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2020年 秋文集『切株』

断面は三角形の

作者: 本見鈴

 やっぱり、ぼくは退屈していただけなんだと思う。誰でも良かった。ぼくから目を離せるなら、誰でも良かったんだ。

 開いていたブラウザのタブが全部消えてしまった。それだけのことなのに。ぼくが記憶に留めて味わっていたものは、ぼんやりと白くなって、やがて透明になっていく。覚えておくべきぼく自身との約束をまた守れなかった。履歴を開いて弔うこともできない無力感を受けいれる。そうして、ぼくは頭の中にいずれ来るべき死を思い描く。

 人はいつか死ぬのに、なぜ生きていけるかについて考えることが癖になっている。

 ぼくはまた寝付きの悪い夜を過ごす。すぐにぼくの様子なんか気にもしない朝が唐突に訪れる。毎日繰り返しだ。朝と夜の間に、インターネットばかり見ていると、締め切りまであと一週間を切っていた。ぼくは、いかにもめんどうなガキに見えているだろう。実はそうでもなくて、ぼくはこれでも卒業間近の優秀な学生なんだ。まあ学生はガキにかわりないけどね。卒業制作の締め切りがぼくを迎えに来ているんだ。もうシルエットがはっきりしているんだ。

 ぼくはいつか死ぬのに、なぜ生きていけるのか。それは、締め切りがあったり、周りの人に執着していたりするからだと思う。とりあえずそんなところだと思っている。だから、締め切りを与えられず、作ることもできなくなったらどうしようとか、今いる友達との関係が変わってしまったらどうしようとか、考えるのは結構怖い。

 ぼくはギリギリのところで踏みとどまれている。ダサいけど仕方ない。ぼくは人を傷つけないように、細心の注意を払って、ぼくなりに自立している。ぼくのメンツをひたすらに守っている。

 いくら死について考えるのが癖になっているからって、食欲がないわけではない。ぼくは昨日作りすぎて食べきれなかった煮物を冷蔵庫から取り出す。冷えたこんにゃくを箸でつかもうとすると、けたたましくスマホが鳴り出した。死に際のセミのように回転している。

「はい。佐々木です」

ぼくは箸を握ったまま電話に出た。

「起きてた! もう駅で三時間待ってるけど!」

「あー」

とりあえず口を開けて声を出した。ぼくは箸をゆっくり置いて、時計を見た。締め切りまであと三日。今日は幼なじみのあかりちゃんが、ぼくのいる町まで遊びに来る日だった。

「あーじゃないよ。もうアパートまで行くから」

「うん。ありがとう。それじゃまた後で」

あかりちゃんは時間にうるさい方だ。遅刻したぼくは電話越しでもびくびくしてしまう。意外と怒っていなさそうな様子に安心した。今日は最終確認をしようと思っていたのに今日だったかな。最終確認といっても、ぼくのあのすばらしい最高傑作を眺める作業だからな。まあいいか。作品のことはいったん忘れよう。

ぼくはやっとこんにゃくを口にいれた。つめたいけどおいしい。めんつゆ味。真冬に食べるつめたい煮物はとてもいい。いつか誰かに教えたいな。

ぼくは上京してから自炊をするようになったり、部屋をきれいにするように心がけるようになったりした。電話も嫌がらずに一回目で取る方がめんどうにならないことも学んだ。ぼくが成長しなかった部分と言えば、カレンダーとの関係だ。ぼくはカレンダーをめくるのが苦手で、今年も四月のあとはまとめて九月にめくった。一月の今でも九月のカレンダーが壁にかかっている。そんなぼくのなまけものなところが、ぼくを生かしているのかもしれない。もっと俊敏であれば、すぐに怪我をしてしまって、回復が間に合わない感じになっていると思う。こんなに振り返りながら、何になるのかという話なんだけど、ぼくは言い訳のような自己紹介がしたくなっているだけだ。あかりちゃんとの約束を忘れていたことに少なからずショックを受けているのかもしれない。

煮物を平らげたぼくはスマホを開いてあかりちゃんの写真を見返す。パンケーキとあかりちゃん。ぼくとあかりちゃん。ぼくは卒業制作のクレジットのスペシャルサンクスにあかりちゃんの名前を載せている。あかりちゃんはぼくの「制作」を肯定してくれた初めての人だ。あかりちゃんがいなければ、ぼくはどんな進路を歩んでいたか想像できない。

あかりちゃんの口癖は「運命」だ。いつも些細なことに運命を感じているから面白い。その運命センサーの反応の良さに、ぼくは元気をもらっている。あかりちゃんとの思い出は、ぼくを安心させてくれる。

そろそろあかりちゃんがやってきてしまう。お気に入りの服に着替えよう。部屋の換気もしよう。



完璧な身支度のぼくとぼくの心はぼろぼろになってしまう。なぜか。それは、あかりちゃんが成瀬くんとやってきたからだ。とどめを刺したのは、あかりちゃんの嬉しそうな、ぼくたちもうすぐ結婚するんだという報告だった。



「おじゃましま~す」

「あかりちゃ……」

あかりちゃんの背では隠し切れない、男の姿が見えた。

「よ」

あかりちゃん、こいつ誰……。ああ。

「もしかして、成瀬くん?」

正しくは少しおじさんになった成瀬くんだけど。

「ビンゴ」

……忘れていた方が正解だったのかな。あかりちゃんからの電話もとらない方がよかったのかな。三時間とかきっとあっという間だったんだ、ぼくは急いでお気に入りの服なんか着ちゃって、恥ずかしくなっていた。だって、あかりちゃんと成瀬くんは明らかに、そういう雰囲気だったから。

 それからあかりちゃんはぼくの部屋が意外と整頓されているとか、「これが“先生”のお部屋ですか~」とか茶化しながら、ソファにずけずけと向かっていった。

 ソファは二人掛けだ。ぼくはあかりちゃんの隣を成瀬くんに譲ることに、思いのほかいらいらしていた。ぼくは深呼吸しながらできるだけゆっくりとクッションをもってきて、あかりちゃんの近くに座った。すかさずあかりちゃんは嬉しそうに、「私たちもうすぐ結婚するんよ」と言った。

 ぼくがうまくおめでとうと言えずにいると、「やっぱり聞きたいやろ! なれそめとか」と、あかりちゃんは続けた。

あかりちゃんは手土産の焼き菓子をごそごそ取り出して、ぼくの方にもいくつかくれた。テーブルにはつめたい煮物の雰囲気は影も形もとどまっていなかった。

「まあ、はい」

 ぼくはいまどんな表情をしているのだろうか。

「それがね、これまた運命的な再会でさ~」

 あかりちゃんはいつも通り身振り手振りが大きい。卒業制作の期間に言えなかったから、今日はとことん聞いてもらうと前置きして、あかりちゃんは熱っぽく語り出した。

長く甘い運命的な再会の話は、いつも聞いているあかりちゃんの恋バナと特に変わらないものだった。些細なことに運命を感じて、喜んでいる。ひとつだけいつもと違うところがあった。それは、結末だ。あかりちゃんは「運命じゃなかった」とぼくに泣きついてくるまでが、いつものパターンなんだけど。今日はこの世で一番幸せそうだった。もしかして、まだ結末は来ていないのかな、なんて意地の悪いことを思ってしまった。

ぼくが幼なじみの幸せを心から祝福できないのは、性格が悪いからじゃない。相手が悪い。

 成瀬くんは高校一年の頃までぼくたちと仲良くしていた。成瀬くんもぼくの幼なじみだ。成瀬くんは連絡先を変えてから転校していたようで、今まで音信不通だった。最近あかりちゃんがたまたま成瀬くんのアカウントを見つけて、連絡をとるようになったらしい。

 どちらかといえば成瀬くんは、あかりちゃんよりぼくと一緒によく遊んでいたしよく話していた気がする。あかりちゃんの話し方はいつも浮ついた感じだけど、成瀬くんは対照的で大人っぽくて落ち着いていた。だけど、成瀬くんもたまに熱っぽくなってぼくに話してくることがあった。内容はぼくにとって難しいものばかりだったけど、ぼくはその成瀬くんの話が結構好きだった。

 成瀬くんは今イラストレーターをやっているそうだ。成瀬くんはスポーツバッグといつも一緒の少年のイメージだったから、意外だった。結構人気があるそうで、グッズや画集を売って、個展まで開いているそうだ。ぼくはちょっと敗北感をおぼえた。ぼくは卒業制作ごときで、クリエイターになった気分になっていた。

 あかりちゃんが惹かれるのもよくわかるような気がした。あかりちゃんは、絵を描いて人を元気にしているところがかっこいいとはっきり言い切っていた。ぼくもかっこいいと思った。悔しいっていうより、ちょっとなんかさみしくなった。

 あかりちゃんがなれそめを一通り話し終えるのに、成瀬くんは口を挟まなかった。ぼくと同じように、あかりちゃんを見守っていた。

「そっか。知らないうちに、いろいろあったんだね」

 ぼくはそろそろしんどくなってきていた。早く帰ってくれないかなとさえ思った。

「そういえば、卒業制作の締め切りはまだなんやっけ」

「うん。完成はしてるけど、締め切りは三日後」

「大変なときに来ちゃってごめん。きっと食材とか、買い物に行けてないんやない」

 ぼくはちょっと苦しかった。あかりちゃんが謝らなくてもいい気がした。もとはと言えばこんな時期に遊びにきていいと、ぼくが了承したはずなんだし。覚えていないけど。

「あー、冷蔵庫空っぽかも」

 煮物食べきっちゃったしなあ。ちょうど色々切らしていた。

「じゃ、なんか買ってくるよ」

 “先生”同士、積もる話もあるやろーと言い残して、あかりちゃんは近所のスーパーへ行ってしまった。

いくら死について考えるのが癖になっているからって、食欲がないわけではない、とか思っていたけど。幼なじみの結婚かあ。ぼくはなまけものであるあまり、気分の切り替えも得意ではないからな。一体どうすればよいのだろう。

ぼくは成瀬くんの相手をしなければならない。とりあえずクッションに座ったまま伸びをした。

「佐々木、変わってないな」

 沈黙に耐えかねたのか、成瀬くんはつぶやいた。

「そうかな」

 成瀬くんは老けたね、なんて軽口を叩ける元気はなかった。

「あかりマジで話してなかったんだな」

お前、顔に出すぎと成瀬くんは笑った。

「うん」

ぼくはなんて返事をしたらいいかわからなかった。何が顔に出てしまっていたのかな。驚きかなあ。話すことが、ないなあ。そうだ。いつ帰るか聞かないと。

「「あのさ」」

 恥ずかしいやつだ、これは。ぼくと成瀬くんは微妙にハモった。

「いいよ。話して」

 ぼくはとっさに譲ってしまった。

「俺さ。佐々木に憧れてた」

 真面目な顔をしているから、これはからかっているわけじゃなさそうだ。ぼくは、うんともへえとも言えなかった。

「佐々木は天才だと思う。俺、佐々木の一番のライバルになりたくてさ」

 ライバルどころか、実績で考えたら成瀬くんの勝ちじゃないか。あかりちゃんも、成瀬くんのものだ。

「だから、俺が納得いくまで、連絡しないように決めてたんだ。俺、佐々木のこと忘れたことなんて一日もなかったよ」

呆れた。

「それで、あかりちゃんとの結婚報告が、納得いくライバル宣言だってことですか」

 まさに負け犬の遠吠えだ。あかりちゃんの声を聴いて、浮かれてしまった自分が馬鹿みたいに思えてきた。ぼくはいま何のためにこんなイベントを経験しなければならないのだろう。

 成瀬くんは考え込んでいるようだ。無神経なんだよな。ぼくが痛々しく見えているかどうかも怪しい。

「佐々木……怒ってる?」

「はは、どうかな」

 ぼくはもうなんか泣きそうだ。声もガタガタだ。

「成瀬くんさあ、煮物好き?」

これ以上成瀬くんに話を持っていかれてはつらすぎる。ぼくは、裏返る声のまま話し続ける。

「今日の朝ごはん、といってもお昼に食べたから、昼ごはんか。昨日の残り物の煮物を食べたんだ。冷蔵庫からそのまま出して。タッパーに箸突っ込んでさ。つめたくて、美味しくて。はは、いや本当に美味しかったんだ。こうして、わざわざお客さんに話すくらいだからね。誰かに話したくなったんだよ。どうしてかわからないけど。でもそれは誰でもよくて。何が言いたいかっていうと、自分にとって成瀬くんはただの人で、誰でもよくて。でも」

 でも、あかりちゃんが幸せになるときに一緒にいるのは、誰でもよくない。ぼくが、なれたら、よかったのに。

「でも?」

 ぼくは成瀬くんへの異常な嫉妬を隠せなくなっている気がした。ぼくはギリギリのところで踏みとどまれなくなってきている。

「……なんでもない。天才かあ。えらく褒められちゃって、取り乱しちゃった」

 ぼくは大丈夫。ぼくは大丈夫だ。深呼吸して言い聞かせる。

「嘘じゃないよ」

 佐々木は本当に天才だと成瀬くんは付け加える。ぼくの作品、あかりちゃんが見せちゃったのかな。まあいいか。

「あかりちゃんが帰ってきたら、もう帰ってくれると助かるな」

 ぼくは成瀬くんの目を久しぶりに見た。

「……わかった」

 成瀬くんの目は一切のゆらぎを見せなかった。まっすぐだった。

 それからあかりちゃんが帰ってくるまで、成瀬くんのイラストの仕事のことを、ぽつぽつと話していた。成瀬くんの絵は細やかで今にも消えそうな儚い印象だった。ぼくの学校の友だちとも知り合いらしい。一緒にバンドのミュージックビデオを手掛けたそうだ。世間は狭いというか、ぼくの行動範囲や世界は限られたものに感じた。

 あかりちゃんが帰ってくると、ぼくが卒業制作の仕上げをするとかなんとか言いくるめて、すぐに二人ともを追い出すことに成功した。



 ぼくはお気に入りのワンピースを脱いだ。メイクも全部落としきって、ジャージに着替えて、タブレットを立ち上げる。

 卒業制作のファイルを開く。ああ、消してしまおうか。これを生かしておこうか。あと数日もあるんだ、スペシャルサンクスなんかいくらでも書き直せる。

 ぼくは思いとどまって、別のファイルを開く。どうして、どうして、ぼくがぼくであるばかりに。

「ぼくには、これしか、ないのにな」

 ぼくは新しい枠に、ぼくの断片を描きこんでゆく。左にシーンを、右に秒数とセリフを。

 ぼくの成長に必要なゆれであるにせよ、つらすぎる。ぼくは涙をぽたぽたジャージにこぼす。涙は拭えない。ペンを伝って、画面に落ちてしまうから。ぼくは見たくない。そんな水たまりなんて、見たくない。

 ぼくは、ぼくの生み出した彼や彼女の表情、声、身振りや視線の動き、すべてを何回も何回も消したり描いたりして思いを馳せる。足音や笑い声、ビルの崩れる爆発音。

 ぼくは、ぼくは。あかりちゃんの幼い声が響く。

「あゆちゃんのえ、とってもすきだな」「もっとあゆちゃんの描く絵が見たいな」「ノートでもすごいよ、こんなに生き生きしたパラパラ漫画ってあるんだ」「短くても感動したよ、本物の世界がそこにあるみたいだった」

 思い出すと、ぼくは大して肯定されていたわけじゃなかったみたいだ。だけど、ぼくの落書きはあかりちゃんの言葉で、初めて意味を持つことができたんだ。

 ぼくは昔描き上げることができなかったコンテに、たくさんのシーンを差し込む。

そしてがりがり何枚も描いてつなぎ合わせて、動かして。

ぼくを止めるものはもう何もなかった。味噌汁やソースの匂いがする街を足早に進み、駅へと向かう。どこかへ帰る人の隊列。誰も誰とも話していないのに駅は騒がしい。改札から向かってくるスーツの合間をひたすらかき分けてかき分けて、進んでいく。にらみつけても、誰とも目は合わない。日々、誰かにどこか遠くへ連れて行ってほしいと願っていた。今は自分だけで叶えられる。誰かなんていらない。ぼくを止めるものはもう何もない。どこまで、どこまでも。走れ、飛んでしまえ。全てを踏み台にして。

 ……ひどいじゃないか。ぼくが女であるばっかりに。あかりちゃん、君は何か生み出せるなら誰でも良かったんじゃないか。どうしてぼくと出会ったのが運命だって言ってくれなかったんだ。

 ぼくは親友として、君の話をたくさん聞いてきたじゃないか。それなのに祝福しろだなんて。

 うう。もうぼくなんて言っているのも、みじめになってきた。ぼくとして語るのはとても心地がよかった。あのブラウザのタブが全部消えてしまった日に、ぼくの存在も消してしまえばよかったんだ。

 私が! 私が、いくらぼくとして存在していても、あかりちゃんには選ばれないんだ。分かっていたことだし、あえてその無視される自然さを愛おしく思ってもいた。

 全てにさようなら。ぼくはささやかな思い出をずっと反芻する醜い化け物になります。生きてはいられるよ、だってひとりでもコンテは切れるから。ぼくがつまったぼくによる映像。自撮りなんかよりもっと不気味なものをぼくは作り続ける。それはいとおしいものではなくなって、もう呪いに近いけど。ぼくはいつ死ねるかな。早く迎えに来てほしいな。



 結局、ぼくは、先に完成させていた作品を提出した。スペシャルサンクスにあかりちゃんの名前も入れたし、成瀬くんの名前まで入れた。

 成瀬くんはまた音信不通になっていた。あかりちゃんは「運命じゃなかった」とぼくに泣きついてきた。

 成瀬くんの知り合いだった学校の友だちに、あかりちゃんの頼みで、成瀬くんの消息を尋ねた。友だちも成瀬くんと連絡はとれないらしい。ただ、成瀬くんは病気もちらしく、今度一番好きだった憧れの人に会えたら、入院して死を待つと言っていたそうだ。憧れの人がずっと輝き続けられるように、イラストレーターとして活躍していることを教えて、発破をかけにいくとも言っていたそうだ。

 ぼくは、成瀬くんのまっすぐなまなざしを思い出す。

 ぼくはいつか死ぬのに、なぜ生きていけるか。その理由をまた一つ抱えることになった。

 ぼくはカレンダーをめくった。

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[一言] 「ぼく」という形式で性別を男だと思わせておいて、実は女だった、というレトリックが面白かったと思います。一人称ならではのやり方ですね。 語り手の表現に「すばらしい」や「ちょっと」という言葉が多…
2021/03/15 04:17 退会済み
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