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プロローグ

作者: 山田太郎

力強く吐いた言葉が煙のように宙を舞い無気力な踊りを見せる。

神風を信じた彼を地に道を歩けば正しい道に進めるのだろうか。

常識法律ルールが私のルーツとなりユートピアを作り上げる。

不純物を取り除いてもクリスタルにはならない。

不純物すらもクリスタルに溶け込んでしまう。

それが常識であり、法律になる。

悲しみの涙も喜びの涙も成分は変わらない。

偉そうにしょっぱいと人の料理を貶す料理人はカップラーメンが大好物だそうで

あなたが今日踏んだ石は昨日の誰かも踏んでいて明日の君が踏むだろう。

そうして角が取れ歴史が積み重なる頃、石は砂となり宙へ舞い待ちわびた空の旅を始める。

雨が止んだ後の独特な匂いや空気感を感じるように不思議とこの部屋には君の存在を感じる。

電柱に傷が付いていたんだ。そこを僕の爪で引っ掻いてみると白い傷がついた。

今思えば電柱に傷が付いたのではなく僕の爪が傷ついていたのかもしれない。

歯がない人を笑い、髪のない人を笑い、脚で地面の感触を得られない少年を横目に僕は五体満足、健康状態で通り過ぎる。

育つ感覚を得られたことはないが、気がつけばこの道も通学路となった。

好きについて考えるとその日から誰かを愛おしく思うこともなくなった。儚くも脆い僕の初恋

笑いたくもないのに笑ってしまう。僕は自分のノウミソを見たことがない。

足、馬車、車、新幹線、飛行機、そして今僕たちは盲目の世界を生きていた。

人の傷ついた心を癒すのは薬ではなく人である。

人は動物を飼うが、神は人を飼わない。そうしてどこがで今日もまた動物は人を食べる。

感情がないのではなくて感情に気づかないのではないか。

夜に思想、酒に言葉

声を上げ、涙を流し人は眠りにつく。

遠くに見える小さな赤い火の玉にタイヨウと名付けよう。太陽は暖かい光をくれて人々を照らしてくれる。もう折り返し地点ではないか。

美しさの風に舞い上げられた少女は誰も見えない世界で汚い生活をしているらしい。

外を美しくすると内が汚れるらしいが内を綺麗にすると全てが汚れてしまう。

言葉をいくつ発しようと1度の口付けには敵わない。

禁断の果実を食し羞恥を知る人もいれば果実の甘さのみを知り得る人もいる。

ゴミ箱に手を突っ込んでみたときチクッとした感覚が伝わり手を引き揚げると人差し指から少量の血が出た。どうやら忘却に触れてしまったらしい。

絆創膏は傷を治すのではなく時を戻すのだと言った彼は大病に患い全身に絆創膏を貼ったまま心臓を止めたそうだ。どうやら戻しすぎたみたいだ。


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