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まぜそば

いやぁ、もうセンター試験が近過ぎる。嫌だわ。

「こんな山奥に、まぜそばの店が出来たとは驚いたな。」

月島さんはそう言った。

「あの?まぜそばって何ですか?」僕は月島さんに尋ねた。

「あぁ。混ぜそばか。中華麺に卵や、海苔。メンマ、野菜などが載った食べ物のことよ。まぁ、美味しいから頼んでみようぜ。」

食券を買い、特盛まで無料というその店で薫製まぜそばを頼んだ。僕は並盛で、月島は特盛を頼んだ。

「あの、月島さん良く食べますね。」

「勿論、これから動くんだから。ほら、洸も食べないと動けないぜ。」

「お待たせ致しました。燻製まぜそば並盛と特盛です。よく混ぜてお召し上がり下さい。」

「ほう。いい香りだ。師匠。この肉は一体なんですかな?」

月島さんはその肉について尋ねた。

「これは、滅多に手に入らない猪肉ですよ。豚とは少し違いますからね。多分、美味しいとは思いますけど。」店主は答えた。


「いつも、こんなジビエの燻製をなさってるんですか?」

ジビエとは、野生動物を狩猟で捕獲し、精肉したその肉のことだと後で、月島さんは僕に説明してくれた。

「いえいえ。とんでもない。いつもは、普通の肉ですがね。今日はたまたま手に入ったもんですから。」


「最近は、シカとか増えてきましたからね。まぁ、我々も豚、鶏、牛は良く食べますけど、縄文時代ではシカとか食べていましたからね。意外と美味しい燻製ですよ。」月島さんはそう言っていた。

「この肉が猪の肉ねぇ。」僕は口に入れた。 半分不安を感じながら口にした。驚くことに猪の肉は豚肉のようで美味しかった。

桜の木とミカンのような香りが感じられた。燻製なんて滅多に食べられないのに、こんなに美味しいものなんだと僕は、大人の味を噛み締めていた。


午後になった。月島さんは、ある所に僕を連れて行った。

そこは、剣道場であった。今まで習い事をしていなかった僕は、ここで修行することになった。


「洸。良いか?剣を学ぶとな。精神面で強くなったり、生きていくための判断する力が身につく。勿論、学校でも苛められなくなるだろう。強くなれば逆らうものもいないだろう。どうだ?ここで修行してみないか?」


月島さんはそう言って、僕は即座に修行することにした。

月島さんは、僕が出来なくても決して怒ることも無く、熱心に教えてくれた。新破流と呼ばれる流派らしい。

「大丈夫だよ。洸ならできる。俺は信じているよ。君は強くなれる。」


不思議なことで駄目だと思いながら練習している間にコツを覚えて強くなっていた。コツを覚えたというより、コツが自然と入ってきたって言うのかな。自分でも分からないうちに、強くなっていた。

「洸。凄いじゃないか。よし。君なら我が筆頭になれる。」

僕は一年くらい経って、月島先生にそう言われて、嬉しくなった。そうして、更なる高みを目指して筆頭として研鑽を積んだのです。






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