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No.1914.All of despair
粒子が飛び交い ぶつかり はじけ 消えていく
いずれ なくなって無の空間だけ
何も残っていないんだろうか
残暑って奴が続いてる八月も下旬
涼しい風と強い日差しの曖昧なぬるさで
なんだか体調も 優れなかったりするけど
休む間もない忙しさに追い立てられて
歪みがだんだん拡がってしまう
真っ暗なトンネルの出口にはいつ届く
咳き込んで止まらない口からでてきたのは All of despair
相反する感情 飛び散り 砕け 壊れてく
そして 強い方だけがフワフワと
連鎖し 膨れ上がってしまう
重い体で目が覚めて かすかに痺れていた
同じ時間軸を進んでいるはずなのに違う時間
凍えた指先で 触れたものは凍ってしまう
まわりをみやる余裕もないままから回って
ひしゃげた笑い顔だけが鏡にうつる
真っ暗なトンネルの出口にはいつ届く
咳き込んで止まらない口からでてきたのは All of despair