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39.リンダ・アッカーと魔獣①

 学園でいつも魔獣退治の授業をしている場所にここ数日まずい魔獣が目撃されている――


「ってね、この間私の魔法を見られた先生に相談されたの」


 昼食を食べながらエイジ、ミント、エヴァン、デレル、リオンに私は話している。


「リンダ義姉さん一人で倒すって事!?」

「流石にないわよー、先生と……あ、あとジュダス会長にも私の魔法知られていいか聞かれたから会長も呼ばれるのかもしれないわね」

「……ジュダス会長……危険だ……」

「え?? ああ、数人で行くのは危険って事ね、確かにそうかもしれません」

「……男と女が……駄目だ」

「やっぱり女は足手まといになるかしら」

「クッ……お前等、話全然かみ合ってないのなんとかしろよ」

「デレルの言う通りだな、可笑しくて仕方ない」

「実は私も声掛けられているんです!! リンダ様」

「そうなの!? 貴重な光の魔法だもんね、ミントが一緒なら緊張がほぐれるわ」

「……イェレンさんも一緒か……なら、いいかな」

「リオン様、私がミントを守るので安心して下さい!!」

「ぶふっ、もう無理だ。お前等わざとやってるだろ!!」

「何がですか?? デレル様」


 そんな会話をしているとあっという間にお昼休みは終わった。

 でも、ミントが来てくれるなら安心だわ~。一人だと心細かったのよね……生徒からはジュダス会長と私だけかと思ったから。生徒会室で基本お仕事の話しかしないからね。

 授業が終わって私はきちんと返事をする為に教員室で先生と話しに来ていた。


「先生、私魔獣の退治行きます」

「本当ですか、ありがとう、アッカーさん。助かるわ」

「ミントの事守らないといけないですし!!」

「まぁ、イェレンさんですね。本当に仲がいいですね」

「ええ、仲良しですわ!!」

「でも先生、エヴァン様、デレル様、リオン様もお強いのでは??」

「強いです。ただジュダスさんやイェレンさん、そしてアッカーさんがいれば倒せるはずです。教員も四名行きますので」

「そうですか、では大丈夫そうですね。やっぱりジュダス会長は強いんですね」

「そうですね、彼は強いですよ……ただおそらくアッカーさんが一番強いかと……」

「ええ、先生よりですか!?」

「全属性の魔法を使える人等見た事がないので」

「分かりました。私頑張ります、では失礼します」


 そうなんだ、そんなに強いんだ私。まぁ、分からないでもないんだけれどー……ちょっとプレッシャー感じるっていうか……とにかくミントにケガさせないようにしないと!! ミントももちろん強い、でもヒロインは守らないといけないものね。普通は王子様が守るものだと思うんだけれど……何故かこの世界では私が守るのね。別にいいけれどそういうので好感度とかが急激に上がって親密になったりするんじゃあ……分からないわね、変なの。というかミントにアピールしているの……見た事ないわね、こっそりやっているのかしら?? でも見ていると私への好感度が一番高いような、ま、とりあえずいっか。




 三日後の夕方、魔獣を倒すメンバーが集まった。暗くならないと出てこないらしいけれど放っておくと学園へ襲撃してくる可能性もあるのだとか。


「どんな魔獣なんですか?? 先生」

「そうですね……はっきりは分かっていないのですが、もしかすると全属性をもつ魔獣の可能性があるんです」


 え、私じゃない。私が魔獣、いやいやそんな事はない、ある訳がない。目撃情報があるのだから私が見られたなんて……馬鹿馬鹿しい。そもそも私は授業以外でここへ来た事はないんだし。


「リンダ・アッカーさん、あなたは全属性の魔法を使えるとは本当なんですか??」

「ジュダス会長……まぁ、実はそうなんです」

「素晴らしい!! 初めてお目にかかれました」

「ミントもとっても強いんですよ」

「そうですね、光の魔法はとても強い。先生方もいらっしゃるし今回は負ける事はないでしょう」

「ですね、負ける気はしません。でも……どんな魔獣なんでしょうね。見た目が怖いのは嫌だなー」

「クスッ、アッカーさんも不安になるんですね」

「リンダ様、私も不安です!! 一緒に頑張りましょうね、リンダ様」

「ミントー!!」


 なんていい子なのかしら。前も思ったけれど……ミントには嫌われたくないわね。それに光魔法は今後私の魔法よりきっと強くなる。この国には必要な人間なのよ。周りに言わせれば私もかなり貴重らしいけれど……結局転生者だからなのか何なのか不明だけれども。


「ミントはもっと怖がるかと思ったけれど強いのね、心も」

「リンダ様がいるからです、ただそれだけで力が漲りますし心強いのです」

「そう、良かった。私もミントがいると心強いわ。それにしてもそんなに凄い魔獣なのに気配とかも感じないわね」

「ああ、そうだな……」

「ジュダス会長もそう思います??」

「もっと簡単に見つかるかと思っていましたね」

「あっ、ちょっと待って下さい!! 変な気配がします。音も……聞こえにくいけれど」


 おかしい、夜だから他の魔獣も活発になっている可能性もあるのかしら……。


「確かに、私も感じます」

「そうですね」


 どうやら先生方も感じているようで少し慌ただしくなってきている。

 ――――魔獣退治が、今始まる

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