第6話
「そこをどけぇ!ちょまっ…!!助けて!助けて!!」
ドームに向けて、出発して数刻で、蜂たちに囲まれてしまった。このカクカクボディでは、武器も使えないので、とりあえず、魔法をうちまくる。
そのうちの一つが蜂にあたり、簡単に燃え上がる。さすがにいくら使い慣れていないとしても魔法、それも一つの技にポイントを振っただけあって威力はすさまじかった。10ポイントのファイヤーボールに990ポイントの威力に振るという蛮行を行った結果。あたった蜂が一気の燃え上がる。だが、当然連射はできない。MPは自動回復されるとはいえ10秒ほどのインターバルがある
「援護!はよ!援護ぉぉおおおお」
「はははは」
相手も馬鹿じゃない。危険な攻撃とわかるやいなや行動のパターンを切り替えてきたのだ。
「無理無理無理!!」
「きみはほんとにおもしろいね。ヘル・フレイムくん(笑)はは」
「(笑)とかいうなや。早く助けろ!!」
すぐ脇を蜂の毒針が通りすぎる。人の腕くらいの太さがある針が毒液をしたらせているのが見える。
「ひいいいい」
「頼み方というものをしっているか。天井くん」
「いま、おれは、つっこむ、よゆうが、ねぇえ!!!」
「お・ね・が・い・し・ま・す・女・王・様?ではないか」
「ばかか!!ひいいいい!!」
頭の上を蜂の顎が通り過ぎる。
「助けろ?頼み方がおかしいんじゃないか。天井くん」
「はぁ?こんなときに、なにを。のは!!!!!」
次々に撃ちだされる針を必死によける。
「なんでもいうこと聞きます?もいいな」
蜂の攻撃をよけつつ、屋根の上にいる相棒の姿をみると、相変わらずにまにまとこちらを見てくる。くそう。足元見やがって。
「お願いします!女王様!!なんでもいうこと聞きます!!!」
「よろしい!頭をふせたまえ!」
高らかにそう叫ぶと彼女はライフルを構え、首をかみ切ろうとしてきた蜂を打ち抜く。
「ふ、ふ、ふ!どうだね。館長君」
「BEE!まだいる!!まだいるんだけど!!」
彼女が倒したのは一匹だけ、あとの群れはまだまだいる。
「それは自分でどうにかしたまえよ」
「あ?」
「さっきもいったが。一発に威力を込めた分、再装填には時間がかかるんだ」
「あ、あ、あほかぁああああ!!」
俺の声は空高くに響き渡った。




