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わたしの羽  作者: 田中らら
9/12

水色のワンピースの彼女

水色のワンピースの女性は、

手を伸ばして、

私を助けようとしてくれていた。


私は「主人がいるので大丈夫です」と

柔らかく断ると、

「どこに?」と水色のワンピースの女性が聞いて来た、

「そこに…」と私が滝の方を見ると、

そこには誰もいなかった。


水色のワンピースの女性の手をかりて、

私は水から上がった。


ビショビショの私を見て女性は笑っている、

「ごめんごめん、大人がこんなビショビショなのが、

なんかおかしくて、なかなか見ない光景じゃない?」


彼女の笑顔がどこかで見覚えがある気がしたが、

私もおかしくなり、二人で笑っていると、

彼女が「着替えあるの?」と聞いて来た。


私は着替えが無いことにその時に気が付いた、

「じゃ家に来なよ」


「え?」


「だってその服じゃどこも行けないよ。」


「でも旦那が…」


「大丈夫だよ、携帯電話あるでしょ?

 旦那からそのうち電話があるよ。」


昔からの知り合いのように接してくる、

気さくな彼女の誘いを断ることが出来なかった。





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