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外出と護衛と姉妹

ヒナちゃんとお姉ちゃん達のお出かけ回です。作者は女の子ならショートカットでペタンな子が好きです。活発そうなイメージで好きです。男なら?ご想像にお任せします。目の前のお兄さん…読まないか?

ハワイ オアフ島 日本人居住区


僕等は珍しくここにいた。予備兵力だった頃、12歳から18歳までの子供を集めた自警団でここを回っていた思い出がある。今はそういうことはせずにアイクを倒す任務しかやらないから、もう1年来てなかったなぁ。今日は任務?で来ている。それは僕の妹の護衛である。


「何で護衛してるんだろ?多分戦力的に一番強いでしょ」


「そうすれば、一緒にいる理由をごまかせるって葉月さんが言ってたの!」


「葉月さんの入れ知恵だったのですか…」


少し前、日向ちゃんがお姉ちゃん達とだけで外出したい!とせがみ、親父が無理やり許可をしたらしい。親父とは親友であり、元部隊員の東城さんと以下8名が人質にされて。…鬼ごっこか。どうせ「許可しなくてもいいけど、許可印押さなかったらパパ達と鬼ごっこで決まりね♪何を使おうかな?」とかで折れたのだろう。この前も被害が出たらしいし。東城さんは困った顔で「その部隊はとてもまじめでエリートレベルの実力になったけど、全員が雷と悪臭がトラウマらしくて…」とのことだ。


「そんなのはいいの♪遊ぶよぉ!」


「ハイハイ…」


「遊ぶのです!」


そうして妹達は商店街を歩いて行ってしまった。絶対、メイちゃんと日向がいるなら親父は監視で誰かを派遣しているはず。でも相当の手練れか…視力を強化して…あぁやっぱり先輩達かぁ」



一方先輩達サイドでは…


「こちらシューターからキング。ナイトはこちらを認識。瞬きでモールス信号してますね~。」


「キングよりシューター。何と言っている?」


「こちらホークアイ、解読したわ。ですよね。繰り返す。ですよね。とだけね」


「こちらキング。いつも悪いな二人とも。」


「「いや。あなたじゃなく、あの笑顔の為です!アウト!」」


「そうか。キング、アウト」



「「お買い物ー♪お買い物ー♪」」


「こういうとこ、姉妹だよね」


しっかりと真ん中で手をつなぎながら歩いていた。これじゃ誘拐事案にしか見えないんじゃ…


「待ちなさい!私達の五月先輩をどこに攫うつもりですか!」


ほらぁ…やっぱりぃ。もーめんどくさいな!


「ええっと…あのねぇ?…」


「誤解なのです!りっちゃんは家族なのです!」


「脅して誤魔化させて逃げるのですか?これでもこの仕事は1年のベテランよ。こちらズールー30!オペレーションエンジェル!繰り返す!オペレーションエンジェル!」


「なんだとぉ!了解!容疑者を無力化しろ」


オペレーションエンジェル!あぁ…メイちゃん誘拐の符号かな?多分撃たれるね。僕はいいけど、二人に当たらないようにしよう。


「だから誤解、はにゃ!」


「死にたいの?ひゃ!」


抱き上げて背中を向けてと…。やっぱり5・8㎜ピストルか~。貫通しないように皮膚を固くしてと…。


「射撃開始!」パン!パン!


うーん、そこそこ痛いね。先輩には撃たないように伝えよう。



先輩達サイド


「シューターよりキング。ナイトが攻撃を受けている。自警団員のようだ。多分、誘拐と誤認されたと推測する。プリンセスとサンダーはかばわれて無事だね。」


「キングよりシューター。必要であれば、麻酔弾で排除せよ。」


「ホークアイよりキング。ナイトより手出し無用とハンドサインで言っています」


「こちらキング。状況を見て、必要ならやれ」



「増援に来ましたズールー30!犯人は?」


「対象の盾となっている。多分死んだ。」


「勝手に殺さないでくれないかな?そして日向はステイステイ!それはいけない電圧と電流だから!」


「うわっ!って。水無月六花先輩!今日はどうしてここに!」


「はぇ?先輩の知り合いですか?」


「バカタレ!この方は生物班のメンバーで五月先輩のお兄さんだ!この人がいなければそこの日向ちゃんが暴れて自警団が文字通りの蒸発をするぞ!お前が今やったのはアイクの前で裸で花火くらい危ないんだぞ!」


「水無月先輩?それって…。大変申し訳ございませんでした!」


「やっと気づいたのか…。そんなに無名なのかなぁ?」


「だから言ったのです!家族だって」


「お兄ちゃんに…。消さなきゃ!悪い子はお仕置きしなきゃね」


何かメイちゃんが怒ってるの珍しいなぁ。確かに護衛任務だったわ。日向は…。スイッチ切らないと。


「ほら!日向?ただ顔を知らないから二人を守ろうとした結果だから。ねっ?」


「何で撃たれた人が弁護しているのです…」


「…分かった…そういうならお仕置きしない…」


「よし!」



先輩達サイド


「シューターよりキング。やっと気づいてもらったようだね。でも、1マガジンだから15発撃ってやっとかよ。」


「こちらキング。全員無事か?」


「ホークアイよりキング。まずいわ!コードサンダーボルト発動してる!」


「こちらキング。避難指示を出すか?」


「シューターよりキング。多分サンダーはナイトが対処する。プリンセスはご機嫌斜めだね。怒った顔も可愛い。」


「こちらキング。撮影しろ」


「「ネガティブ!1500m離れたとこからできるわけないでしょ!」」


「残念だ。」



「ひどい目に遭ったのです!」


「まぁ、怪我はしてないんだし。予想通りの展開だし」


「私もある程度はしてたけどねー。お姉ちゃんはアイドル的に有名だけど、お兄ちゃんは昔からの人以外知らない人も多いからね。」


「なのですか…」


「そうなのだー」


「ビリビリのシャツだから本来なら<見せられないよ>ってなるんだろうけど」


「私は成長しないし、りっちゃんも細胞一つまでも死なないのです」


「「つまりこれで終わり」なんだよね」なのです…」


「お姉ちゃん達どういう事?」


「日向。大きくなるんだよ…!」


「私達の分まで、なのです」


そう、どことは言わないけど無いからね。下着屋さんにも行ったよ。二人とも「すみません。トップとアンダーの差がこちらの方が2㎝でお客様は1㎝でした。」って言われて帰ったけど。メイちゃんはまだしも、何で成長しないのさ?え?仕様です?…今の声は誰だろう?


「さて!何が欲しい日向」


「お姉ちゃん達の腐るほどあるレジスタンスドルの消化を手伝うのです」


「いくらあるの?」


「「ドックタグ内で20000ドルくらい?」」


「お姉ちゃん達。どんだけ使わないの…」


レートは物価的に大体1ドル=100円くらい。僕等高給取りですからねぇ。ほとんど葉月姐さんからの報酬だけど。


「お金は天下の回し物!さっさと使って経済を活性化だよ!」


「そうなのです!何でもいいのですよ?おもちゃでも、何でも」


「全財産でいくらあるの?」


「二人で3000000ドルくらい」


「大体月5000から行政部からいくらか取られた額なのです。で,私たちはサンプルや戦闘データを持ち帰っての報酬でたっぷり稼いでいるから、かなり余裕があるのです」


「それって、他の人は?」


「やるには、恐れず近接戦をする人としっかりとした記録が必要なのです」


「じゃあ買い物だよー。いっぱい買うぞ!」


それから、食べ物や服、おもちゃ、何故かシュールストレミングが山盛りになった箱があったけど…。箱に何か書いてある。<自警団本部へ>…。見てなかったことにしよう。


「ふー!買い物終わり!」


「でもどう運ぶのです?商店街からは電動カート無しですよ。」


「ふっふっふ…カモン!東城隊!」


「イエス!マム!」


「「「「何でこうなったんだよ…」」」」


「じゃあ、東城のおじちゃん達はは自警団のみんなと鬼ごっこがいいの?」


「よーし!お前ら!死にたくなければ運ぶぞ」


『イエッサー!!』


ひどい脅しを見たけど、まぁいいか。運ばなくていいし。まぁ筋力強化で何とか出来たけど。


「お兄ちゃん。私、少しトイレ行ってくるね。



ある人の視点


「クソ!自警団に殺させようとしたのに!あの不死身の化け物め!」


「五月芽衣は俺らを袖にした挙句、司令部に色目使いやがって!しかもあいつに関わった同志は行方不明になった!もう俺らしか残ってないぜ。最後に一矢報いてやるはずだったのにな。」


「お姉ちゃん達は悪い人じゃないよ。なのにそう言うとはどれだけ死にたいのかな?」


「アッ頭が割れそうだ!助けてくれ!」


「謝るから!助けてくれ!」


「葉月さん。確か人体実験していい人欲しがってたよね?そこのお兄さんは葉月さんに送って~。こっちはおもちゃにしよっと!お兄さん?前のみたいに壊れないでね♪」


その後、メイちゃん宛の脅迫状はぷつりと姿を消して、笑顔が増えたとか。そして、安全な抗不安薬や失った腕が徐々に元に戻る液体が葉月さんラボで出来た。



「これで安心でしょ。お姉ちゃん?」


ヒナちゃんが壊れてる?お姉ちゃん関係だけであって、他の事ならフツーの理性がない子です。名前はヒマワリから付けました。

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