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Ⅱ-8.メッキ

「ゴガァァァァァ」


パンドラゴーレムが雄叫びあげて突進してくる。


「…………任せて……」


チェリーが間髪入れず前に出て盾を構える。


ここまでの道中、チェリーを盾として活用してきたけど、コンビネーションとしては合格でも、


「いや、ムチャだろ」


確かに同じエリアボスのレッサーオーガの攻撃でも揺るぎもしなかったけど。

ここまでのモンスターの攻撃でも問題になるようなダメージは無かったけど。


……………いけるか!





結論から言うといけませんでした…


パンドラゴーレムが真横に薙ぎ払った大剣がジャストミートして、あっと言う間に壁際に吹き飛ばされてしまいました…


よくよく考えてみれば、最初のエリアのボスと一緒にしちゃいけなかったかもな。雑魚モンスターも同様に。


うん? チェリー動かないぞ…

バットステータスの気絶にかかってらーの。

俺は慌てて前に出て、石割りで叩いてみる。


カキンッ

弾かれる。

まるで効いた様子がない。しかしパンドラゴーレムは俺に狙いを変えたようだ。


パンドラゴーレムが振り回す大剣を避けながら石割りで叩きまくる。

カキンッ カキンッ カキンッ



OK持久戦だな…

削りきってやるぜ!?









カツンッ カツンッ カツンッ

何回叩いただろうか、パンドラゴーレムの黄金色のボディーにヒビが入ってきた。


ここまでの被弾数はゼロ。

エー○・コン○ットVR版で鍛えた動体視力と反射神経をもってすればパンドラゴーレムの攻撃など止まって見えるわ。

零戦に10000時間乗ったのは伊達じゃねーのよ。


「グガァァァァ」

パンドラゴーレムが猛り狂って襲い掛かってくるのをヒラリと避ける。


するとパンドラゴーレムの横、いつの間にか起きていたチェリーがヘヴィメイスを振り抜いた。


「ギャワァァァァァ」


「……………お返し……」


「オハヨ。お寝坊さん」


「…………黙る………」


チェリーと会話しているとパンドラゴーレムが立ち上がった。

立ち上がったが様子がおかしい。

体を震わせて金色の装甲を落とし全身の色が地金の色を晒している。


「第二形態か…

ってメッキか、コレ」


「………………予算不足……………」


「まあ何にせよ第二ラウンドと行こうか」

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