Ⅱ-7.フラグ
俺とチェリーが扉の前に立つと、ギィーという音と共に扉が開いた。
すると扉の先には身の丈3メートル、巨大な大剣と盾を装備した金色の石像が鎮座していた。
「嫌な予感がするな。現在進行形で」
「…………激しく………同意………」
「王道だとあの石像が動き出すよな」
「………言っちゃ………ダメ……………フラグ…………」
俺達の会話が聞いていたようなタイミングで像が滑らかな動作で徐々に立ち上がる。
「やっぱり。何回も言ってるけど嫌な予感がしてたんだよ」
「………ユウのせい…」
「なんで!?」
「………フラグ…………立てた…………」
「フラグ立てて悪いか!ちょっとしたお茶目じゃないか!」
ガスッ
「…………いいから………相手を………みる………」
相手を見てみる。
石像の頭の上にある文字はこうあった。
『エリアボス:パンドラゴーレム』と。
「エリアボスと遭遇か、ついてないな」
「………前向きに………考える…………」
「あっ、そうか、エリアボスって事はコイツを倒せばポータルを使って街まで帰れるな」
エリアの境界線上はセーフティゾーンになっておりそこには街まで往復できるポータルがあるのだ。
「まあ問題は勝てるかどうかなんだが」
パンドラゴーレムが迫ってくるのを見ながら言う。
「……勝つ……だけ……」
「アハハ それもそうだな。勝つだけだ」
ならばまずやらねばならぬことがある。
「ここは任せて先へ行け!」
「…………何処へ……」
「俺この戦争が終わったら結婚するんだ」
「……………誰と……」
「あと他には~」
「………何が………したいの…………」
「悪ふざけ」
余裕は大切だよね♪
ガスッ
「……真面目に………する………」
「イエッサー!」
戦いが始まる…




