クロの森
そうして僕たちはクロの森へ移動した。今回の部隊は総大将のサムライさん、中将3名、隊員150人の大部隊だ。
そして僕は飛行船に乗っていた。
「どうして飛行船なんですか?ヘリとか航空機の方が速いと思いますけど」
サムライ「森を爆破する。」
その途端、一斉に全ての飛行船から爆弾が投下された。
「おんぎゃあ!何しとん!」
サムライ「正面から戦えば魔獣の数が多過ぎる。死者も多く出るだろう。こちらの戦法なら一方的だ。」
その時、一機の飛行船が爆発音をたてながら墜落していた。
中将姫桜「全員飛び降りろ!」
墜落した飛行船の隊員達は中将の指示により、パラシュートを付けて飛び降りた。
サムライ「反撃か…シールドを展開しろ!戦闘機発進!」
飛行船から数機の戦闘機が放たれた。
戦闘機ラプター1「ミサイル発射!」
クロ「…厄介だね。」
するとクロから無数の触手が生え、飛び降りた隊員達と戦闘機をぶっ壊した。
マルコスキー「姫桜!!戦闘機高かったのに!クソッタレがぁ!」
マルコスキーはクロに向かって突撃した。
サムライ「待て!奴は強いぞ!」
マルコスキー「ちょっと殴るだけです!ブースター起動、武器着用、トツゲキィィィ!」
クロ「?」
クロは片手で攻撃を防ぐと弾き返して心臓部分を刺した。
クロ「今すぐ攻撃をやめなよ。こいつら死んじゃうよ?」
サムライ「…爆撃を強めろ。」
「おんぎゃあ!何してるんですか?死にますよ!あの人たち!」
サムライ「ロボット何て消耗品だ。幾らでも生産出来る。私も、周りのみんなも。だが、君は違う。君は死んだら2度と復活は出来ない。絶対に死ぬんじゃないぞ」
クロ「そうか。聞いちゃったよ。」
サムライ「おんぎゃあ!」
「矢部」
その時、僕の目の前に何人かのロボットが飛んできた。
「何するんですかって…」
ロボットにはクロの触手が何本も刺さっていた。
クロ「厄介だ。本当に厄介。全く、君達はいつも邪魔ばかりするね。死んでほしいよ。本気で僕を怒らせたね」
その途端、2匹の魔獣がクロの体から生まれた。
美獣伯爵「よろしくナノネン」
野女「チッ。夜露死苦」
クロ「僕の色違いだけを狙え。分かったな」
美獣「了解よー。ウフフ」
美獣は異常な速さで飛行船のシールドに張り付いた。
美獣「ゼエハアゼエハア絶対ニ逃さないヨ」
「おっほん。オエエエエエ」
野女「フン」
野女は鼻息だけで飛行船のもう一機を墜落させた。
サムライ「どうしようかな。『ワイ、初の飛行船で絶体絶命。どうしたらいい?』…これで良しと。シロくん、もうすぐ解決する。今は耐えるぞ」
(え?スレ立てた?…ま、まあ僕は隠れとくか…)
その時、飛行船が大きく揺れた。これは…美獣がシールドごと飛行船を墜落させようとしている。
サムライ「待て。『今死にそう。助けてクレメンス』…。良しと。」