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わたしの羽  作者: 田中らら
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運命

私には羽がある。


羽と言うと、

鳥や妖精のように空を飛ぶイメージがあるかもしれないが、

私の羽は空を飛ぶ為の物ではない。

そして他の人には見えない羽。


私の羽は…


その説明はまた後で。


私が自分の羽に気が付いたのは20代の後半。


結婚して、育児もだいぶ落ち着いて来て、

次の人生何をするか考えている時にそれは急に来た。


ある朝、私は突然倒れた。

始めは貧血だと思っていた。

しかし、

その日から坂を下るように私の体調は悪くなっていった。



いつもと同じ朝、

いつもと同じ夜

でもまた明日が同じ1日だとは限らない。


人間生活は毎日同じことの繰り返し。

それに飽き飽きして刺激を求める人もいるけど、

私は心のどこかで刺激を求めながらも、

今の暮らしを壊すリスクのある刺激は要らないという考えの人間だ。


結婚して、子供が出来て、家を買い、

これほどの普通は無いという、

人生に教科書があるのなら、

その教科書通りの人生だった。


私の体調はどんどん悪化。

どこかが痛い、大病そういう体調の悪さではなく、

言葉で表すのは難しい症状だった。


わかりやすく言うなら、

ゼンマイの切れかけた人形ような状態だった。


今までさくさく動いていた身体や頭が自分の思い通りに動かない、

頭が回転しない。


色々な病院に行っても原因はわからなかった。


身体が重く、

自分が自分ではないような感じが数年続いた。


そんなある日私はあることに気が付いた。


つづく



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