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第五百五十九話 派手に行こ

 馬に乗っているのは、揃いの軽鎧に身を包んだ男達だ。

 ここは国境の街なので、犯罪者が隣国に逃げ込まないよう、国境警備隊的な存在が巡回しているのかもしれない。

 鈴音は犯罪者ではないから特に気にせず、そのまま国境に沿って建つ万里の長城のような壁を目指した。

 ところが。

「待て、そこの女」

 前方で足を止めた馬の上から、何やら横柄な声が降ってくる。

 ただ、道行く女性は大勢いるので、鈴音は知らん顔で通り過ぎようとした。

 すると今度は明らかに鈴音を狙って、横柄さに苛立ちがプラスされた声が飛ぶ。


「待てと言っている!そこの!縞模様の妙な獣を抱いた女!」

 けれど鈴音は止まらない。

「私が抱っこしてんのは妙な獣やのうて可愛い虎ちゃんやから、関係あらへんね」

「せやな」

 虎吉と頷き合ってスタスタと国境の壁へ。

 まさかこれ程スッパリさっぱり無視されるとは思ってもみなかったようで、馬上の男は分かり易く青筋を立てる。

「オマエだろう!武術披露会に出た妙な獣を抱いた女というのは!ブクリエ家の者から聞いているぞ!違法に魔力を溜めた道具を隠し持ち、我が国の代表に恥を掻かせたそうだな!」

 男の大声が辺りに響き渡り、鈴音はうんざり顔で立ち止まった。道行く人々も足を止める。そして、吠える男とその仲間達を見上げヒソヒソとやり始めた。

 猫の耳に届くのは、『ブクリエに勝った人、優勝したんだよね?』『優勝者って神の使いらしいけど大丈夫なの』『光ってないし人違い』『違法って、そんな法律あった?』といった野次馬達の声。


「んー?どういう事やろ?街の人らとあいつらの情報に差がある?あいつらは関係者から話聞いて、縞模様の珍しい動物抱いた女に自分とこの代表が負けたんは知ってるけど、その女が神の使いやとか優勝したんは知らん感じ?」

「知っとるんは知っとるんちゃうか?信じてへんだけで。神の使いなんか()る訳あらへんのに、動物連れのふざけた女が優勝出来る筈がない。優勝者が女や言うならそれは別の女で、自分らの代表が負けたんは変な女の方。せやけどインチキされただけで、ホンマは負けてへんのや!思ときたいんやろ」

「そういう事か。動物連れ女のインパクトが強過ぎて、優勝したホンマに強い女とごっちゃになって伝わってきてる、思たんかな。光ったやの神の使いやのは、話を面白する為に付いた尾鰭でしかないと」

 虎吉の予想を聞き、鈴音は大いに納得した。

 皇帝がああだったのですっかり忘れていたが、この世界の人々の多くは、ずっと昔に神は死んで今もまだ不在だと思っている。

 強くそれを信じている者からすれば、神が居ないのにその使いが居てたまるか、という考えになるのだろう。馬上の男達はこのタイプ。

 優勝者は神の使いらしい等と噂している人は、神が復活したのかもしれないと考えられる、柔らかい頭の持ち主。皇帝がこちらのタイプだ。

 ふむふむと頷く鈴音へ、男から罵声が飛ぶ。


「黙っていないで何か言ったらどうだ!今は道具を持っていないから、恐ろしくて何も言えないか?どんな国で育てばオマエのような卑怯者になるんだろうな!さっさとその卑怯者の国へ帰れ!正々堂々戦う我らフルーヴの騎士の誇りを汚しておいて、何故この地へ足を踏み入れられるのか理解に苦しむ!」

 男の仲間達も『そうだそうだ!』『卑怯者め!』と合いの手を入れ、随分と盛り上がっていた。

 鈴音は呆れ顔だ。

「喋った量と火力が比例してへん。ツッコみどころ満載やし。煽るん下手くそやなぁ」

 溜息交じりの感想を貰い、男達はポカン、野次馬達はポカンからの含み笑いになる。

 腰に右手を当てた鈴音は、呆れ顔のままツッコみどころの指摘を始めた。


「あのお偉い騎士サマと言いアンタらと言い、予選会の存在を軽ぅに見過ぎやで。それにもし卑怯な手ぇ使(つこ)て勝ったにしても、あの大会に禁止事項はないんやからやったモン勝ち。皇帝陛下もお認めになった勝利に、アンタらは異を唱える訳ね?いつから属国の騎士は皇帝陛下より偉なったん?」

 挨拶代わりの一発で、男達の顔が引き攣る。

「なあ?違法な道具とやらがないとマトモに戦われへんらしい女を、馬に乗った大勢で威圧する誇り高い騎士さん方よ。これがフルーヴいう国の正々堂々?いやー、私が知ってる正々堂々と全然(ちご)てビックリやわー」

 これに男達は慌て、国ごと馬鹿にされたようで野次馬達は嫌そうな顔になった。

「違う!今は偶々こう……」

 つい先程まで威勢よく吠えていた男が、顔色を悪くしながら言い訳を始める。

 しかしその声は、国境の壁付近から響く救援要請の大声に遮られた。


「魔物が出たーーーっ!“酒飲み人手”だーーーっ!」

「門を閉める!人々の誘導と牽制の手助けを!」

 要請を聞いた者がまた叫び、声のリレーで内容が遠くまで伝わって行く。

「サケノミヒトデ?サケノミてなんや。あ、酒飲み?酔っ払って暴れるヒトデいう事?」

 この世界の魔物を知らない鈴音は、変な名前に目をぱちくりとさせるばかり。

 街と人を守るのが仕事の男達は、そんな鈴音を忌々しそうに睨んでから、現場へと馬を走らせる。野次馬達は蜘蛛の子を散らすように居なくなった。

 パニックという程ではないものの、人々は国境の壁から距離を取るべく急ぎ足で移動し始めている。

 鬱陶しい輩から解放されたのは良かったが、人の流れが完全に進行方向と逆になってしまったので、面倒臭くなった鈴音は屋根へ。

 途中、人を避けて徐行運転な男達を追い抜き、ひと足お先に国境の壁手前へ到着する。

 3階建ての屋根から見下ろすと、門番達と隣国から来た人々とが、馬車も通れる大きな門を閉めるの閉めないので揉めていた。


「後ろから隊商が来てるんだよ!今閉めたらあの人達はどうなるんだ!」

「だがここを閉めねば魔物が街へ入ってしまう!」

「もうちょっとだけ待ってやれって!」

「その隊商が呼び寄せたんじゃないのか!?酒飲み人手が昼間に出るなんておかしいだろう!川べりで酒盛りでもしたとしか思えん!」

「それこそこんな真っ昼間に!?積荷が酒で事故が起きたのかもしれないだろ!もしそうだったら気の毒過ぎだよ!」

「それは……そうだが、でも」


 わあわあと言い合う声を聞きながら、鈴音と虎吉は同じ角度に首を傾げる。

「お酒に釣られて出てくる魔物?」

「川やのにヒトデが()るんか?」

 よく分からないなあと思っていると、国境の壁の上へ大弓を手にした軽鎧の男達が出てきて、等間隔に並んだ。さっきの男達ではなく、その同僚達だ。

 どうやら、あの弓で魔物を足留めしている間に、大きな門を閉じて侵入を防ぐ、というのが緊急時の正しい対応らしい。

 しかし今回は、魔物から逃げつつこちらへ向かっている人々が居るという、最悪の状況。

 待ってやりたいのは山々だろうが、その隊商と魔物の距離によっては、閉門が間に合わない可能性もある。

 もし門を突破され街に魔物が入ってしまったら、どれだけの被害が出るか見当もつかない。

 けれど門を閉めてしまったら、街へ逃げ込めなかった人々は死ぬ。

「くそっ!どうしたらいいんだ!」

 門番達が文字通り頭を抱える姿を見て、鈴音は『トロッコ問題や』と眉を下げた。


「トロッコ問題てなんや?」

「イギリスの哲学者か誰かが考えた問題。トロッコが暴走しています。そのまま進めば5人の作業員が轢かれて死にます。分岐点を操作して進路を変えると、1人の作業員が轢かれて死にます。あなたは分岐点を操作する立場です。どうしますか?」

「どっちにしろ人死には出るんか」

「そういう事。大勢を助ける為なら1人の犠牲は仕方ない、て分岐点を操作する?自分が操作した事で誰かが死ぬのは嫌やから放っとく?」

 鈴音に問われ、虎吉は半眼になる。

「どっちも嫌やな。自分がトロッコに乗っとったら別の方法も考えられるのにな」

「それなぁー。飛び降りる!とか言われへんねん。どっちを選んでも後味悪い問題やけど、人によってはホンマにこんな感じの選択せなアカン時あるし、自分に降りかからへんいう保証もないし。はぁー……」

 今まさにその分岐点に立った門番達。

 悩むよね、と思いつつ顔を上げた鈴音の視界に、砂煙を上げながら走る2頭立ての荷馬車3台が小さく映った。

 そしてその100メートルほど後方には、同じく砂煙を上げて猛烈な勢いで馬車を追う魔物らしき姿がある。


「うわ、アカン。馬車を迎え入れてからやと、門閉まる前に魔物が突っ込みそう。馬車と魔物の距離が近過ぎる」

 国境の壁の大きな門には、魔物の攻撃にも耐えられるよう金属が多く使われており、その重さから開閉には男性6人を必要とするようだ。

 何故鈴音にそれが分かったかと言えば、頭を抱えている門番が丁度6人居たからである。

 彼らにも、壁の上で望遠鏡を覗いていた仲間から情報が届けられたようで、表情が凍り付き目に見えて絶望していた。

 しかし直ぐに、『悩んでいる余裕はない』と自身の頬を両手で張り、40代くらいに見える最も年長の門番が指示を出す。

「門を閉める。街の住人達を危険に晒す訳にはいかない」

 年長者の硬い声に、仲間の門番達が重々しく頷いた。

 そのやり取りを見ていた一般人からは、『そんな、酷い!』『見捨てるのか!?』といった抗議が飛ぶ。

 屋根の上の鈴音は嫌そうに顔を顰めた。


「酷いやの見捨てるやの、門閉め損ねたら危ないの自分らやて分かってんのかな?プロが無理やて判断したのに、素人が感情論でゴチャゴチャ言うんホンマ嫌いやわー」

 同意だと虎吉が頷く。

「自分らは壁のこっちゃ側に()るから、なんや安全な気になっとるんちゃうか?」

「それや。ほんで馬車が逃げ込んだ後に門はギリギリ閉まる、て勝手に信じ込んどるんやろね。それが出来るんやったら、門番の人らあんな顔せぇへんて」

 溜息交じりの鈴音が言う通り、彼らは苦渋に満ちた表情をしている。

 それが見えているだろうに、『助けてやれよ!』だとか言う人々。

 そんな声は黙ってやり過ごし、左右3人ずつに別れ配置についた門番達は、力いっぱい門を押し始めた。


 ゆっくりゆっくり閉まり行く大きな門。

 そこへ、まだ遠い筈の荷馬車から声が届く。

「待ってくれ!閉めないでくれ!」

 風の魔法に乗せたらしい、悲鳴のような声。

「子供が居るんだ!!」


 そのひと言で、門を閉めると決めた年長の門番が動きを止めた。

「班長?」

 訝しむ他の門番達へ、班長と呼ばれた年長者は眉間に皺を刻んだ厳しい顔を向ける。

「このまま待機。馬車を迎え入れてから閉門。時間は俺が稼ぐ」

 告げられた内容に門番達は目を丸くした。

「何を言ってるんですか!出来る訳ないでしょう!それに、門の向こうはプレリです!軍人の俺達が許可なく出たら国際問題になります!」

「大丈夫だ。軍人かどうかなんて分かりっこない」

 班長はそう言いながら剣を剣帯から外して地面に置き、軽鎧の留め具を外して脱ぎ捨てる。

 この行動の意味する所を理解し、門番達は絶句した。

 そんな彼らを見やり、班長は淡々と語る。


「……昔、安全な筈の街道に魔物が出て、乗り合い馬車が襲われた。その馬車に、実家へ里帰りする妻と息子が乗っててな。食われた。あの日どうして休暇を取らなかったのか、何で俺だけ残されたのか、自問自答の毎日だったよ」

 そこでひとつ息を吐き、小さく笑った。

「今日の為だったんだな。答えが分かってスッキリした。行ってくる。馬車が全て通り次第、門を閉めろ」

 表情を引き締めてそう言い残すと、班長は躊躇いなく門の外へ出て行く。

 他の門番達は、只々その背中を見送る事しか出来なかった。

 酷い、助けてやれ、等と騒いでいた者達は、防具すら身に着けず出て行く班長を見て黙り込む。

 そこへ、鈴音に言い掛かりをつけていた騎士達が漸くやってきた。


「何をしている!早く門を閉めないか!」

 居丈高に叫んだ騎士は、振り向いた門番達から射殺さんばかりの目で睨まれ、たじろぐ。

「ど、どうした……」

「直ぐそこまで隊商の馬車が逃げてきている。彼らを迎え入れて後、閉門する」

 低く抑えた声でそう言われ、騎士達は顔を見合わせた。

「それで間に合うのか!?」

「間に合わないから班長が時間稼ぎをしに行ったんだ!剣も鎧も置いてな!自分が食われている間に門を閉めろって事だよ!何も知らん奴が偉そうに言うな!すっこんでろ!!」

 無神経な騎士を怒鳴りつけた門番の声は、無責任に騒いでいた一般人達にも衝撃を与える。

「あんたが酷いとか言うから……」

「やめてよ、そんなつもりじゃなかったもん」

「見捨てるのかとか助けてやれよとか……」

「は!?いや別に代わりに食われろとか言ってないし」

 気まずい空気が辺りを支配する中、壁の上の弓隊が一斉に矢をつがえた。

 班長は可能な限り壁から離れようと、街道をひた走っている。

 偉そうな物言いを後悔したのか、馬を置いた騎士達は武器庫で弓を手にすると、壁の上へ続く階段を駆け上がり同僚達の横に並んだ。


 壁から数百メートル離れた地点で、班長と隊商がすれ違う。

 その後ろから、高さ5メートル、幅3メートル、長さ4メートル程のブヨブヨとした魔物が馬車を追って現れ、班長に迫った。

 魔物の色は半透明で、その中を無数の小さな黒い粒が動き回っている。

 一見すると素早く動けそうにないのだが、脚に注目すればスピードを出せる理由が分かった。

 まずムカデ並に数が多い。そしてその脚1本1本が、人の手に似た形をしている。地面を蹴るのも掴むのもお手の物という訳だ。


 残り数秒の命だというのに、魔物の観察なんかしてどうするんだ、と道の真ん中で立ち止まり笑う班長。

 壁の上では、あんなに遠く離れていたら矢が届かない、と騎士達が悲痛な声を上げている。

 馬車が逃げ込むまでもう少し。

 班長の命もあと少し。

 妻子に会えるだろうか、等と考えるその耳に。


「うわー、カエルの卵感ハンパない」

 突如として隣から呑気な声が聞こえ、班長は飛び上がって驚いた。

「え、な、何、誰」

「どのへんがヒトデ?ヒトデっぽさあらへんよね」

 動揺し過ぎて言葉にならない班長の横で、訝しげな顔をして首を傾げる謎の女。

「あれちゃうか、脚。先っちょが人の手ぇっぽいで」

 問い掛けに答えたのは、その女が抱いている動物だ。

「喋っ……」

「脚が人の手ぇっぽいから人手!スターフィッシュ関係なかったんかーい!」

 顔をくしゃっと歪めて仰け反り手の甲で空を叩く、という謎の動作をしてから、女は漸く班長を見上げた。


「こんにちは、神の使いです」

 人好きのする笑顔でそう言うや、目も眩むような光を全身から発する。

「目の前のアレ、あ、大丈夫ですよガッチリ掴んで動き止めてるんで。ほんでアレをね、やっつけよ思うんですけど。注意事項とかあります?」

「え、神、止め、やっつけ、注意、え?」

 眩しさに目が殆ど開けられず、言われた事の意味も分からず、班長は大混乱だ。

「ほら、燃やしたら毒の霧を出すとか、水掛けたら増えるとか、衝撃与えたら爆発するとか」

「や、ない。です。火の魔法が弱点だと聞いています」

 少し慣れた目を開け、混乱しつつもどうにか答える。

「おお、火の魔法ですね!よっしゃ派手に行こか!」

「うはは、やったれやったれ」

 やっぱり動物が喋った。

 なんだこれ死ぬ前の幻かな、と思う班長の背中に女が手を添え、楽しげに前方を見る。

 釣られて前を向けば、あの大きな酒飲み人手を丸ごと呑み込む、巨大な火柱が立った。

 地面から空へ、一直線にズドンと、黄味の強い朱色の炎が伸びている。


 炎の大きさからして目と鼻の先と言っていい程の近さなのに、熱さは殆ど感じないという不思議。

「死ぬ前の幻じゃなくてもう死んでたのかもしかして」

 口をついて出た心の声に、女が怪訝な顔をして班長の背中から手を離す。

「うわあっつ!熱い!あれ!?生きてる!?」

 手で顔を庇いながら驚く班長を見て満足したのか、女はパチンと指を鳴らして炎を消した。

「はい、あなたは生きてるし、魔物は死にましたし、問題解決ですね?戻りましょか」

 変わらずビカーッと光っている女に言われ、何となく頷いた班長だが、足に力が入らない。

 どうした事かと視線を下げると、音がしそうな勢いで震えている膝が見えた。

 違和感を覚え両手を見てみると、こちらも冗談のように震えている。今の今まで何ともなかったのに。カチカチと鳴っているのは歯だろうか。


「ありゃー。まあそうなるかぁ。でも英雄がカタカタしてたらみんな反応に困るやろし、震えが止まるまで待ちましょか」

「興奮状態が終わって、本能が味わっとった恐怖が一遍に出てったんやな」

「そら誰かを助ける為や言うたって、怖いもんは怖いよねぇ。腹ペコの猛獣の前に放り出されたんと同じやし」

 うんうん、と頷く女と動物を見ていたら、班長は何だか笑えてきた。

「ふ、ふふふ、ははは、ははははは!こんな、こんなに現実離れした状況なのに、何でだろう、物凄く安心したみたいだ」

「そら良かった。神の使いたるもの、人に安心感与えてナンボやもんね」

 ふふん、と踏ん反り返る女と目を細める動物と、泣き笑いの班長。

 平和な時間が流れるこちらとは反対に、壁の上と門の向こうは大騒ぎになっていた。

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