表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
兄の婚約解消による支払うべき代償  作者: 美麗


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5/19

そして…

私は

自分が思っているより、婚約解消することは負担で不満だったのだろう。

前世の記憶を思い出すほどには。


ミカエラ様との話し合いは終わった。先ほど婚約解消の書類にもお互いサインをした。


皇家は我が家には処罰を下さなかった。だが、後継変更や兄の領地行きである程度今回の事情は伝わっている。

だから、ミカエラ様のブラッド公爵家も慰謝料等もなく婚約解消に応じてくださった。

ミカエラ様はブラッド公爵家の嫡男であり、私が嫁ぐことができなくなったので、この解消は必然なのだ。


私の心がついていけないだけで…



❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁


すぐに新しい家庭教師が選ばれた。さすがに父も母も反省したようで、最近私へ声をかけるようになってきた。

ただ、それは前世のようなものではい。確認と保身のための声かけだ。

実際、この前世の記憶がなければこの冷たい生活を続けられたのだろうか。心が折れそうだ。


でも、私にはこれまでの知識の積み重ねと愛された記憶がある。後継教育は大変ではあるがやりがいもある。この知識が領民たちの暮らしに繋がっていると思えば頑張れた。



反省したらしい父は、私の勉強内容や進捗状況を聞いてくる。ちょっとウザい。

適当にあしらってはいるが、何だかなぁ。

お貴族様って、不器用なのかな?

とりあえず、仕事はちゃんとしてねってイイ笑顔で言っといた。

その、私の笑顔を見て

ビックリした父の顔にさらに笑ってしまった。


私たちの関係はこれからはじまって、これからずっと続いていく。

これまでのことは、いったん飲み込んで。




これからについても、考えていこう。




私たちの道は、まだ先へと続いていくから








前に進むことにする

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ミカエラは一般的に女性名です。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ