Ⅱ-2.話し合い
「何話してんだ?」
「ユウか実はな、拠点をどうするか、次どのエリアに行くかについて話し合っていたら熱くなってな。」
あのヨイチが熱くなるなんてよっぽどだな。
「ああ拠点とエリアの話しか。たしか境界越えたらまた平原でその先に街があるんだろ。」
「そーよ。新しい街は首都ヤマトって名前らしいわ。首都だけあって設備とか良いらしいから、拠点を移したいんだけど。」
「……物価が……高い」
「というデメリットがあるのよ。」
物価が高いのはネックだな。ウチには錬金術師がいないからポーションとかの消耗品がバカにならないし。
「ただでさえ金がいるのにな」
ん?
「何で金がいるんだ?」
「それは……」珍しい。あのヨイチが言いよどんでいるよ。即断即決が売りのあのヨイチが。
「実はな、私達愚者の魔窟は………まだキルドじゃないんだ」
「はい?」
とぼけた声が出る。
「ギルドに登録するには幾つか条件が有るんですよ。」
補足してくれる撫子さん。登場するたんびに言ってるけど、今日も素敵だな。
「ギルドに登録するためには、三つ条件があるの。
まずはメンバーが6人以上」
6人以上か。俺、ヨイチ、メイプル、チェリー、撫子さんにロキ。
この条件はクリアしてるな。
「あとギルドホームの確保が必要ね。
借りるにせよ購入するにせよお金はいるわ。
そして最後の条件はギルド登録料10万Eを納めること。」
「つまりギルド登録料10万E+ギルドホーム代が必要だってことか…」
「そのくらい我が本気を出せば~」
「出せるのか?
ロキ…」
「ぐぅ…」
ぐぅの音も出ないな…
「その金を貯めるために速く次のエリアに行きたいのだが、意見が分かれてな」
「どんな風に?」
「私はまず始まりの草原とあまり適正レベルが変わらない平原を推している」
「そんなとこてセコセコ稼ぐより違うエリアで素材を手にいれて加工してから売る方が儲かるわよ。その為にも森に行きましょう」
「……ダメ……森より山………金属製品の方が高い……」
「まだ厳しくないか?
山はゴーレムが多数でてくるし、森は見透視が悪い。弓兵としては平原がいいのだが」
「遠距離ズドンじゃ他のメンバー要らないじゃない」
「……ゴーレム用の………武器………作る…」
「お前たちは何処が良いか」
ヨイチが話を振ってくる。
「私達は何処でもいいので」
「我は場所を選ばず。ただそこに在るだけよ」
逃げる2人……
すると当然
「ユウはどーなのよ」
こっちにくる…
「どうって言われても、みんな行きたい所に行けば良いんじゃないか?」
「「その手があった(わ)(か)」」
Ⅱ-1.宴会を付け足しました。




