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自堕落女神の選別で異世界転生した俺はロリにTS転生して滅んだ異世界をスローな探索ライフを始めました  作者: 速水すい
二章第二節 異世界決戦篇

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抗う仲間はチートを追い詰め始めたようです

生唾を呑む緊張感、不気味さを感じるように地上にいる数名は口開けて…ただただ空を見上げていた。

ラグナロクとルミナスフユーゲルの激しい戦闘、両者譲らずの激しい戦局を眺める以外はなかった。


それを例えるなら…神と神の異次元の戦い。


常人は決して踏み入れない、激しい衝突と魔法が繰り広げられていた。



だが、ルミナスフユーゲルは少しづつ押され始めてラグナロクの一撃で谷底へと叩き飛ばされた。

ラグナロクの強さに、生唾を飲む一同。

基本は変態で羽織る服一枚のくせに、やたらバカ強いので発する言葉はない。



「……まだ姿を変えるのね」




ラグナロク言葉を吐いてから数秒後、肌寒い風が吹き身震いしたくなる寒さに襲われる。

それはとんでもない物を見たかのように、背筋を凍らせた地上にいる数名である。


「我は…まだ終わらん!!」



目を光らせた存在が谷底から浮いてくる、意味があるように示す空は暗雲(あうん)となり赤紫色の曇り空となる。

魔王城にある暗雲のような空、まさに最強の敵が君臨したかのようにーーー。

ルミナスフユーゲルは…人間を辞めた姿に変わり果てて、全身黒い魔物の姿となる。



「ルミナスフユーゲルでは無い、あれは…魔物ね」

そういったラグナロクは、剣を構える。


「グェォォォォォ―――――!!」



魔物は咆哮を荒らげると、衝撃波が吹き付けた、覇気と呼ばれてるものだろう。


「そうしてまで、何を求めていたのか…。私にはよく分からないけど、やり方は間違ってる」

「そうとも、こんな最悪な事態までして何になるのか…よく分からない」

「ミカエル、戦う準備できたの?」

「うん、だから来たのよ」



天からは準備を整えたミカエルが姿を現して、剣を空に翳して刃を光らせて強い口調で言い放つ。



「皆よくきけ、今目の前にいるのは…大天使の逆賊で禁忌に触れた言わば我々が住む世界に、クーデターを引き起こした張本人だ! やつを倒せば、我々に勝利である! 」



天使兵達は「うぉぉぉぉ―――!!」っと声を荒あげ、剣をゆっくりと魔物化したルミナスフユーゲルへと向けたミカエルはこう言い放った。



「全軍進め! 奴の首を取るのだ!!」



ミカエルの号令により、天使兵達は次々魔物へと飛んでいった、が。

ラグナロクは、慌てながら攻め入る天使兵にこう強い口調でいった。


「バカ!! 今攻め入れたらまずい!!」


魔物化(ルミナスフユーゲル)は、ゆっくりと力を貯めるように守りの体制になる。

天使兵の大軍は次々に、刃を振り抜く…が。

守りを解くと言わんばかりの咆哮が、辺りに鳴り響き馳せる。


「ァァァァァァァァァァ――――!!」


天使兵の大軍は瞬く間に一瞬にして吹き飛ばされた、ただの叫びだが…。

兵士達は次々と吹き飛ばされていく、衝撃波にしてはかなり物理的である。



「懺悔の悲鳴…!? 不死属性の魔法…なのか?!」

「違うわよ、ただの咆哮…。それがあんな物理だとはね、さすがチート能力者むちゃくちゃだよ」

「だとしても…大軍を吹き飛ばすのよ? 天の力あってもあらずって感じねこれじゃ…」

「だからこそ、私達が戦うしかないのよね」




魔物は体をだらんとして、ゆっくりと起こせば背が反れる。

周りから光る筋みたいのが、魔物の口から小さい光線がみるみる集まり大きさを増す。

ミカエルは、察しして天使兵に言い放つ。



「これは…撤退しろ! ビームが来る!!」

「ですが!」

「死にたくないなら…離れるのよ」

「分かりました…!」


ミカエルの声は、近くにいた天使兵にだけ聞こえ、最前にいる方には聞こえなかった。

魔物は口を開いて巨大な魔法陣を展開させて波動光線を放った。

空気を射抜くような一直線に地面を、削り取りながら向こう側にある海を切断するように飛んでいき、数秒遅れて遠くで爆発音を鳴らした。

さらに遅れて…海は通過した場所を消すように海水が落ちてゆき、大地はマグマを吹かせた。

最前にいる天使兵達は巻き込まれて、その姿はなく大半の勢力を削った。



「ウソ…でしょ…?」

「次元が違いすぎるわ…これ」

「魔法だとしても、こんな強いのは知らないわ」

「でしょうね…」

「ラグナロク?」

「私の知る限りは全てを知ってたとしても、奴は違う…この世界全てを得た力ならありえる」

「な…?! 全知全能とでもいうの…?」

「だから全知全能(チート)って言うのよ」



魔物はこちらを見てニヤッと笑みを浮かべていた、その表情は禍々しいほど悪意がある。

ミカエルは、歯を擦らせてこう言い放つ。


「全軍私に続け!!」

「ミカエル、あんた正気なの?!」

「いつでも正気さ、ただ…死地ぐらいは自分で決めたい」

「ミカエルあんたまさか!?」

「妹をよろしくね」

「ま、待ちなさいミカエル!!」



そうラグナロクに言い残したミカエル、迷いがない眼差しに言葉すらない。

魔物に向かってミカエルと天使兵は、飛んでいき刃を振り抜く。



「はぁぁぁぁぁ―――!!」

「オソイオソイオソイオソイーーー!!」


ミカエルの剣閃がかすりもしない、隙を着くように天使兵達が刃を振り抜く。

だが、全ての攻撃が躱され…自軍同士切り合う。



「…速い、天使の剣閃すら当たらないなんて」

「フハハハハ――――!!」



やたらと声のキーが高い、興奮してるのだろうか? 狂気じみた声に微かながらの苛立ちを覚えるミカエルは…剣を振り回す。


「ハァハァハァハァッ!!アマイィィィィィ!!」


魔物からの追撃でミカエルは、防御体制になる紙一重で魔物の一撃を受け流している。

強い斬撃を受けてしまい、ミカエルの持つ剣は虚空へと弾かれてしまう。


「くっ!!」

「死二死二死二ィィィィィヒャッハァァァァァーーーー!!」



ミカエルは体に魔物からの爪でズバッと切られた、ふらつきながら耐え凌ぐ。

魔物はニヤっと笑い、再びその鋭い爪を振り抜こうとした…。


「まだ…終わらないわよ…!」


死を悟る眼差しではなく、生を悟ような強く光る眼差しに…魔物の動きは止まる。

虚空に舞う剣を手に取るラグナロクは、魔物に向かって強く振り抜く。



空動の衝撃波(エアー・バースト)!!」


空気が圧縮され、魔物は空圧にその体を軋ませた

ミカエルの手には、弾かれたはずの剣が手にありそのまま刀身に強い光を放ち突進した。



「はぁぁぁぁぁぁーーーーー!!」


淡い光が弾けミカエルが魔物の心部を狙った、穿つ攻撃は…突き刺さる訳でもなく。

()()()()()()()()()()()、ミカエルの心臓を貫かれていた魔物の手が突き刺さっていた。



「がはっ…!」

「み、ミカエルーーー!!」


その叫びは、届かず…魔物はこう言い放つ。


「シネシネシネェェェェェ――――!!」


ミカエルが持つ剣に亀裂が入る、耐えきれなくなり壊れてしまう。


「くそっ…が…!」

「シネ!!」

「…おまえが…死ぬ…んだ…!」

「バカニハヨウハナイ」



魔物の手先からビームが放たれ口から血を吐き散らして、地表に向かって勢い良く吹き飛ばされた。

ラグナロクは言葉を噛み締めるように、口から出そうな言葉を抑えた。


「お、お姉…ちゃん…?」



ラグナロクの背後にいたガブリエル、どうやらさっきの戦いを見ていたようだ。



「許さない!! あんたを倒してやるっ!!」


ガブリエルは、感情を剥き出しに怒りをあらわにしていた。

ラグナロクは、両腕を掴み抑えて言う。


「ダメよ! 今言ったらあんたまで死ぬ!」

「…そんな事言ってられないわよ! だって、目の前でお姉ちゃんがやられたんだよ!? 黙っていられるほど、穏やかにいられないわよ!!」

「気持ちはわかるけど、ダメ! それに今あんたの力は…半分しか出せてないじゃない」



ガブリエルの魔法は…不死属性である。

天使だからこそ使える「アンデッド化」は、体力を分け与えるので体が小さく幼いガブリエルが扱うにはリスクが伴う。

魔法は集中力がいるので、失敗してしまえば…異次元並みの爆発が起きてしまう。

アンデッドを扱うガブリエルは、相当な臭中力と体力がいるので無駄に連用はできない。

それに、()()()()()()()()()()()()()()()のも特徴的で基本的に不死属性魔法は適用は生物以外の存在と固定されてる。



「分かってるけど…!」

「ならやめてよ」

「お姉ちゃん…」


ガブリエルは冷静を取り戻しつつある、怒りは憎しみとなれば…魔物の思うツボである。



「ヨワイヨワイヨワイ!!」


明らかに挑発的な言葉、耳を貸さないラグナロクとガブリエルは…魔物を睨む。



「はあぁぁぁぁぁぁぁ――――!!」


突如現れたロムがムチを手に持ち突撃していく振りぬこうとしたが、左手で顔を鷲掴みされ抑えられてしまう。

ロムは瞬殺過ぎたので、白目向くラグナロクとガブリエル。



「ぐうっ!? ま、まだですわ!!」



ムチを虚空を打つ、空中に波紋が靡き…突風が吹き、鷲掴みされてる左手を掴み力任せに強引に離す。

ドSのような見下した眼差しで、魔物の手を押し飛ばしたロム。



「……?」

「デビルモードのお時間ですわ、悪の遊戯するのならば…私を倒すことよ」

「ウルサイ」

「はて? 聞こえなかったかしら?」


ロムの一振で、魔物の体が打たれた。

魔物は驚いていた、もはやここには…常識すらなかった。



「頭が高いですわ…ブタ」

「…ナニコイツ」

「誰が喋れと??」



満面な笑、ドSである。

ロムの調教、それが得意分野だった。

ラグナロクとガブリエルは加勢する、ロムはムチを両手で引っ張りニッコリした笑みで言う。



「ブタのお仕置コーナーですわね」



































ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






































上空の戦いはまだ続く模様だが、地上側にいるリクとリリナの戦いも終着する。

操られていたリリナは、急に苦しみだし…地面に眠る事一時間程経過していた。

まだ目を覚まさないリリナ、空を見上げて加勢したいのも山々だが…現状厳しいだろう。



大天使ミカエルは仮死状態、ジャングリラは重症

リリナと戦い魔力尽きそうな、リク、ミカ、エルペス、セナ、ヒナ。

ガルクとナーガ、レイナとユートピアの所在不明

こんな感じで、何とかして戦うにも…無理やり難題なきがしてくる。



「目を覚まさぬな…」

「治癒魔法してもこのままじゃ…」


エルペスとセナはリリナの治療の反面、リク達は別の話をしていた。


「さて、どうしたもんかね」

「アカシックレコードが裏切りで、真の敵って知ったのは…ほんの数時間前だしね」

「あのバカは、どこにいるんだが…」

「まぁ、地上まで持ち込ませろって言ってただろ」

「正直むずくない? あんな敵をどうやって地上へ」

「そこなんだよなぁ…ん?」




リク達は谷底から飛んでいく物体をみた



「あれは…?」

「へっ、ヒーローは遅れてくるってか?」

「なんかそれやや古」

「うるせぇ!!」



ロムもそろそろ限界で、身体中傷だらけであった

魔物はまだまだ元気良くて、ニヤニヤしてる顔。


「ぐっ…私の調教フィールドでも効かない。これはかなりやばいですわ…」

「ロム―――」

「その声は…!?」

「俺が来た!!」

「…誰です?」

「ちょっ、酷くない!?」

「こんな女知らないわ」

「なんか僻みの目が…?」

「貧乳で、銀髪ツインテールで制服。どこの帰国女子?」

「ぐはっ!! 別にすきでなってる訳じゃないわっとーーーー」


傷だらけの体に、ロムは気力だけで持ちこたえていた、それを知ってか知らずか。

リュウカはロムの服袖を掴んで地面に目掛けて投げた。



「何するのですのォォォォォ―――!!?」

「悪い、私の主人公(でばん)だからさ」



ロムはくるくると回転していき、地上にスチャッと着地する。



「ふむ…着地は100点満点ですわ! って違いますの!! リュウカ、私を逃がしたのなら…倒せないは…ない…ですわ…よね…?」



ロムは気を失って倒れてしまった、体の傷の痛みが耐えられ無かったのだろう。



「よく耐えたわね…」

「いやはや、あんた来るの遅すぎ…」

「ん? ラグナロク…ってうぉぉい!?」

「なによ?」

「なにって…布生地弾け飛びそうなぐらいボロボロで目のやり場に困る…!」

「その、手で顔隠してるつもりだけど指の間から見てるのは何かしら?」

「こ、これは違うぞ!!? 見えないから見えないゾーンアピールだから!!」



ナミと地上に落ちたガブリエルはロムに治癒魔法を始めた、それを確認したゆっくりと前を向くリュウカ。



「―――何故ダ? 何故貴様ラハ…神デアル私ヲ拒厶ノダ?」



リュウカはそれを無言で聞いてから、ゆっくりとした口調で言う。



「どんな感じに力があったからって、支配なんかできない…生まれるのは悲劇ただ一つ。それを繰り返すのなら誰かが正さないと行けないのよ。ね、ルミナスフユーゲル…あんたは誰かに認められたいじゃない。ただ寂しいから人を殺して傍に置きたかった…例えそれが犯罪でも…ね」


意味が通じないかのように首を傾げた魔物は、こう言い出す。



「ナニヲ??? ワタシハ、神デアル。貴様ノ声ハワカラヌ。ナゼットイッテル、貴様ニハ選択ナドアリモシナイ…アルノハ死ノミ」




後方からもう一体の同じ魔物が現れた、分身体というベタな流れだろう。

リク達は、残り僅かな魔力で立ち向かうことを決意した様に…空中へと飛んだ。



「いいえ、死があるのならそれを、受け入れないのが私達。死で託された思いは永遠に、私の心に生き続ける。そうでしょリク先輩」

「かはぁ〜、蘇ってまたそれで呼ぶのかよ!? ここには学校はねぇんだよミカ」

「てへっ☆」

「あー、くそ可愛い仕草だなぁ後輩のくせによ〜。でもまぁ、言いたいことはわかったぜ」

「とゆうわけで、後方任せてくれ。仲間の背を預けんのも…いい物だと教えてやる」

「了解、さて…魔力を固めて空中飛ぶの疲れてきわ。さっさと終わらせようね…戦いをーーー」


後方側では戦いが始まり、リュウカとラグナロクは二人で目の前にいる魔物へと飛んだ。





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