女子附属魔法学園 III
リュウカの担当授業が始まり、順調な感じであるが…実戦となるとやはりこうゆうことをしたくなるわけだ。
「え? 先生と戦うのですか?」
「うん、まず実力を見たくて」
「ならば私が」
「リリはもう分かる、さすが強いって言われてるだけある」
「ぬぐ…」
「さ、手始めにやりたい人はいる?」
すると一人がスッと手を挙げた、青髪の少女である。
「私がやります」
「えーと、君の名前は…?」
「ペルンセ・ソラ」
「ソラね、じゃあ準備しなさい」
「了解」
校庭の中央に行き間迎えに立つ。
ソラが持つ武器は…大剣である、小柄な体に対して物凄くパワフルなのを扱う。
見た目に関わらず凄いと言った言葉、さすがと言うべきだろうが…何故か静かな生徒。
「一般出身でしたわよね?」
「底辺の成り上がりのつもりかしら?」
「早く倒されたりして」
「クスクス…」
リュウカはその小言を聞いていたので、ソラにこう優しく声で言った。
「ソラ、出せる全力を私に放って」
「え?」
「じゃないと、底辺ってバカにしてる奴に見返せない」
「ーーーっ!!」
「私は冒険家でバカにされた、でも学園最強のリリを相手にしたら。バカにするやつはいなくなった、つまり強さを見せれば大丈夫」
「はいっ! では、手加減なしでやります!!」
ソラは大剣を大きく振り抜き、勢いよく走るリュウカに向かってる思いっきり振り落とす。
リュウカは高く飛んでいて、ソラの頭を踏みつけて飛び降りた。
「くっ!」
リリはソラの戦い方を見てこう思う。
大剣は破壊力が高くて、分厚い鉄すら切り裂ける
だけど、武器の重さと振る腕力は相当問われるわ
それに、大剣は隙が多い不利な戦いが強いられる。
さぁ…どう戦うのかしら? あの子はーーー。
「はぁぁぁぁぁーーー!!」
「考え無しの飛び込みーーーだけどそれは敗者。三流までなら通じるけど、私からしたらそれは熟知してない初心者な立ち回りにしか見えない」
リュウカはひらりと右に避けた、ドンッと重低音を響かせる。
砂煙を舞う中で、ソラは大剣を持ち替えて振り抜くーーー。
「ソラ、それが全力なの?」
「……」
「まるで隙だらけ、こんなんじゃ魔物と戦うのは無理がある」
「わかってるけど、あまり軽く見ないで」
「へ?」
「はぁぁぁぁぁーーー!!」
ソラは大剣の乗るリュウカを空に目掛けて飛ばした、物凄い勢いで飛んでいくーーー。
「うわぁぁぁぁぁーーー!!?」
ソラは大剣をゆっくりと回転させて地面に突き刺して空に向けて手を翳した。
「穿て無数刃の雨」
リュウカの目の前には光る刃が飛んでくる。
「これは魔術式か…。だが、完全な完成度ではないがーーー仕方がない。私も抜くか武器をね」
右側にある神器を抜き取りーーーリュウカは振り抜とり小さく言う。
「氷塊の壁」
氷の壁が現れ、ソラの攻撃が弾かれる。
リュウカは体制を整えて氷の壁を、踏みつけて跳ね返るように飛んだ。
リリは空を見上げて、やや驚きながら思う。
魔術式に魔術式をぶつけて相殺…いや、攻守だわアレ。
リュウカの魔術式は防御だけど、攻撃と破壊力が高いソラの魔術式なら砕ける
ぐらいの強度の筈だわ。
ふーん、なるほど…ソラとないう子は魔術式が不完全、つまり…完全なものじゃない。
それを見抜いたリュウカは、あんな薄い強度の魔術式防御で防いだわけね。
だけどあの刀…黒いわね、普通なら黒い術式系統で所有武器の特色が反映されるーーー。
生唾をゴクリとのみ、ただ無言に眺めて内心思い描いた。
関係なく属性を扱える、魔法みたいな魔術式…それがリュウカには出来るって言うのーーー?
リュウカはソラに向かって滑落、ソラは大剣を両手に握りゆっくりと持ち上げて胸に置く。
大剣は光り輝き左右に、分かれて二本の太刀となる。
「……それが、大剣に隠された力かな。やれやれならーーー私も答えないと」
リュウカは左側にある、白星剣を引き抜きソラに向かって激突する。
砂煙が校庭の端まで一直線が走った。
「……っ! 行きますわよ!」
「お嬢様!?」
「馬鹿らしい、底辺が…冒険家如きに対等に戦えるはずがないですわ!」
「ま、待ってくださいお嬢様ーーー!!」
一人の少女が何故か痺れを切らして、いち早く教室へと足早に帰って行った。
その後を、使い人さんがついて行きそのまた後ろから数名の女子が走って行く。
校庭に残ったのは、リリと戦ってるソラを含めた五名である。
……戦いは最後まで見ないと、こんな戦いは二度としてないだろうね
砂煙が消えてると、ソラとリュウカが両者立って居た…。リュウカが左右の武器を回転させて鞘に収めると、ソラの手に持つ太刀は砕け散った。
ソラはそのままゆっくりと校庭に倒れた。
「……リュウカの勝ちね!」
「うむ、やはり強いな教官」
「あの間合いで、ソラは迷っていた。それが勝敗が決まったのかね」
「ふぁ…まぁ…ソラの強さも中々だったね。あんな隠しあったのは知らなかった」
リリは「うん?!」っとした表情をした、いやなぜなら一般出身しかいなかったからだ。
貴族は一般と馴れ合いはしては行けない、そんなルールだがリリの父はそれに反発。
こうして普通な人達と話すのは、正直驚きである。
リュウカはソラを背負いゆっくりと歩く。
「教官…」
「ん?」
「…戦ってくれてありがとう」
「礼を言うのはさ、私じゃなくて…友達に言いなよ。ソラを押したのはあの子らでしょ?」
「…知ってたんだ」
「うん、まぁソラみたいな子はふつうまえにでない。貴族の前なら特に」
「…はい。教官も知ってます様に、一般と貴族は馴れ合いがないのです。だから底辺とバカにされてます、この戦いでまだ未熟だと分かりました」
「…勝つ戦いなら、よく見て戦うんだよ? 脳筋じゃ無理がある」
「うっ…以後気おつけます」




