表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/52

解放

「おら!やんのかテメェ。」光莉(と思しき奴)は木刀を手にした。

「安心しろ。お前を解放してやる。」俺は木槍を手に立ち向かう。

先に攻撃を仕掛けてきたのは光莉の方だ。

「うおぉーりゃ。」

「ふん。えぇい。」必死に槍でガードする。当たったら痛いぞこいつの攻撃は。光莉(と思しき奴)は闇雲に木刀を振り回す。


「クソッ…隙がない。どうすればいいんだ。」俺は敵の隙を窺っていた。しかし、その時だった。

「そこだァ!」強力な一撃が俺の身体を切り裂く。

「グッ…痛いわね。流石はその太刀筋じゃ。」痛みに負けそうになりながら、立ち上がった。

「おう。さっきまでの威厳はどうした?香澄。俺を抜こうと思っているんだろ?」挑発してくる。許せねぇ。


「うるせぇ。お前の好きにさせてたまるか!」

「何度来ようが同じ事だ。」ヤツに向かっても向かっても同じ事だ。木刀で蹂躙される。畜生、隙がねぇ。

「お前!コイツをどうするつもりだ!」

「どうするって?お前に言う必要は無い。死んでもらおう。」

ヤツは木刀で目を潰そうとした。

思いっきり、転がって回避した。


「何!どこにそんな力が!大人しく死ね!」

「こんな所で死ねるか。」俺は木刀を掴むと、思いっ切り引っ張り、奴から木刀を取り上げた。

そして馬乗りになって、ひたすら顔を殴りつける。

「光莉!目を覚ませ!うおおお。」

奴の気も段々引いていった。

「ぐぅう。貴様、どんな力が…うわあぁあ。」

奴の気配は完全に消えた。除霊は成功したようだ。


「光莉!おい!」

「香澄、お前どうしたんだ?こんな所で。俺は何故ここにいるんだ。死んだはずなのに。」

「死んでなんかいない。俺が蘇生した。お前は、これからも生きるべきなんだよ。」

「そうか。香澄、ありがとう。」

「まずは、風呂でも入ってゆっくり話そうや。」

「あぁ。そうだな。今日で二日目か。香澄の顔も色っぽいもんだな。」

「何が言いたい!」

「いや、何でもない。行こうか。」


二人は女湯に向かった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ