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試練

4時間目が終わって、俺と日野は話をしていた。

「数学とか意味分からん。他の授業は何となくついていけるんだけど。」

「光莉、羨ましいよ。私なんてさっぱりだわ。」

「生徒会長、そんなだったら次の選挙で負けますよ。折角、1年で生徒会長になったんだから。もっと賢くなきゃ。」俺は、日野に勇気づける。

「分かってるわよ。私だってなんとかしなきゃと思ってる。でも…なぁ、なんか気配を感じないか?」

「気配?確かに何か寒気を感じる。」


「やぁ?皆さん!御機嫌いかが?お弁当食べさせてもらおうかな?イヒヒ。」

不潔な顔立ちの男達が襲い掛かってきた。

周りの女子高生達は顔をしかめている。そいつらの汚さに。

「おい!あんたら表に出なさい。」

「おう?殺ろってのか?喧嘩。上等だ。相手になってやる。地球人ごときが粋がってんじゃねぇぞ。」

彼らは窓を開けてグラウンドにジャンプしていった。

ここからジャンプすると骨折するわ。だから、急いで階段を降りることにした。

「どうやら、勝負しなきゃならないようだな。光莉。私はここで待ってるよ。また敵が来ないかも限らないしな。」

「分かった。倒してくるよ。香澄、何かあったら任せたよ。」

「うん。分かった。」


急いで階段を降りた。


「ハァハァ…お前達!どうしてこの学校に襲いに来る?」

「これは、これは月野光莉さん。遥々、お越し頂き有難うございます。それでは、始めましょか。遠慮なく行くで!」

8人の兵とそれを束ねる背広を来たボスらしい人はドスを持って、同時にドスを空に向けた。

黒い物体が彼らを包み込む。どうやら、化け物と化したようらしい。

「ツクヨミ、頼んだわ。」

『OK、光莉。準備は出来たぜ。』ペンダントの精霊となっているツクヨミはそう言った。

「ルナメタル!召喚!」この体を金色と白の鎧が包み込む。


「三日月宗近!召喚。」俺は、ルナの剣を召喚した。余談になるが、本当の刀は、『みかづきむねちか』と呼ぶが、この刀は『みかづきそうこん』と呼ぶ。言わば偽物である。


「行くぞ!死ねぇ!」敵は思い切り襲い掛かってくる。

「負けるわけには行かない!うおぉ。」俺も無我夢中に剣を振るう。体が火照ってきた。燃えてるぜ!この体。

何度も鍔迫り合いになり、ようやく3人になった。

「ハァハァ…やっと3人か。なかなかやるじゃない。」

「俺達の親分、月魔龍様のお力は素晴らしいんだ。ここで負けるわけにはいかない!うおお!」

3人は肉体を一つにした。強大な力を持った。大きな刀となったドスを使って何度も苦しめた。

「畜生…体がだいぶ熱い。いくぞ。月華斬!」

力を込めて目の前の敵を叩き切る。

「ハァハァ…やったな。」俺は鎧を解除した。

その瞬間、「あ…あぁ。畜生…」思い切り倒れてしまった。






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