろ。」

 『こんにちは。』

 誰だ、誰の声だ。

 『私も雇われの身です。奇遇ですね。しかし集団で襲い掛かるとは、センスを疑いますね。』

 「おい、お前は誰だ。いったい誰なんだ。」

 『別に急かさなくとも大丈夫です。きちんと一人になってから話し始めてもいいのではとお思いです。』

 その通話終了時、そこには医者と一人のテロリストしかこの場にいなかった。

 あとは、大量の血を流したしたいだけであった。

 すると上から、一人の男が落ちてくる。

 「おっと失敬。皆様方に血しぶきを浴びせてしまった。深緑の彼は何も問題はないですが、あそこにいる白衣のお医者様方にはとんだご無礼を働きました。誠に申し訳ありません。」

 男ははっきり言えば老人であった。

 だが、身体能力的に見れば、老人なのかと疑いたくなった。

 しかしそれよりも驚いていたのは、彼であった。

 彼は腰を抜かし、血の水溜りに尻をついてしまった。

 「お・・お前は・・・Φ(ファイ)。最悪だ。最悪だ。」

 「おや、私のことをご存じで。しかしまあ、友の形見に手を出す人だ。」

 「い・・嫌だ。」

 すると彼の額が何の前触れもなく穴が空く。

 そこには銃声などはなく、ただ銃痕だけが残っていた。

 「では、私はあの子を回収せねば。」

 するとΦは姿を消した。

 その時には、赤子の姿も消えたそうだ。

 この事件は、警察と武装集団が大量死し、病院内にいる患者と関係者だけ生存、そして、赤ん坊が1人行方不明という謎だらけの事件となった。

 全員口をそろこう発言する。

 気づけばすでに死んでいたと。

 複数人の医者は赤ん坊の詳細を聞かれると、突然1人の高齢者が現れて、回収すると言っていた。

 しかしこれについてはただの幻聴ではないかと、真偽が不確かなため、赤ん坊はそのまま行方不明となった。

 


 「さて、この子をどうするか。一旦事務所に預けるでもいいか。」

 「しかし、名前はどうする。もう一度狙われることがあるかもしれない。」

 「なら、私の苗字とこの子の父親の下の名前を少しいじくって、合わせた名前にしよう。」

 「君は今日から、櫻木優斗だ。」



 

 

 

 

更新は二週間後でもいいですか。

本編と同時進行にしたいんで。

ちな本編は投稿できれば投稿する。

まだ続き書いてないけど。

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