第43話 ご休憩
「あぅっ、んっ、あっ……そこ、だめ……」
「ほら、逃げちゃダメ。最初は痛いけど、最後は気持ちよくなるから、ね？」
「そんなの、むり……ひうっ、あっ、はぅっ、うぅ……」
ハヅキが必死に身をよじって逃げようとするものの、俺はがっちりとホールドして逃げることを許さない。
「ほらここもこんなに固くして。こりこりになってるじゃないか」
「ひぁっ、はぅ……っ」
「隠したってすぐわかるんだからな？ まったく、ハヅキはいけない子だな」
「ごめん、なさい……ぅあっ！」
俺は固く屹立した太く力強いモノで、ハヅキの奥をぐいぐいと刺激していく。
「この奥がいいのか？ ん？」
「はぅ……っ！」
ビクンと身体をのけぞらせるハヅキ。
「身体は正直だな、ほらほら、ここか、ここがええのんか？」
「あうっ、やっ……ふかい、おくまで、きてる……あ、だめ……んんっ！」
「じゃそろそろ、ラストスパートだ、いくぞ、ハヅキ――」
俺は最後の仕上げとばかりにさらに奥まで、奥までと押し込んでいく。
「だめっ、そこ、らめっ、へんに、なる――」
「ほら、力を抜いて。俺に身を委ねていれば、すぐに終わるから」
そう言うと俺はさらに力強く、ハヅキの中という中、奥と言う奥を何度も何度も固くとがったモノで蹂躙していく。
「ひうっ、ひあっ、はうっ、んぁ――っ！」
「ほら、これで最後だ――！」
俺はここぞとばかりに絶倫をハヅキの一番奥までぎゅっと押し込んだ。
「あっ、うっ、んっ、あぁ――――っ！！」
ビクンビクンと身体を震わせるハヅキ。
しばらく痙攣したあと、糸の切れた操り人形のようにガクッと身体から力を失ってしまう。
俺はハヅキの奥まで押しこんでいたモノを引き抜くと、そっとハヅキの身体を離してあげた。
「はひっ、ふっ、あぅ……」
俺の拘束から解放され、口を半開きにした呆けた顔で、しどけなく寝ころぶハヅキを、
「ふぅ……」
俺は一仕事終えた充実感とともに、見下ろしたのだった。
「……」
「…………」
え？
一体なにをしていたかって？
「うにゅ、あし、かるくなった」
「良かったな」
「うにゅ」
もちろんハヅキの疲れた足のマッサージをしていたんだけど？
足の筋がこりこりになってたから、筋肉をマッサージしたり、指圧で色んなツボを奥の奥まで押してあげていたんだけど？
ちょっと痛いのが玉に瑕で、ハヅキが逃げようとするから足をホールドしていたのだ。
親指をぐっと屹立させて、体重を利用して奥まで押し込むのがコツなんだ。
祖父母に育てられた俺にとって、マッサージは日常の延長だったからな。
俺が肩や腰をマッサージしてあげるたびに、二人ともそれはもう喜んでくれたものだった。
「な、最後は気持ちよくなっただろ。我慢した甲斐があったろ？」
「……うん」
俺の経験に加えて、さらにツボ押しのスペシャリストになる指圧系Ａ級チート『満足棒』による絶倫（飛びぬけて優れているって意味だよ）の指圧術だ。
「あんなに固く張りがあった足も、すっかりやわらかくなったし」
「うん、あし、かるい……でも、まなしー」
「ん？」
「とちゅうから、たのしんでた……」
そう言って、くちびるを尖らせるハヅキ。
「そ、そんなことは……ない、こともないかも？」
「あし、がっちり、つかんだ」
「それはその、ハヅキが逃げて効果が薄れないようにだな……」
「うー」
「いやその、な？ ハヅキの反応が楽しくてさ。ついテンションが上がってしまって……」
「きちく……ぷいっ」
ほっぺを膨らませたハヅキが、拗ねたように横を向く。
「ああ、ごめんごめん、俺が悪かった。ごめんよ、今度はもうちょっと優しくするから許してくれ、な？」
「やさしくなら、いい……」
「ありがと、ハヅキ」
「うにゅ」
「じゃあそろそろ帰るか――」
帰り道でもあれを見て、これをどうして、と散策がてら村まで戻ってくると、
「なんだ、騒がしいな？」
村の入り口あたりに人が集まっていて、なにやら大きな声がしている。
「なにかあったのか？」
嫌な予感がした――
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