独断探索範囲(ソロウォーカー・フィールド)
この日までに、リュウカ達は謎の種を撒いて目がでないが代わりに、あの東方剣技を会得して約一週間が過ぎて通算にして異世界転生して1ヶ月となる。
この歩道橋付近から、リリナが女神マートが現れるはずだが…なんてことも無い。
旧大都市は大体片付いて、更地の場所の場所が増えて見通しが良くなってるが…それらしき建物がない。
さて、今回のソロ探索であのでかいビルを目指す。
旧大都市では、かなり目立つので…シンボル的なやつなんだろう。
とゆうわけで、女神が再臨するのはだいたい昼頃なので、その前に…でかいビルへと向かう準備をしていた。
廃材をとにかく集めた瓦礫屑に、手を当てて作成スキルで変形してバイク一台と、缶ずめ数点と謎のカードができ上がる。
このカードは、アクセスキーと呼ばれるセキュリティーカードだ。
なぜこんなものが異世界にあるのかは、謎であるが…以前行った時にこのキーが必要だったからだ。
「よしっと…これなら行けるか」
この日は、ラグナロク、ジャングリラ、ルミは街の南側を開拓へ向かっていた。
なので、俺一人置いてけぼりなので…別のルート案件開拓をしたくなった次第である。
まぁ、寝坊したからな…。
毎日重労働、これ身に染みるし、なんつーか…前回とは違う流れだもんな。
こんな綺麗にしたのは、さすが改変後の世界だな。
あの時、「敗北」が意味した事、力が足りなかったのには違いない。
その為の《《再チャレンジ》》のようなものだが、神の気まぐれと言う感じではない気がした。
負け確定を何故か《《負けさせなかった》》。
それがどうにも引っかかる俺だ、が。
今はやるべき事をこなして備える、それが最善策なんだろう。
意図的な物だと俺はそう思えた。
理屈からして、「時空を亀裂」なんて普通じゃ発生なんてありえない。
なにかのゲームイベントか? って思う方が正しいのだろう。
そう考えながらも俺はバイクに跨り、俺はエンジンを付けた。
さて、俺のじゃじゃ馬はどこまで走れるかね…かなり久々だが…まぁ大丈夫だろう。
そのまま直進して、巨大なビル構造物へと走らせた。
風を身に受けながら、瓦礫道を進み数分後。
目的地である巨大なビルの前にバイクを止めた。
「さて、ここをどう入るか…。見た限りだと自動ドアだな…古錆びついてるな」
見たどおり、行けそうな場所がない。
カードスキャンする奴に触れたが、反応がない。
んー…ここはダメだな…ん?
周りを見渡すと、左側に地下に降れる道筋が目に止まる。
行ける道があるか…よし行こう。
リュウカはバイクに再び乗り左側にある道にバイクを走らせた。
数分ほどで、目の前に白い壁の門が現れる。
壁と一体化で行き止まりを思わせる。
壁…? いや、構造的にはありえないな
再びバイクを止めて、壁に手を触れるとわずかながら段差がある。
扉に違いないので周りを見渡すと…1つのカードスキャン台が壁にあった。
そのカードスキャン台を見て、俺はポケットから一枚のカードを取り出す。
作成したカードキーだが、書かれてる字はかすれて読めない、そこまで再現は出来ぬようだ。
カードスキャン台を見るとさ、ム〇キングを思い出すよな…カードスキャンOK!とか、すげー懐かしいな。
俺はそのカードをスキャン台に、スっと縦から下に降ろした。
ピピッ!
<システムコード0805906。マキナ博士、コードナンバーを入力してください>
カードスキャン台の真横に、壊れているが数字が打てる番がある。
ナンバーロックとかめんどいな、こうなれば拳で語るか。
気持ちよくため息を吐いて俺は…数字盤を殴った。
<〇□△あぁぁぁぁいやぁぁぁぉぅ!?90895.8742.6「28.3528.679~+6)528982>
バグコードを連発してると、その白い壁はゆっくりと開く―――。
「開いた…」
殴ったらテレビが治るとか言う、昭和のベタ感あるが、まぁ大丈夫だろう。
俺は再びバイクに跨り、白い壁の向こう側へと走らせた。
オレンジ色と白色のライトが光る、現代的なトンネルである。
もちろんバイクもライトを点灯させて走る。
久々にこんなものを、見たので多少テンションが上がる。
ロリがバイクを乗りこなすとか、現代ならまずありえねぇよな。
規制だの規則だの、この滅んだ異世界にはない、自由奔放ってこうもいいものか。
バイクを走らせて、五分後…何やら光る物がある、しかも看板があり、近づく次第にそれはコンビニの面影があった。
女神マート以外にまだあんのか、この異世界は…?
コンビニに近づくと、道路の真ん中に仁王立ちする一人の少女、俺は慌ててブレーキをかけた。
「あぶねぇっ!?」
車体が横に倒れ、バイクから俺は投げ飛ばされて道路に転がった。
「いてて…ダメだろうが、道路の真ん中に立っていちゃ…」
「それは失礼しました、この数十年間。誰も人が来なかったので…」
その少女は、俺に手を伸ばした、着てる服は見るからにして制服。
異世界に学園があるってのは、ラノベとかよく見ていたから分かる、この異世界世界にも学園があったという事だろう。
その手を掴んで、引っ張って貰うと、そのコンビニの方を俺は看板を見る。
吸血鬼イレブン…?
え? ライバル店ここにあんの!?
おいおい!! これはさすがにまずいよ!!
「貴方はあの門を開けたのですか?」
「え? あぁ…そうだけど」
「ふむ、女の子なのに、男性のような喋り方…深いですね。さて、おわびとしてはなんなんですが…行きましょうか」
「ど、どこに…?」
「吸血鬼イレブン」
「…はい」
とりあえず、俺は吸血鬼イレブンに入店した、
で、やっぱりレジカウンターに、足を乗っけて本読んでる少女一人いる。
「ん? 帰って来たの――って」
「マスター、人を掴んできました」
えぇ…俺掴んだことにされてるぅ?!
本を閉じて、椅子をくるっとこちらに向ける少女、銀髪ツインロリとゴスロリの服で赤い瞳である。
み、見た目が…俺と丸パクリじゃねぇか!!
「マスター…掃除してください」
「めんどい」
まさかのキャラからしてリリナに近いアレ!!
うわぁ…どうするんだこれ…キャラ降格か?
リリナよ、お前はなんもしてないけど、ありがとう…
とか思ってると、誰かが入店してくる。
「まだ営業してたのね?」
俺はその声を聞いて後ろを振り向くと、リリナの姿である。
ほぁぁぁぁぁぁ!?ご、御本人来たーーー!!?っと言うリアクションするリュウカだが、何気にロリに訊ねる。
「あんた生きてたんだ、死んで店閉店してたかと思ったわ」
「ふん、そのセリフはワシじゃのう。女神世界に帰ったと思えば返り討ちかの?」
目で見えないビリビリ感、それを見てると制服の少女が俺の服袖を掴んで引っ張る。
「え? ちょっと…!?」
「いいから来てください」
そのまま、吸血鬼イレブンを出て制服少女はこう口を開く。
「あの二人はいつも対立するんです、仕入れもあれば「キャラ被りしてるからそのキャラ捨てて変化しろ!」っと犬も食わない喧嘩してるんです」
「ま、まぁ…自堕落ロリ吸血鬼見たいだけど、おばあさんには見えない若さだな…」
「もう100年近く生きてますね、まだ若い方です」
「でも実質はBBAだろ?」
「違いますよ、吸血鬼からしたらまだまだ若い方です」
「そうゆうもんなのか…」
しばらく話が止まり、そして俺から口を開き話す。
「この世界の状態は分かるのか?」
「えぇ、生命が生きていけない死の世界とも言えますね。貴方達は不思議な力を宿ってるので、この滅んだ世界では生きられるって所までです。私はマスターの血で生きてるだけですしね」
「ふーん、んでここにいるだけのことはあるね。ふむ、程度はわかるみたいだね」
「ですが、はっきりとは分からない点はいくつかありますね」
「ふむ?」
「この世界は、何らかの力で制御されてます。ただそれが分からない」
「世界レベルの事か」
「世界レベル…? 外の世界は、カオスと戦ってるのでは?」
「人類の敗北で、この世界は滅んだ。それが君達が知る外の世界の「結果」で、それを変えさせるためにこの世界を探索してヒントを探してる。だから、この場所に来れたんだ」
「…では、私の《《オリジナル》》はもう生きてないのですか?」
「オリジナル…?もしかして、クローンってやつか?」
「はい、私はオリジナルのコピーのクローン。水があれば何百年も生きられます、そして、オリジナルの名前は「レックス」ですね」
「レックスって男ぽい名前だな、そんな子とは会ってないかな。…君はつまり個体は他にも?」
「えぇ、魔導電波と呼ばれるもので、その周波数で生存してるかどうか分かります。いまは三体ほど誰かと生きてます」
俺は理解した、《《まだ行けない場所には長生きしてる奴が生きてる》》可能性があると。
改めて理解した、少なくても散る命がこの世界にあるとしたら、それはまだ100じゃないという事だ。
ただ普通の人は死んでしまうのだから、また別な力や俺達みたいな特殊の力を持つ人なら生きているって事かな。
そこへ、リリナがゆっくりと歩いてきた。
俺の顔を見て目を大きくあげて発する。
「う、うそ…?」
「リリナ、生きていたんだな…」
「うん!」
走ってそのまま俺を抱きして、地面に倒れた、力強い抱きしめに苦しいが、悪い気はしない。
だが、クローンの子は何やらニヤニヤしているのを見て、俺は苦笑いを浮かべていた。
「おぉ…! これが女の子同士の花…ですか!」
「いや、捉え方おかしい!!」
「私にはまだ早いので…にひっ」
「て、てめぇ…!」
止める気配がないクローンの足をがっと掴んだ俺は悪意がある笑みでゆっくりと発する。
「さぁ…お前もこっちこい…!」
「え?」
「さぁさぁ…えんりょうはいらない」
「ちょ…うわぁぁぁぁ!?」
リリナからの俺の背後抱きしめ、クローンを足を掴んだままはなさない俺の顔に蹴りを入れるクローンである。
「は、離しなさい!」
「やだよ、ん? パンツ可愛いやつだな」
「へ、変態ーーーー!!」
「がはっ!!? ちょ…」
「うるさい! 私のスカートの中を覗くなんて、100万年早いんだからね!!」
「ちょっ! 痛い痛い痛い!! だが、それも悪くない」
「いやぁぁぁぁぁーーーー!!!」
そんなシュールなワンシーンと騒がしさに、ロリ吸血鬼は店から出てきて眺めた呟く。
「何してるんじゃ…お主ら?」




