ポンコツクエスト
新しくある学校に入って寮生活で執筆の時間ないので土日に頑張ります。その為、話数が左右するのでお許しを!今回エグめの入ります。
僕等は連れ去らわれた女性30人を連れて戻ってきた。しかし山族は随分さらっていたんだな。しかも殺さずに、生きてる状態で。
「メイちゃ~ん、帰ったよぉ」
「お帰りなさいなのです!盗賊は居なくなったのです?」
「うん…もう来ないだろうね」
メイちゃんは流石にあの光景はショックを受けるだろうからね。僕等も吐きそうなほどの血の匂いだったし。しかも行為の跡と不衛生な檻の中の女性達は自警団で見たから先輩達と僕は慣れてるけど、二人はねぇ。
「なるほど…。殲滅しましたか」
町長はどうやら長年悩んでいたようで、ほっとしたようで安心した顔をしている。
「そうなのですか。ならよかったのです」
「これでのんびりラスボスに行けるね!」
「そうだ!我が家にナナセなる方がいたような…」
「ナナセというとあの方よね」
「えぇ…。あの人でしょうね」
「葉月さんだね~」
「なのです」
「だねー!」
町長の館
「いらっしゃいませ。町の英雄様。お部屋は105の部屋をお使いください」
「ありがとうございます」
すると聞きなれた声がした。それも1番聞きたくない声だった。
「やあ!みんな。異世界ライフはどうだい?まぁ、立ち話もなんだ。食事でもしながら話そう」
「えぇ、そうしましょう」
市長は嬉しそうに食事の用意をはじめた。
「そうね。とてもお話したいわ」
「そうしましょー」
「さて、先ずはラスボスの前の町までこれたことを歓迎しよう」
「やはり、町はここだけなのね…。」
「製作中に無くしてしまったとマスターは言っていたね」
「だからヒナちゃんが持っていたということなのですか?」
「少し借りるだけだったんだもん」
「そして、この町しかない世界はいわば「プロトタイプワールド」だね」
「それはいいとしてなんで貴女が?」
「サーバー内にいないはずのプレイヤー情報があったから調べたらみんながいたから、マスターは私を派遣したみたいだね」
「なるほど…おっと!食事が来ましたよ」
「今日はいい食材がありましてね。シチューにしてみました」
市長がそう説明しているがおかしい。この世界には牛や豚などの動物はおろか魔物もいない。なのに肉入りだ。怪しい、一応止めておこう。
「食べる前に少し質問いいですか?」
「お腹すいたのです…」
「食べる前にこの話を聞くといいわ」
「私もそう思うなぁ」
「お姉ちゃんは周りを注意深く見るべきだよ」
「はぁ…何でしょう?」
「ここのお肉は何処で入手しましたか?」
「自慢の裏山産の鹿ですよ。町の誇りであり特産品です」
「それはおかしいですね。山を分け入って来ましたがそのようなものは見てないのですが」
「臆病なので逃げたのでしょう」
「なら言い方を変えましょう。皆様のお墓はこの町にはないのですか?」
「地下にありますよ」
「間宮先輩。スキャンは?」
「地下に空洞なんて子供達が20人ほどいるところ以外ないわ。そして山には何もいないわね」
「ストレートに言いましょう。人肉だな?」
「ばれては仕方ない!全員集合!こいつらを殺せ!」
「メイちゃんは目をつぶって耳をふさいで」
「分かったのです!」
「まずはあなたからだ!」
「丸腰で勝てると思ってるのか!この服は剣でも貫けないもぐっ!!」
「貫けないならつぶせばいいことです」
「クソ!動けない!いやだ!死にたく…!見逃してくれぇ」
「見てください。あなたの頼みの綱はもうおしまいですね」
そこには先輩達に殺害された手下たちが転がっていた。どうも油断したところを斬りかかるはずがタンスごと貫かれた様だ。
「山賊も貴方が食糧確保の為、雇ったのですね?」
「聞いたときはぞっとしたわ。まさか若い女性をさらって子どもを産ませて成長させて食べるなんてね」
「おかしいと思ったんだ~。何であんなに人数がいるんだろ?ってねぇ。あの数に与える食事はとんでもない数になるから身代金でも足りないし山賊より多いなんてありえないからね」
「そしたら1人の女性が辛うじて出る声で教えてくれたんですよ。山賊から町長の館で食べたうちの息子が1番美味かったって言われたと」
「反省もしている!金ならいくらでも出してやる!だから…お願いします!」
「首を垂れてるところ申し訳ありませんが支払いは向こうで済ませてください」
僕は彼の後頭部から1直線に拳をたたき下ろした。もうこれで山賊被害はなくなるだろう。もっといい手があったとしても、この男は個人的に許せなかった。
「さて!みんな!あれがラスボスなんだけどね。帰るでしょ?」
「「「「もちろん!」」」」
「何のことなのです?」
「うぅ、戻れたわね」
「なんか疲れたぁ」
「胸糞悪いゲームですねぇ」
「疲れたのです」
「多分、ゲームのリアル化エンジンが悪さをしてああなったんだと思うよ!」
帰ってきたけどもう次の日の昼じゃん!
胸糞成分ありましたけどあら不思議!下手な表現しかできないので詳しい戦闘や説明をせずに次の話にゴー!作者はのほほん展開が好きなのです。