登場人物紹介+用語 *ネタバレあり*
絵は自作です
・キャラクター
ラウラ・ヘルブスト 男/女 ?歳 盾役(厳密には職無し)
訳あってTSした元男。見た目に反し、フィジカル面は一切影響を受けていないのでナメると叩き伏せられる。また育ちが悪いので怒ると罵詈雑言が増えてしまう。
伝説のスキル「ラーニング」を授かったことで、彼/彼女の冒険者人生は一変した。
トリシャ・エアラッハ 女 11歳 魔導士
まだ子供だが、冒険慣れした中級者。当初は心を閉ざしていたが、ラウラとの出会いで再び前向きに生きれるようになった。
多彩な魔法を操り、回復や補助もこなせるスペシャリスト。大人しそうな雰囲気を持つが、最近は芯が強くなってきた。
マルタ・リーヴ 女 12歳 錬金術師
ハーフエルフ。単独で二層まで進む実力を持っており、ゴーレムに騎乗するので接近戦も得意とする。
あまり感情を見せず、淡々としているが不愛想なわけではない。ある強い目的を抱いて迷宮に挑み続けている。
ハリー 男 27歳 神父
ノイスガルドの教会で神職を務めている。一見すると敬謙な神父に見えるが、酒乱で女性にだらしない生臭である。
しかし一方で別人のように有能な立ち回りをすることもある。
ギル 男 67歳 鍛冶屋
ノイスガルドで武器屋と鍛冶屋を兼業するドワーフ族の男。頑固な職人だが腕は確かで、ラウラとは長い付き合いの友人である。
もじゃもじゃのヒゲが良く目立つ。
ガラフ・ヒューイット 男 21歳 戦士
筋骨隆々、巨大な斧をぶん回すスキンヘッドのナイスガイ……ではなく、当初は腐れ外道同然のチンピラだった。
しかしラウラに命を(結果的に)救われたことで改心し、現在では彼女たちを守るべく奮闘している。老けて見えるがまだ20代である。
スキンヘッドがまぶしい。
ボウマン 男 20歳 剣士
ガラフとパーティを組んでいたチンピラその2。
ヨルムンガンドの攻撃で重傷を負い、現在も治療中。
ポール 男 21歳 盗賊
ガラフの仲間その3。
ヨルムンガンドに頭から食われ、死亡した。
ソウジ・サカタ 男 23歳 サムライ
ノイスガルドの冒険者ギルドを取り仕切るギルドマスター。
その剣の冴えは恐るべき鋭さを誇り、若くして破天荒なものが多く揃う冒険者たちを管理している。出身地はアシュタリル大陸ではなく、海を越えた先にある小さな島国らしい。
バーン(BN3号) ? ?歳 絡繰り人形
古の時代に作られたとされる非常に高度な人形で、その完璧な仕事ぶりでソウジのサポートに徹しているギルドのナンバー2である。
カイル・ベッカー 男 15歳 軽戦士
仲良し四人組パーティ≪シンフォニア≫のリーダー格的な少年。炎の魔法剣を操り、その威力はラウラも驚くほど。
直情的で仲間想いだが、暴走しがちな危うさもあるため良く諫められている。
タルタロスには腕試しのために訪れ、偶然出会ったラウラの強さに見惚れて憧れている。
アリア・ベレスフォード 女 15歳 草馳人
カイルに巻き込まれた一人で、腐れ縁の幼馴染。
魔法とは縁はないが、魔眼の一つ「大紅蓮の淼眼」を持つので特殊な氷属性の矢弾を生み出すことができる。
カイルには口煩くしつつも、気にはしている模様。
ユリウス・ヴィンダーナーゲル 男 15歳 占星術師
カイルに巻き込まれた一人で、アリアと同じく腐れ縁の幼馴染。
希少な宇宙魔法を操れる占星術師の少年だが、まだ初歩的な星占いしか出来ず戦闘には貢献できていない。本人もそれを気にしており、類まれな魔法の才能を有するトリシャやアリア、七大貴族のザシャに羨望を抱いている。
シィナ・ブラックバーン 女 16歳 魔法医師
カイルに巻き込まれた一人で、故郷はカイルたち同じ東の連合国家だが、出身地は異なり首都イスウェスト。
仲間の治療を得意とし、パワーも人一倍強く本来は遠距離から放つ神の奇跡を接近戦型の杖に宿して殴りかかるという、実に脳筋的な戦闘スタイルを得手とする。
物腰は穏やかだが、怒ると結構怖い。
ザシャ・フォルナ・エーデルヴァイン 女 24歳 賢者
帝国の中でも最も皇帝に近しい七つの貴族の一つ、全ての魔導の開祖エーデルヴァイン家の当代。
絵にかいたような傲慢、高飛車、我が儘を兼ね備えた問題児だがその実力は折り紙付き。継承者争いを楽にするために多才な妹を毒殺した、と言われるほどの冷酷さもあり、下々からの信頼は皆無に等しい。
ノイスガルドでもその身勝手ぶりを発揮し、ラウラたちから顰蹙を買った。
聖騎士王ジーク・オリバー 男
ラウラが憧れる伝説の英雄であり、ただ一人の聖騎士王。七人の仲間と共に世界を救った。
伝説のスキル「ラーニング」の使い手でもあったらしい。
大魔導士シャルロット・フォルナ・エーデルヴァイン 女
ジークと共に戦い抜いた英雄にして、七大貴族エーデルヴァイン家の始祖。世界一の魔法使いとも呼ばれ、あらゆる魔法を操り、その気になれば星を落として敵の軍勢を滅ぼしたされる。しかし同時に慈悲深く、時として仇にさえ慈しみをかけたと言われ、人としても模範的な存在として扱われている。
戦後はジークの伴侶となり、復興に尽力したという。
・用語
「アシュタリル大陸」
ドレン帝国、ライトリム王国、ヴィア・ラッテア、東の連合国家、銀色山脈、南の大平原、小さな国、エドラムの森、ラコー島、闇の国からなる大陸。
その大半の大地は帝国と王国で二分されている。
「ドレン帝国」
アシュタリル大陸の北方地方に広がる巨大な国。
首都は帝都ルビタニア。
「ノイスガルド」
帝国の外れにある辺鄙な田舎町。
地震でタルタロスの存在が明らかになり、急速に発展した。
「タルタロス」
ノイスガルドの地底に広がる巨大迷宮。
未だ未踏破の迷宮の一つ。
「ライトリム王国」
アシュタリル大陸の南方地方を統べる大国。
首都は王都エメラルドガーデン。
「東の連合国家」
帝国と王国の領土拡大に抵抗し、生まれた複数の国からなる連合国。
混成した結果、いくつもの文化や伝統が失われた負の側面も持つ。
首都は交易都市イスウェスト。
「冒険者」
迷宮や人の寄らぬ場所に挑む者たちの総称。
技術不問、年齢制限不問等の完全歩合制の自己責任。
「魔物」
動植物から逸脱した魔の存在。
多くは迷宮に住み着き、独自の生態系を築くのでそれが迷宮踏破を妨げる一因になる。
死亡してもいずれ復活し、そのメカニズムは判明していない。
「スキル」
先天的に授かる才能の一種。これ一つで人生が決まる。
魔物も独自のものを扱えるが、総じて人間のものより高性能で強い。
「魔眼」
特殊な力を宿した、スキルとは異なる異能。
人間の場合はほぼ隔世遺伝で発現する。魔眼所有者は必ずオッドアイになる。