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神凪の鳥  作者: 紫焔
一難去って
81/112

第七十八話

物語の前後がおかしく感じましたので、幕間と順番を変えました。

既に閲覧している方は、お気になさらずどうぞ。

 志希は宿のベッドに寝転がりながら、自分が書いた羊皮紙を見ていた。

 ソラヤがエリクとガリレオによって里へと強制送還されてから、既に十日ほど経っていた。

 その間、ソラヤがいないと言う事でイザークと共に丸一日図書館に籠ったり、相変わらず二人で依頼をこなしたりしていた。

 正直な話、イザークと二人でいると嬉しい様な恥ずかしい様な気がする。

 だが同時に、この様な気持ちで仕事をしたりするのは間違っているのではないかと志希は思うのだ。

 それ以上に、イザークの隣に自分が立つのが申し訳ない様な気持ちがしている。

 イザークは本当に、見惚れる程の美丈夫だ。

 若干不愛想だが、人の本質を見て話をしてくれる珍しい人種だ。

 そんな凄い人間の横に、ただ『神凪の鳥』であると言う事で並んでしまう自分は間違えているのではないかと言う感覚にとらわれる。

 ソラヤの様に美人で、ミリアの様にしっかりとした人間こそがイザークと組む価値があるのではないかとしきりに考えてしまう。

 そこでふと、志希は気がついた。

 この様な思考回路をどこかで読んだような、見た様な覚えがある事に。

 ベッドの上に体を起こし、いつそれを読んだのかを思い出そうと過去を振り返る。

 確実に、イザークやカズヤと出会う前である事は確かだ。

 そうだとすれば、まず確実に前の世界での出来事だと思い至った瞬間、脳裏に鮮明に思い浮かぶ。

 志希が生まれたころからずうっと連載している、古い少女漫画のヒロインがこの様な後ろ向きな思考回路をしていた事を。

 その他にも、良く読んでいた少女漫画や少女小説の主人公がもこの様な事を考え、終いには別れる別れないと喧嘩になり、最後にはお互い想いを伝えあいハッピーエンドになると言った物だ。

「そうかそうか、アレかぁ……って、あれ?」

 思い出して一人でご満悦だった志希は、不意に表情を強張らせる。

「いや、うん……ちょっと待とうよ自分。いやいや、違うと思う……けど……」

 ぶつぶつと独り言を言いつつ、志希は頬を引きつらせる。

 暫くじっとシーツを凝視していた志希は一つ頷き、羊皮紙の束を纏めて備え付けの棚にしまい立ち上がる。

 若干表情を強張らせた志希は部屋を出てから鍵をかけ、直ぐ隣の部屋の扉の前に立つ。

 この部屋の住人は、今日は出かけずに休養を取っているのを志希は知っている。

「ミリア、いるかな?」

 ノックをしながら声をかけると、中からミリアが返事をする。

「いるけれど、どうしたの?」

 いつになく真剣な声音の志希に、ミリアが扉を開け不思議そうな表情を浮かべて尋ねる。

「うん、ちょっと……ミリアに相談と言うかなんというか」

「そう。取り敢えず、入りなさいな」

 ミリアは志希の煮え切らない言葉に微笑みを浮かべ、部屋に入るように促す。

 その誘いに志希は頷き、お邪魔しますと声をかけながら中に入る。

 いつもミリアとアリアは二人部屋なので、志希の部屋よりも広い作りだ。

 綺麗に片づけられている部屋を思わず眺めていると、ミリアが苦笑する。

「シキは一人部屋だから、珍しいかしら?」

「あ、うん。ごめんなさい」

 じろじろと眺めてしまった事に志希が謝罪すると、ミリアは笑顔で大丈夫だと許してくれる。

「それより、長い話になりそうなら座った方が良いわ。お茶も、下に行って取ってきましょうか?」

「あ、大丈夫。喉乾いたら、お水でも呼ぶから」

「あら、そう?」

 ミリアは小首を傾げ、志希に椅子を勧める。

 勧められるままに志希は椅子に座るが、どの様に話し出すか言いあぐねてしまう。

 答えはうっすらと見えているが、それを指摘されれば認めなくてはいけない。

 それが怖い。

 ならばミリアに相談しなければいいとは思うが、中途半端なままなのは良くないと自分で分かってしまうのだ。

 この先も皆と一緒にいる為には、今のこの問題を後回しにする事は出来ない。

 本能的に志希は悟っていた。

 葛藤するように口を開いたり閉じたりする志希に、ミリアは微笑む。

「シキ、深呼吸すると良いわ。今のシキは、話をするという事に凄く焦っているみたいだし。それから、やっぱりお茶を貰って来ましょう? 少しは気持ちが落ち着くでしょうし、ね?」

 ミリアの優しい声音での提案に、志希は思わず頷く。

 実際、志希は物凄く焦っている。

 気持ちを落ち着かせてからでなくては、話す内容が支離滅裂になってしまいかねない。

 志希の同意を得たミリアは頷き、下にお茶を頼みに行く。

 その間に志希は椅子から立ち上がり、大きく深呼吸を繰り返す。

 直ぐにミリアは部屋に戻って来て、後で持って来てくれるらしいと告げて彼女は志希の向かい側の椅子に腰をかける。

 それに合わせて志希も椅子に座り、若干気持ちが落ち着いたので話し出そうとミリアを見る。

「私、ね。イザークの事が凄く、好きなんだ」

「そ、そうね。見ていて分かるわ」

 唐突な志希の言葉に、ミリアは面食らいながら頷く。

 そのミリアを見ながら、志希は真剣な表情で言葉を続ける。

「その、ね。その好きの種類が、最近ちょっと分からないの」

「好きの、種類?」

「うん、そう。ほら、好きってさ……友達とかの好きとか、家族とかの好きとかあるでしょ? 私、ずっと“好き”の種類を全く意識していなかったんだけど、ね。それで……そののね……」

 不意に、自分が何を言おうとしているのか気がつき、志希は思わずもじもじと服の裾をいじり始める。

 言葉にするに恥ずかしい様な気がしてきたのだ。

 すると、ミリアが苦笑を浮かべて口を開く。

「最近、シキが思い悩んでいる風だなとは思っていたけど、何かあったのか聞くのは良くないかと思って黙っていたのよ。イザークと図書館に初めて行った辺りから、変に溜息が多かったし」

 ミリアの言葉に、志希はうっと言葉に詰まる。

 志希の気持ちが沈んでいた原因とは、まさしくミリアの言った日に会っているのだから。

 あまりにも鋭い洞察に、志希は喘ぐように頷くしか出来ない。

「取り敢えず、恋愛関係はわたしもまだまだ未熟だから本当に聞く事しか出来ないけれど……吐き出してしまえば楽になると思うわ。だから、話しちゃいなさいな」

 優しく誘うミリアの言葉に、志希は頷く。

「うん……それじゃ、お言葉に甘えて」

 そう言ってから数度深呼吸をして、志希はきちんと顔を上げてミリアを見る。

 俯きながら話していると、気持ちが暗くなりそうで嫌だからだ。

「図書館に行った日ね、イザークが生まれた里の人と会ったの。凄い美人で、身体つきもこう……出る所出て引っこんでいる所が引っ込んでいる女性。その人が、イザークに里に帰って結婚しろって感じだったんだよね。その時、私は凄く食べたかった物食べてたのに、急に全然美味しくなくなったの。味の事より、イザークと離れなくちゃいけないって事に気が付いて……なんか、凄く体が冷えちゃったんだよね」

「そう……それで?」

「でさ、何て言うのかな……イザークはその人の事を凄く嫌がっていたんだけど、私思っちゃったんだよね。イザークと並んでも遜色のない美人な人っていたんだって。それで、やっぱりイザークの隣に立つんだったら、あの人みたいに綺麗でしっかり人じゃないと釣り合わないよねって」

 そこまで話してから、志希はこくりとつばを飲み込む。

 正直、この言葉を言うと自分の中の感情が決定的に変わってしまうと断言できる。

 否、既に変わっていたのだろうと自覚してしまう。

 だがそれは、志希にとっては受け入れてはいけないと思ってしまう物だ。

 しかし、志希はその変化を受け入れなくてはいけない。

 そうしなければ、仲間として今の場所にすらいてはいけないと自分を責め苛んでしまいかねないからだ。

 人の手を借りなければ受け入れられない己に情けない物を感じるが、それでも出来るだけ志希はこの感情から目を逸らしていたかった。

 けれどもう、認めて受け入れ、覚悟を決めなくてはいけない時期に来ている。

 ミリアに手伝ってもらうのは、志希の最後の悪あがきだ。

 それを自覚しながら、志希はミリアに問いかける。

「こんな事を考えるのって、もしかして私……イザークに……」

 覚悟を決めても自分の口でその単語を口にするのは避けたいと無意識に思い、志希は言葉を濁す。

 ミリアは志希の言いたい事を受け止め、若干戸惑いながら口を開こうとした瞬間。

「それは、恋です!」

 と、何故か物凄くイイ笑顔のアリアが、扉を壊す勢いで飛び込んでくる。

 ちなみに、その手には人数分のお茶が乗せられたトレイを持っている。

 一滴たりとも零れた様子の無いそのトレイをアリアは二人の間にある小さなテーブルに置き、扉を閉めて空いている椅子に座る。

 唐突に断言されたのと、凄い勢いで乱入されたのに志希は混乱して呆然とアリアを見るしか出来ない。

 一方ミリアは頭痛を感じているかのように額を押さえながら、アリアに問いかける。

「アリア、いつから聞いていたの?」

「シキさんが、イザークさんが好きと言っている所からです!」

 妙に力強く言うアリアに、ミリアはこめかみを引きつらせながら言う。

「それはほぼ最初からでしょう? 全く、盗み聞きなんてはしたない」

「わたしも、はしたないかなとは思いました。でも、入るのが憚られる雰囲気でしたのでつい」

 恥ずかしげにアリアは言いながら、誤魔化すように笑みを浮かべる。

 その姿に志希は脱力し、苦笑を浮かべる。

「そっかぁ……まぁ、それは仕方ないよねぇ。ごめんねぇ」

「いいえ。わたしの方こそ勝手に乱入して申し訳ありません。ですけど、先程言った事は撤回しません! シキさんはイザークさんに、ズバリ恋をしていると思います!」

 アリアは畳みかけるように、志希に人差し指を突き付け宣言する。

「こ、い?」

「そうです、恋です! 決して、池で泳いでいる鯉ではありませんよ!」

 志希の脳裏にも一瞬、池の畔でびちびちと飛び跳ねている鯉が浮かんだ訳なのだがそれは関係ない。

 むしろ、わざわざ口に出すアリアは少々興奮しているのではないかと少し心配してしまうだけだ。

 志希のそんな、どこか現実逃避に似た思考など知らないアリアは語る。

「イザークさんとお似合いの女性が現れ、嫉妬しつつも自分では釣り合わないと思う。彼の側にずうっといられるわけがない、異性として見てもらえないと感じる。それに対してもやもやとした気持ちにを抱くのはもう、シキさんが恋する乙女だからですよ!」

 目を輝かせ、やけに力説するアリア。

 そんな彼女に腰を引きながら、志希は問いかける。

「そ、そうなのかな?」

「そうです! だって、実際にシキさんはそう感じるからこそ姉さんに聞いたのでしょう?」

 アリアの返事に、志希は言葉を詰まらせる。

 明らかに図星な態度だ。

「良いじゃないですか、好きだっていう気持ちは自然に抱く感情です。このままイザークさんにゆっくりとアプローチしていけばいいじゃないですか」

 アリアは何やら嬉しそうな表情を浮かべ、くっつく努力をすれば良いと勧める。

 しかし、志希はやや困った様な苦笑を浮かべ、ゆるく頭を振る。

「私、イザークに好きだって事を言うつもりはないよ」

「どうしてですか!?」

 志希の言葉に、アリアが驚き詰め寄る。

 その剣幕にやはり引き気味になる訳だが、ミリアが溜息をつきながらアリアの首根っこを掴む。

「アリア、そんな風に詰め寄るものじゃないわ。さっきから、シキが引いているでしょう」

 ミリアの指摘にアリアははっとした表情を浮かべ、体を小さくして謝罪する。

「ごめんなさい」

「いやまぁ、疑問は分かるけどあんまり興奮しないで聞いてね」

「はい、気をつけます」

 ミリアに怒られたアリアは若干落ち付き、居住まいを正して運んできたお茶をそれぞれの前に置く。

 若干冷めてしまっているお茶を飲んで少し気を落ち着けてから、志希は口を開く。

「私ってさ、『神凪の鳥』じゃない」

「? そう、ですけど……」

 志希の言葉にアリアは小首を傾げるが、ミリアは得心がいった表情を浮かべる。

「『神凪の鳥』は、殺されても生き返る。その姿は永遠に変わる事無く存在する」

 ミリアの言葉に志希は頷き、お茶に視線を落とす。

「私は死なない、体が成長しない。そんな生きているとも死んでいるとも言えない存在が、今を生きている人達相手に恋とか愛とかするの、間違えていると思うの」

「そんな事……!」

 思わずアリアが声を上げるが、志希は緩く頭を振る。

「だって、相手だって辛いと思うんだよ。ずっと若いままの私が隣にいるのって……」

「そうかもしれないけれど、それを言ったらアルフもアールヴも人間相手に恋愛できないわよ?」

 志希の言葉を遮り、ミリアが言う。

「アルフもアールヴも、今は寿命が五百から六百って言われているわ。でも、それ以前だと千年生きたっていう例もあるの。それにほら、クルトさんだって何歳なのか分からないくらい長生きしているって言うじゃない?」

「そうですよ! それに、クルトさんは奥さまを何人か娶られ、そして見送ったと言うお話を聞きます。長寿だから、定命の者に恋をしてはいけないなんて事は無いと思いますよ?」

 双子の言葉に、志希は言葉に詰まる。

「でも……」

「でもじゃありませんよ、シキさん。どうしても種族的な事で気が引けるって言うのでしたら、やっぱり長寿なクルトさんにその辺りの事を相談してみてはどうですか?」

 アリアはそう言って微笑みを浮かべる。

「だって、凄く長く生きるのに誰かを好きになる事を否定するのは凄く哀しいです。それにその理屈だと、友達も作ってはいけないって事になってしまいますよ?」

「アリアが珍しく、良い事を言うわね」

「姉さん!」

 ミリアの揶揄する言葉にアリアが抗議するが、直ぐに二人はくすくすと笑い志希を見る。

「シキ、人を好きになるって言うのは自然な事、理屈じゃないのよ。だって、シキの心はわたし達と大差ないじゃない? だから、誰かを好きになる気持ちを否定しないであるがままに受け入れるの。もちろん、その気持ちを相手に伝えるも伝えないも貴方の心一つではあるけれどね」

「そうですよ、シキさん。それでもと悩むのでしたら、先人に聞くのが一番良いですよ。シキさんより遥かに長生きをしていらっしゃる先輩が、身近にいらっしゃるんですからね」

 二人の優しく、しかし逃げてはいけないと戒める言葉に志希は頷く。

 死が無い存在である『神凪の鳥』ではあるが、元は人や亜人である。

 精神構造が変わるわけでもないのだから、恋をしたり嫌悪したりする事はごく普通の事なのだ。

 そして、この世界の亜人達の殆どは人間の二倍以上の長さの寿命を持つ。

 そんな亜人達の中には伴侶と死に別れる事を覚悟しながらも、添い遂げた者達が居た筈だ。

 志希はそう思い至り、赤面してしまう。

 自分の考えていた事、思っていた事は何と傲慢なのかと。

 羞恥心に苛まれながら、志希は深く頭を下げる。

「聞いてもらって、良かった。本当にありがとう」

 志希のお礼にミリアは微笑みながら頷き、アリアは頭を振る。

「いえいえ、わたしは乱入しただけですから。これで、恋のお話を振る事が出来る相手が出来て密かに嬉しいですし」

 明るいアリアの声に志希はほっと微笑み、次いで意地の悪い表情を浮かべる。

「ふうん……ならさ、アリアはカズヤとどうなの?」

 唐突な志希の言葉にアリアはきょとんとした表情を浮かべ、直ぐに顔を真っ赤にする。

「アリア、傍から見ててもカズヤのこと大好き! って感じだったじゃない? 進展は?」

 ニヤリした志希の問いかけに、アリアは傍目から分かる程狼狽する。

「わわわわわたしですか!?」

「うん、そう」

 志希が頷くとアリアは恥ずかしそうに俯き、指をせわしなく動かす。

「わ、わたしはその……カズヤさんとご一緒出来るのが嬉しいだけですし。仲間として扱っていただけるだけで嬉しいのですけど、出来ればもうすこーしだけ接近したいなぁとか思ってますけど……」

 ぼそぼそと、しかしきちんと志希の耳に聞こえる程の声量でアリアは言う。

 散々人にアプローチすべきだと言っていたくせに、自分の事となると後ろ向きになるアリアに志希は思わず苦笑の表情を浮かべてしまう。

 ミリアも同じ意見なのか、志希と同じ様な苦笑を浮かべてアリアを見ている。

「でもですね、でもですね。デートとかいつお願いすれば良いのかちょっと分からないのです。だって、カズヤさん最近鍛錬や指先の感覚を養うと言ってはギルドの鍵開けの練習に通っていますし……一生懸命な所を邪魔しちゃうのは、いけないと思うのですよ」

「別に、お願いすればきっとデートくらいはしてくれると思うよ?」

 志希はアリアの言い訳じみた言葉に、ニヤリと笑いながら言う。

「お、お願いしてデートと言うのも……でも、デート……」

 アリアの表情がだんだん夢見る乙女へと変わっていく訳なのだが、ミリアがこらこらと口を挿む。

「シキもアリアも、色ボケなんてしないでちょうだいよ?」

「ね、姉さん!?」

「色ボケも何も、告白する気はないって言ってるんだけどなぁ」

 ミリアの言葉にアリアは抗議の声を上げ、志希は苦笑する。

「分かっているわ。ちょっと、言ってみただけ」

 悪戯っ子の様な声音と表情でミリアは笑い、志希も釣られてくすりと笑みを零す。

 アリアは若干憮然とした表情だが、お茶を一口飲んで気を落ち着ける。

 そして、これ以上からかわれてはたまらないと言わんばかり話題を変え、志希に図書館でどんな収穫があったのを質問し始める。

 志希はアリアの思惑に乗り、思い出した事柄やそれをメモした羊皮紙の話しをし始めるのであった。

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