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ゲームとトラブルと試作品

コマンドーって面白いですよね(唐突)

「こんなゲームで遊べるか~!」


「りっちゃん!落ち着くのです!」


「他のゲームってあるのかしら?なにこれ?「葉月クエスト2」?」


「あっ!それは葉月さんがくれたゲームだよ!試作品だからテストしてって!」


「なになに?専用バンドを付けてプレイすることでコントローラーいらずなんだってぇ」


まぁ…。嫌な予感もするけどやらないで文句を言うのもなぁ…。変なことにはならないでしょ。



「みんなバンドは着けた?じゃあレッツゴー!」


「なんか眠いねぇ」


「そうね、眠たいというか」


「意識が薄れてきますね…」


「なのです」


「いたずらぁ…」


??? ???


「ん?ここは…」


「起きたかしら?どうも葉月さんのいたずらね」


「看板に<この前の意趣返しでみんなを昏睡状態にしてこちらに脳内データを移しました。クリアすれば元に戻すよby葉月>ってさ」


「能力と体はいつも通りなのです」


武器は南先輩は弓で間宮先輩は槍、メイちゃんは回復魔法とかかな?緑色の宝石の杖だし。日向は確実に魔法かな。そして僕はなにもないんだけど!素手!


「まぁ、殴れってことですよね…」


「槍の使い方は説明書見たら何故か習得したわ…」


「弓も同じく~」


「「いつも通り」なのです」


何か本ある。なになに?<パンチングガントレット&ブーツの説明書>だって?


<簡単2ステップ!敵に近づく→殴るける!こんなの武器じゃないわ!ただの防具よ!だったら攻撃をはじけばいいだろ!OK?>


「OK」ビリっ!


「さて!まずは情報と食べ物の為に近くにあるらしい村に向かいましょうか」


「そういえば五感もあるのです!おいしい物を食べたいのです!」


「こっちでの時間ってどうなってるんだろうねぇ?」


「盗賊とかいるのかな!」


少女達移動中…


「ねぇ?あれがタートスの町?火の手上がってるけど」


「そのようね!見る限り盗賊ね」


「助けに行きますか?」


「行きたいのです!」


「行きたいな!」


「それじゃ行きますか」


タートスの町 町長の邸宅


「おい!じじい!出てこい!そこの女ども渡せば悪いようにはしないぜ」


「断る!薄汚い盗賊に町民は渡せるか!」


「この野郎!野郎ども!って死んでる…。」


「どうも!さすらいの冒険者だよ!おじさんも一緒に遊ぼ!」


「あんまり強くないですね…。アイクより動きが遅いですし」


「お兄さんいい男ね!殺すには惜しかったわ!」


「今なら死ぬか大けがするか選べるよぉ」


「これでみんな回復終わりなのです」


「なんだ、この女どもは…。くそ!お前らこい!全員捕まえて売りさばけ!」


「この程度で本気なのかしら?笑わせるわね!」


間宮先輩が槍で戦ってるけど元から武器はこれと言わんばかりの動きだなぁ。そしてしっかりとメイちゃんは住民を避難させてるみたい。


「てるけど弓隊!あいつを射抜け!…。おい嘘だろ…。選抜弓隊が死んでる…。誰の仕業だ!」


「おじさんもよそ見はいけないなぁ」


南先輩は遠距離攻撃要員を減らしているみたい。音なく射抜かれてるのは怖いだろうな。


「きたきた!メテオスパーク!」


「嫌だ!神様…。助けてぇ」


電圧と電流が大きすぎて蒸発してるけどいいのかなあれ?精神攻撃も意図せず行われてるけど。


「こいつ丸腰だぜ!野郎ども囲んじまえ!」


「本気で行きますか!」


剣をつかんでから殴るのが楽だね。その後は…。気絶してるのかな?


「カルロス!しっかりしろ!くそ!中身がペーストになってやがる…。剣もひん曲がって…。化け物め!」


「ハイハイ…次は?」


「カルロスの仇!」


やばい!このままだと剣が刺さって…ない?曲がってるなぁ…。殴っておこっと。


「やめてくれ!命だけは!頼む!」


「じゃあアジトの場所は?あるんでしょ?」


「それなら…。あの山の洞窟だ…。話したから許してくれ!」


一応案内させるか。何か情報もってそうだし。


「じゃあ、案内してください」


「あ、あぁ!もちろんだ!こっちだ」


年長組3人移動中


「この洞窟ですね」


「中から声するわね」


「お金もないし交渉で貰って終わりにする?盗賊からならセーフでしょ」


『あの町の女集めて全員でやるのが楽しみだぜ!』


『えぇ!やっちゃいましょうや!おい!お前ら!助けは来ないぜ!』


「殲滅しましょ」


「1人残さずねぇ」


「どちらも駄目ですよ…」


「おーい!こいつはお前らのリーダーでしょ!受け取りなさい!」


「リーダー!どうしたんです!」


「お前ら逆らうな!カルロスが死んだ!しかも内臓がペースト状になってな」


「そんなカルロスが!くそ!カルロスを殺しあがって!野郎ぶっ殺してやらぁ!」


「だと思った。じゃあね」


「剣が弾かれた!やr」


ブチッ!ゴトン…。


「ソネット!」


頭殴ったら首が飛んだけどどんな腕力してるのこのキャラ…。血でべたべただし…。


「流石水無月君のアバターね。身体強化を無意識に使ってるわね」


「この世界だと強化されてるみたいね」


だからさっきから威力が桁違いなのか!なるほど!


「少し力を抜けばましかな」


「おーい!水無月君?その攻撃はありがたいんだけど、盗賊の正気度がもうゼロだからねぇ~」


『もうだめだ!ソネット達みたいにみたいにミンチにされて死ぬならもう…』


「とりあえず抵抗はなくお金はもらえそうね…」


「カルマ下がってそう」


「やっぱりこうなるんじゃないですか!」


盗賊の財宝は奥の部屋に2万枚の金貨がポン!と置いてあった。それをもって町に帰ることにしたのだった。今日は厄日だな…。


「作者!ファンタジー小説を読んで勉強したはずじゃ!」


「残念だったなぁ!トリックだよ」

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