状況整理
要するに…
あの日、我が侯爵家に激震がはしった。
まずは皇帝陛下よりの呼び出しがあった。
そこへ、父母と兄と私家族揃って出向くことになった。
兄はもちろん父も母も顔色が優れず、兄にいたっては左頬が酷く腫れていた。
それでも私が不思議に思う暇はなかった。
そうして、向かった先で待っていたのは…
今なら分かる。絶対、針の筵ってやつだ。
皇城へ着き、皇帝陛下御一家より事の顛末を(私は)初めて知らされ、恥ずかしさで顔を上げられなかった。
こんなこと、あり得ない。
嗚呼、要するに兄は勘違いしてしまったのだろう。
皇家に選ばれるほどの何かが自分の実力であると。
結局、それは間違いであって
ただの都合の良い降嫁先であっただけである。
本当に情けない。
はしたないですが、言わせてください。
この、勘違い大迷惑クズ野郎が!
❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁
失礼
取り乱しました。
うん。
その後正式に婚約式をする前であり、あの女性も知り合いにすぎなかったことも考慮されることとなり、兄は廃嫡の末領地でお祖父様に再教育されることで落ち着いた。これも、皇女様からの厳しい処罰は望まないとのお言葉があってこそ、である。
思わず、感謝と安堵で涙がでてしまった。
ありがとうございます。
兄本人のやらかしとして処理してくださったため侯爵家としては表向き処罰はなかった。
ただ、後継は兄から私に替わることになる。
これに伴い、私はこれから嫡女としての教育がはじまる。そして、私の婚約は解消されることになった。
マジか!
そうなるとは思ったけどさ。
とんだとばっちりだよぉ。
とばっちり




