対空戦闘
今回少し長くしてみましたが作者の文章力の都合で長さは変わるので温かい目でご覧ください。
30分後 太平洋上空
「しかし何が(アイクの撤退が確認された元館山航空基地の確保と付近の偵察)だよ~。正しくは(アイクの前線基地への空挺投下とアイク達の排除)じゃ~ん。あたし、体液でべとべとでシャワー早く浴びた~い!」
「私は遠距離戦だから大丈夫だけど、見事に団長に騙されたね~。あっ!メイちゃん頭にカマキリ型の腹の欠片付いてる」
「ありがとうございます南先輩。でも約30時間ぶりの機内は落ち着くのです。でも何で港じゃなくて飛行場なのでしょう?」
「あ~っ…その話はあたし達より、そこのりっちゃんとやらに聞いた方がいいと思うわよ。ね~りっちゃん」
ここでりっちゃん言うな!と返すと面倒くさそうなので、スルーしておこう。
「多分制海権はまだまだ取れそうもないから、先に戦闘機で取れそうな制空権を取る気なんだよ。全く、あの人は指揮はいいけど所々雑なんだよ」
「流石仲いいだけあるねぇ。ところでメイちゃんはあたし達を先輩じゃなくお姉ちゃんと呼んでもいいのよ。階級ないから対等な仲間でしょ」
「わかったのです!日穂お兄ちゃn」
「お姉ちゃんよ(威圧)」
「…お姉ちゃん」
「はーい!メーイちゃん♪」
「おぉ、怖いねぇ」
「怖かったのです、小梅お姉ちゃん」
「ねぇねぇ、メイちゃんの可愛さでどうにかなりそうなんだけど水無月君。」
「知りませんよ。それより…」
「やっぱり?」
「あたしの気のせいではないわよね~」
「何の事なのです?」
その時、乗っているセスナ機のパイロットから放送が入った
「現在、蜂型4匹より追跡されていて振り切れそうにありません各自戦闘開始してください!!」
「な~んで大人しく帰してくれないのかしらね~」
「めんどくさ~い」
「はわわわわ!早く教えてほしかったのです~」
「フックは正常だね。準備完了です」
「さーて本気出そうかしら
!」
「私の弾からは逃げれないよ~」
間宮先輩の能力はスキャニングで、対象の生体情報から弱点や行動を把握できる。そして南先輩の能力は伝説上の弓より名付けられたフェイルノートアイという彼女の狙い通りに必ず狙撃できるというものである。2人がタッグを組むととんでもない様な狙撃ができる。そしてセスナ機から降りてフックで引っ掛けた蜂型を大太刀で斬りに行きつつぼやく。
「先輩達の能力がうらやましいですよ」
「「君に生まれなくて良かったよ」」
「それは良かったですね。そんなところで何ですか、意外とこいつらあごの力強くて左腕引きちぎられました。痛いし戻したいので離脱します」
「相変わらずグロテスクなことになってるねえ。私は慣れたけど」
「怖いのは、腕がちぎれた事をまるで軽傷のごとく振る舞うりっちゃんなのです」
「よっこいせっと」グシャ!
「ギュィ!!」
ちぎられた腕は大あごに挟まっていた為に大あごから縦に斬って回収した左腕を元の付け根に付けて、ちぎられた腕が元通りになったのを確認して戦闘に復帰する。僕の能力は不死で名前は団長からプラナリアと呼ばれている。(異常能力開花シーケンス)では通常、能力検査ナノマシンを入れてして能力適正の有無を見て、その後種類を確認して能力の発現の確認で終わるが、僕の時は能力検査ナノマシンを入れて、能力を判明した後、訳の分からないまま小さな部屋に入った。そして生存が確認されたため能力者となった。実はあの部屋はガス兵器の実験室だったらしい。しかしあまりの能力適正より戦闘中に切れた指を能力研究の為に回収した所1時間後30㎝程度の身長の僕が発生したらしい。ついでだがメイちゃんは他者回復で怪我人に触れることで傷を治す事ができる。僕の場合あまり効果はないけれど。
「あたし達も負けられないわよ!翅と胸の接続部を狙って!」
「あいよ~」ドン!!ドン!!
「ギィ‼」
「反応無し。これより基地に帰投します」
セスナ機のパイロットが放送すると、全員が武器を収めて僕が戻り次第ドアを閉めた。そしていつものお説教の時間となった。
「りっちゃんは何でいつも体を大事にしないのです!少しは…
このお説教は基地上空まで続くのであった。