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剣と魔法と適当な世界

ゲームプレイ回です。主人公だけがエロナ。他の人はMMORPGをやってる認識でオケです。サブタイトルの適当な世界(ゲームの事だけとはいっていない)はその通りです。

「まずはステータスを確認しましょうか」


「私はバッシブスキルで飛び道具の命中率が高くなること以外は普通の同ランクプレイヤーと同じだねぇ」


「あたしは相手のステータスが見えるのと敵の位置がわかる程度ね」


「私はね!魔法適性がS+なだけで他は弱いよ!」


「何気にすごいよねぇ」


「そこの姉妹はさらに異次元ね…」


「私は他ステータスは一般のプレイヤーさんより弱いですけど毎秒100回復と復活魔法と回復魔法の消費魔力大幅軽減なのです」


」「「「うわー…。チートだぁ…」」」


「葉月さんが悪いですし、りっちゃんよりはましです!」


「で?そこのチート壁は?あたしが見るに色々おかしいけど」


「葉月姐さんの悪ふざけで攻撃は素手以外不可能、体力はラスボス級の5ケタ台で、種族はアンデットですね。大盾しか持てないし鎧系は装備で不可能だしと、ただの壁ですね。」


「アンデットって…。神聖属性攻撃は敵が使わないから無敵の壁だねぇ」


攻撃できないからパーティー組まないと駄目だし、戦闘はひたすら攻撃弾いて殴るだけで何かつまらないと思ってやってなかったんだよね。


「しかも筋力がおかしいから防御してる相手もガン無視で攻撃できるのね…」


葉月さんはこのゲームの中身もカセットのくせにMMORPGみたいなオープンワールドのゲームなんだよね…。そしてツッコミが追い付かないNPCの発言といい…。


「さてと!まずは町でクエストボード見に行こうかぁ」



「クエストもいろいろあるのです!ホーンラビット30頭倒すとアクセサリーのウサギバックが取れるので取りに行きたいのです!」


「手始めにそうしますかぁ!」


「いいんじゃないかしら」


「お姉ちゃんが欲しいなら行こうか!」


クエストを受注すると後ろから声をかけられた。NPCかぁ…。何からしくない事言われそう。すると会話文が始まった。


怪しい冒険者トージョー<やぁ!ホーンラビット狩りかい?俺もなんだ。一緒に行かないかい?>


<叩きのめす・衛兵を呼ぶ・必要ないと言い、出発する>


選択肢が物騒!そして東城さんが何したんだよ!平和的に断ろうよ!


メイ<必要ないです。では>


怪しい冒険者トージョー<待てよ!そっちがその気ならこっちの力をわからせる必要があるな>


まさかの戦闘開始したよ!取り合えず倒すかな…。


「皆さん、任せてください!」


キャラの上の体力バーが攻撃で減って…ないな。弱過ぎるよ!何で<攻撃を弾いた!>連発してるんだよ!防御してないのにおかしいでしょ!


「攻撃してみるか…」


<100!トージョーの足がミンチになった>


えぐいよ!あっ!会話文だ!降参とかかな?


怪しい冒険者トージョー<ゆ、許してくれ!金なら出す!それか素材か?頼む命だけは!>


リッカ<なら、出してもらおう。全額だ。>


怪しい冒険者トージョー<これしかない!助けてくれ!>


リッカ<たったの200Gか…。>


<盾にする・亡き者にする・素材をもらって見逃す>


ここは世紀末か!何なの?某漫画なの?汚物は消毒なの?素材貰って見逃すか…。


リッカ<素材をもらおうか。それで見逃そう>


怪しい冒険者トージョー<ありがとうございます!って!やめt>


<愚者の心臓を手に入れた>


何か変なのをもらった!グラフィックまでモザイク!どう見ても中身じゃん!


「なかなか酷いことするわね」


「心外です!何でこのゲームなんでいちいち世紀末なんですか!ファンタジーですよね!」


「それは食べると大幅に体力回復するけどカルマ値が20下がるのです」


カルマ値って上の紫のゲージかな?-2654だね。だから世紀末なのかな?


「会話文はカルマ値で変動するからねぇ」


「水無月君。何したらカルマ値-2600位になるのよ」


「序盤にまず捕まってて、でも動けるから動いていたら衛兵に襲われたので倒したらこれです。後はモンスター倒していたら少しもらえたので経験値かなって」


「衛兵1人200で初めは10人いるので2000、クエスト外討伐で2ずつ下がるのです」


「これはひどいねぇ」


「お姉ちゃんが魔王だったんじゃ…」




「やっとフィールドに着きましたね」


「でもホーンラビットよりも先にアレの対処だね」


「水無月君!やっておしまい!」


「盗賊は会話文が長いのです」


「ハイハイ…」


目の前の盗賊に近づき会話を始めた。


盗賊<姉ちゃん!有り金全部出しな!>


リッカ<財布が歩いてくるなんて幸運なこともあるな>


<盗賊1からの攻撃をはじいた!盗賊2の攻撃をはじいた!>


流石は壁。ノーダメージだね。もう慣れた。


<リッカは2体に足払い!足を砕いた!>


やっぱり攻撃もひどいのに変わってるね。これも慣れた。


盗賊<つ、強い!うちらのボスにならないか?>


<亡き者にする・中身だけにする・全てを回収する>


葉月さんはここまで予想済みなのか…。はっ!何でこのゲーム世紀末モードがあるんだよ!さっき地図見たら僕のホームタウンが魔王城だったよ!さてはラスボスが思い浮かばなくて勝手に葉月さんが作ったな!あの適当人間め!


その後、緊急イベント<魔王降臨>で自分のアバターが使われてて、僕はもうこのゲームはやらないと誓うのであった。




アバター<リッカ>は水無月ちゃんの生体データをもとに作ったデバック&試験用のアバター。水無月本人がこのゲームをあまりしないので勝手に葉月さんが使っていた模様。だから動けたというのはプレイしたのが発売前の開発時だったのでバグがあっただけ。会話文はカルマでの試験用に収録された没になったセリフという事にしといてください。

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