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俺と彼女と牛乳と〜月光戦士ルナ伝〜  作者: 恋住花乃
異世界V系バンド〜肉体労働者が異世界に迷い込んで成功しましたが何か〜
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異世界

将軍に謁見した。島津久信公である。徳川政権を破り、島津幕府を開いた。

「そなたよ。日本国はどうじゃ?天皇親政が行われていると聞いたが。」久信は尋ねた。

「それが、外国との戦争に敗れて象徴君主制になってしまいました。実権のない。」武蔵は返答する。


「尊王論は危険だったが、天皇を担ぎ上げて戦争に向かわせる論になったのか?」

「はい。私はそのように思いまする。政治について無知であるので違うとは思う節もありますが。」

「はは。まぁ、呑めや。おい!酒を持ってこい。薩摩の極上の酒を。」


「有難うございます。こうして将軍様と酒を酌み交わすことが出来るのは嬉しいです。」

「いや、大したものじゃありませんよ。最近、日本国が荒れておると聞きますから。地上進出を密かに狙っておるんですわい。」


「地上進出?ここは地下なんですか?」

「左様。地下じゃ。江戸幕府倒幕後、密かに大阪城の抜け穴を利用し拡大した。地下要塞なんじゃここは。日本国にはバレてないがな。完璧、鎖国というわけでも無い。」

「という事は?一体。」

「大阪城管理局局員として何名かを外に出している。今は別に大阪城の抜け穴を利用せずとも出入りは出来るがね。」

「それより、何故、私をお呼び立てしたんですか?」


「そうじゃったな。実は近々、欧米の、いやそちらの世界の文明を取り入れようかと思ってな。勿論、急速な欧米化は嫌だがな。どうじゃ?協力してくれるか?」

「えぇ。私でよければ協力させて頂きます。」

「褒美に、我が給料と同じ額を渡そうぞ。」


よし。これで月野家も奴隷状態から解放される。これからは、同士を救う為に活動して行こう。

「有難うございます。この月野武蔵。身を粉にして頑張る所存です。」

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