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25.忘れていたけれど義弟も攻略対象だった……

 何かあったら手を貸すとは返事したものの……何も起こりませんように。


「ねぇ、エイジー私、死なないわよねー」


 私の部屋で義弟エイジとお茶をしながら愚痴を聞いてもらっている。だっていろいろありすぎて疲れちゃったんだもの。こんな時はこうしてエイジを呼んで相手をしてもらっているのよね。自他ともに認めるブラコンってやつなのよ。私はエイジが大好き!!


「何言っているの!? どうしたらリンダ義姉さんが死ぬ事になるの!?」

「最近いろいろあって疲れているのかも……」


 そういえばエイジって……とってもかっこいいわよね、私とずっと一緒にいるし婚約話も断っているみたいだし……大丈夫なのかしら?? 私に心配されてもって感じでしょうけれど。


「リンダ義姉さんは頑張っているからね」

「エイジ~、ありがとう~、ところでエイジってミントの事どう思っているの??」

「イェレンさん?? どうして??」

「なんとなく、かな。すっごく可愛いじゃない??」

「まぁ、そうなのかな。リンダ義姉さんがいるから他に特別な気持ちにはならないというか」

「そう……」


 エイジもかなりのシスコンだからかしら、私のせい?? え、というか……私、ゲームの攻略対象って王子三人だと何故か思っていたけれど……エイジも攻略対象じゃない!! どうしてこんなに大切な事忘れていたのかしら!? 記憶が戻った時はちゃんと分かっていたはずなのに……。ううう、どうしよう。私ずっとエイジの傍にいるのだけれど……ミントとのイベント奪いまくっているんじゃあ?? 知らなかった、忘れていたじゃあ済まないところまできている。まだ一年生だけれど初めの方のフラグ折りまくってしまったら確か乙女ゲームってもうそれ以上の関係にはなれなかった気が……する。


「エイジ!! エイジの恋、いつでも応援するからね!!」

「リンダ義姉さんの……バカ」

「え??」

「それ、二度と言わないで!!」

「ええー!? どうして怒るのよー」

「どうしても!!」

「んー、分かったわ」


 お前のせいで恋愛出来なかったんだろうって感じの怒りかしら。参ったわね……。


「エイジごめんね」

「え、さっきの事」

「いいえ、違うの。私がエイジの事独占しすぎたのかなって」

「独……占……」


 エイジの頬が赤く染まる。やっぱり好きな人いるのかしら?? じゃあその人の事を思い出して……。


「だってそうでしょう?? エイジはいつでも私の傍にいてくれるじゃない」

「嫌だった??」

「どうしてよ、私がエイジと一緒にいたかったのに。まともに恋も出来なかったんじゃないかって思って」

「……そんな事ないよ。僕はいつでもす、好きな人と一緒にいる」

「ええ、そんな暇あったかしら??」

「うん。だから心配しないで。リンダ義姉さん」

「そう……」


 分からないわね。


「ま、まさか!! 王子様達の誰か!? ミントじゃないならもうそれしか……」

「リ・ン・ダ・ね・え・さ・-・ん?? 何を言っているの?? いや、本当に」

「ご、ごごごごめんなさい」


 すっごく怒った!! 違ったのね。まあ私といない時に一緒にいるのかしらね。ミントとの恋は進展しなくっても他の好きな人と幸せになってくれればいいわよね。


「それより……リンダ義姉さんはどうなの」

「どうって??」

「はぁ、本当にリンダ義姉さんは自分の事、放ったらかしで他人(ひと)の事ばかり考えているよね」

「そんな事……」

「あるよ、あるの!!」

「私の事って何??」

「それは、だから、その、好きな人とか……恋人とか……」

「え、ええっ!? 私が、恋!?」

「何その反応。自分には無関係だとも思っているの?? 公爵令嬢だよ」

「それって婚約者の話よね、やっぱり」

「そうだけれど、今はその、義姉弟でも……」

「なぁに??」

「なっ、何でもない!!」


 どういう意味かしら。婚約者がもしも出来なかった時は義姉弟の自分が面倒をみなければいけないって思っているのかしら。そんな心配させて……私も本腰入れて婚約者を探さなければならない時がきたって事かしら。ううーん、いまいちピンとこないのよね。というか私だけじゃなくって周り誰も婚約者いなくない?? そうよ!! みんないないじゃない!!


「お義父様は何も言わないの??」

「うーん、特に言われないわね。いい人が見つかるといいねって言われた事はあるけれど。エイジは何か言われているの??」

「ううん、言われないよ。リンダ義姉さんと同じような事言われたくらいかな」

「もしかして心配かけているのかしら」

「だとしたらもっとたくさん婚約話持ってくると思う。お義父様は優しいよね」

「ええ、本当に!! ふふっ」


 厳しい人だったらきっともうとっくに誰かしらを婚約者にされているはず。前世では婚約なんて考えられない年齢だけれど。だって十五よ?? 向こうでは子どもだわ。こっちではもう成人なんて……まあもう慣れたけれど自分がってなると……って違うのよ、エイジの婚約者の方を考えなくちゃなのよ!!


「リンダ義姉さんまた変な事考えているでしょう、そう、僕の婚約者の事とか」

「えっ!? エイジ……私の心読めるの!?」

「やっぱり……」


 本当、エイジには敵わないなぁ。

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