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冴えないニートの転移譚  作者: 骨壷三太郎
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プロローグ

処女作になります。学もないので拙い文章になりますが、皆様に自分の楽しいを共有出来たらいいと思っております。温かい目でで見てやってください。

「じゃあ行ってくるわね」

ドアからはもう数年なんの返事もない。


部屋の中では暗闇の中、モニターの明かりだけが無精髭の男をうつしていた。

そう、俺はニートなのである。特に何もせず惰性で過ごす毎日にも飽きこそはくれども働く気や外出する気すらない。


コミュニケーションが苦手で周囲とのズレも感じる、裏切られもしたしいじめにもあった。

そう、つまるところ

__________人間が、他人が怖いのだ。


そんな俺こと『尾道優二(おのみちゆうじ)』の日課といえば天井を見つめているか、掲示板を巡回し時折面白いスレを見つけてはニヒルな笑み溢すだけだ。

だが今日は違った、ストレスによるものなのか、不健康な生活によるものなのかは終ぞ分からなかったが

体の言うことがきかず椅子から崩れ落ちる、感覚もましてや痛みすらも感じない。

ああ、この生活からも世界からもようやく抜け出せるんだと安堵の気持ちで溢れ同時に両親への罪悪感も感じつつ微睡みの中に溶けていく。


目を覚ますとそこは白い空間だった、俺は生きているのだろうかそれとも死んでしまったのか起き上がって辺りを見回すとそこには一人の白髪に白く長い髭を蓄えたいかにもな老人が座っていた。


「ようやく起きよったか、まあ無理もない」

「あ、あの 」やっぱり無理だ、人と話そうとするとトラウマがフラッシュバックしてきて言葉に詰まる

「無理はせんでいい、聞きたいこともわからんでないのでなワシの話を先ずは聞いてもらえんかね」

こちらの回答を待っているようなので無言で頷く


「わしはつまるところ神というやつじゃ。ここは世界と世界の狭間で終わりの集合地点、そして遍く始まりの場所、主らでいう死後の世界みいたいなものじゃ」


何を言っているのか理解できない、理解はしているが意味がわからない。

この爺さんは呆けているのだろうか。こちらの疑いの視線も無視をし話を続ける。


「それでの、君のように()()()()()()()()()()()はこのように自我がある状態でこちらに送られてくる。

その次なる生を正しい世界に導くのがわしらの役目じゃ。」


「ふざけるな俺はもう生きたくないんだ、疎まれ騙され罵られるだけの生活をまたおくれってのか

こっちはもうさんざんなんだよ。神だかなんだか知らないがほっといてくれよ」

不覚にも苛立ちが抑えきれずに声を荒げた、びっくりした俺はこんなにも大きな声が出せるんだと


「そうじゃの、すまなかった。」

老人は深く頭を下げる。

「だが、ここにとどまることは出来ないのじゃ。前世ではさぞ生きにくかったことじゃろう、

此度の生は主にあった世界になるはずじゃ。行ってみてはくれまいか」


もしだ、もしもう一度やり直せるならばやり直したい。そう何度思ったことか。

これはチャンスなのだ、ならば精一杯次の生を生き切ってから諦めるか決めればいい。


「よろしく、お願いします」

「うむ、それにちと頼まれて欲しいこともある君にはその世界のバランサーになって欲しい。何、普通に生きてもらえれば良いのじゃ、それにいくつか力を授けるのでの不自由することはなかろうて」

「どんな世界なんでしょうか」

「科学の代わりに魔法が発達した世界じゃ、魔獣などもいる。詳しいことは向こうに送ってから伝えるとする、準備はいいかね」

百聞は一見に如かずか、と頷く


神は手をかざすとその場から人影は消えていた。

見やすくわかりやすい文章や表現を目指していますが、どうでしたでしょうか。

ご指摘やご意見なども鑑みてこれから取り入れて生きたいと思っております、評価のほど宜しくお願い致します。

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