MTS 魔獣との初戦闘
上司が叫んだ
上司「待て!避けろ!」
上司は僕の体を突き飛ばすと僕と上司の位置が入れ替わった。
「上司…」
その時、さっきまで僕がいた場所に巨大な魔獣が飛んできていた。僕は上司に押されたから助かったが、上司は僕を助けるために魔獣の下敷きになってしまった。
「上司?…上司!!」
僕は上司の元へ駆け寄ろうとしたが他の隊員達に止められ、大人しく下がった。その時、1人の侍がやって来た。
サムライ「一波一刃」
侍は魔獣を刀で真っ二つに斬ると、僕の前に立った。
サムライ「大丈夫かい?」
彼はMTS教育学校で習った人。MTS大将だ。大将は5機いて彼もその一機だ。大将「サムライ」は刀を使った攻撃をし、高い戦闘力に加え、冷静沈着な性格もあり、仲間から慕われている。
「おっひょ!」
サムライ「?……魔獣の群れが近づいていると報告があった。君たちの部隊は熊タウンへ撤退だ。」
僕は犬型ロボットに飛び乗ると急いで撤退することにした。僕たちが撤退する背後では魔獣と戦闘を繰り広げる上級部隊の姿が見えた。
そして僕たちは熊タウンへ到着した。
熊タウンには創設者がいる。それが、熊タウン創設者「熊沢熊吉」だ。彼は神話の時代から存在していて、人類を超越した力を持っている。そして熊沢が作った熊タウンを守るのが守護精霊だ。6人の動物から生成され、熊タウン中を駆け巡って警備をしている。熊タウンは北海道くらい大きい。
「ふうう」
僕は熊タウンへ帰って家のベッドで寝ていた。僕の家があるのはMTS特区。MTSに所属している人が住んでいる区域だ。隣は観光区域と商業区域なので便利だ。
「ふんふんふん鼻歌らららー」
するとスマホから電話が鳴った。
上官「初任務ご苦労。試験は合格だ。」
僕は頭が?になった。
「試験ってどういう…?」
上官「君はまだ正式には入隊していなかったんだ。少し前に行ったのは偽の試験さ。…それと、大切な話がある。ロボット工場へ来てくれ」