第三十七話 何かの終わりは何かの始まり
第二章の最終話投稿忘れてました
すみません
極島港。
包帯を巻いた男:「作戦は成功、信正騎士団のナンバーツーアリサ・クラウンを確保しました。これより帰還いたします」
フランケン:「ひっ、ひっ」
作戦の結果報告を終え、通話を切った包帯を巻いた男――レオの背後から、たった今信正騎士団極島支部から戻ったばかりのフランケンが声を掛けた。
フランケン:「信正騎士団のナンバーツー、アリサ・クラウンの身柄は無事確保。我々の作戦は見事成功。ですが、ウェルフは討ち死に…………ひっひっ、ざまぁないですね」
レオ:「戻ったのかフランケン」
レオの問いにフランケンは得意顔で応えた。
フランケン:「ええ、この私があんな子供にやられるわけないでしょ」
レオの近くには本国に戻るための密航クルーズ船。
フランケン:「ピーコックさんは中ですか」
レオ:「ああ」
フランケンにピーコックと呼ばれたチャイナ服を着た女はすでに船の中で休んでいた。
フランケン:「では私も」
フランケンがクルーズ船に近づいた、その瞬間――
レオ:「悪いな、フランケン」
フランケン:「ん――がっ…………」
後ろからフランケンの腹をレオの腕が貫いた。
レオ:「お前の席はもうこの世にはないんだ」
レオは物言わなくなったフランケンの体をそのまま、海の中へと放り投げた。
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とある病院の一室。
フユキ:「サイカさん」
サイカ:「フユキ…………」
四面楚歌の一人、フランケンによる信正騎士団極島支部襲撃事件とウェルフによって引き起こされた人狼ハザードから一夜明け、フユキはフランケンとの戦いで負傷したサイカのお見舞いに来ていた。
フユキ:「大丈夫ですか」
サイカ:「私の方は、ね…………」
幸い、サイカの負った傷に致命傷と呼べるものはなく後遺症が残るようなこともなかった。数日入院すればすぐ現場に復帰できるとの診断だったのだが――
サイカ:「あんたの方こそ、大丈夫なの」
今、この極島(国)はあるニュースで持ち切りとなっていた。
『井坂総理、何者かに暗殺される』
フユキ:「…………」
フユキの父、井坂凍土は極島の街にある、とある場所で何者かに暗殺されたのだった…………
フユキ:「心配をおかけしてすいません。ですが、僕の方は気にしなくて大丈夫です。今は、自分の体の心配をしてください」
サイカ:(無理しちゃって)
フユキの必死に取り繕った不器用な笑みを見て、サイカはこれ以上この話をするのをやめた。
サイカ:(信正騎士団のトップの次は、極島のトップ…………世界はまたあの暗黒の時代に逆戻りしようとしているのかしら)
ヨハネの翼との大戦が終わり、再び世界では新たな大戦が幕を開けようとしていた。
これはまだ始まりにすぎない…………
今年はここまで(本編)
また来年




