滅び異世界の再探索 II
リュウカ転生後、一ヶ月間を、表すとしたら空白の時間だ、その当時は旧大都市の探索没頭と言う、地味な絵柄が続く耐久ループな感じである。
そして、ヤバイ系黒歴史ノートを見つけては見ては、川にリソースしていた。
だいたいタイトルが「ロリの最高」や「巨乳の揺れ具合」など、あまりにもざっくりしてるので、作者の方は相当欲望が働いていたに違いない。
中には「貧乳と巨乳」とか、論議ノートで最終的には「スク水最高!」で終わる。
はて、異世界終わるというのに、男はみな変わらずな思考力と煩悩に、俺は感服していた。
明日滅ぶなら、好きなものを見て終わる。
そんな風にはノートのラスイチページに書くな!! くそっ、そんなかっこいい死に方なんて、俺には出来ねぇ…!っと思えば、黒歴史ノートにはエロばかりでは無い。
開発者ノートなんだけど、下品レベルが高すぎて、その文力に俺は「こいつ、ひょっとして小説家狙ってたんじゃね?」とか思った。
例えばだ「我が完全なる爆乳アンドロイド開発してたのに…なぜ貧乳が完成する。どうして…」や「ロリ爆乳規格外計画がアンドロイド魚に変化した…もういい、人類と魚類は融合不回避…ふひひひ」とか血迷い加減半端ない。
とゆうか、開発者みな変態だった異世界、何を作ろうとしてたのか…欲望リミッター外しすぎてよくわかんなかった。
最終的には「俺もう…全て脱いで、告白してきます(裸)。滅ぶなら、まず俺からだ!」とかもう意味がわかんねぇよ! 趣旨が変だ!
ツッコミが多くて、その度に黒歴史ノートを投げて…よかった一冊は見つかる。
「ロリと付き合って、高校生まで付き合った果てに見たのは可愛さでした」と「熟女ストリームは半端なかった」…いやこれじゃない。
俺が言いたかったのは「黄昏に見た君」だ、異世界でもラノベみたいなの書いていたようだが、結論的には、交換日記見たくして書いていた。
世界が滅ぶのに、ラブコメのラブコメをぶちかますリア充…読んでから燃やした。
そんな転生後の謎い冒険の書を開くように巡る記憶が蘇るように思い出せば…こうボーッとしてしまうわけである。
「リュウカ?」
「はっ!?」
「ほら、ジャングリラ探しに行くわよ」
「あ、あぁ…」
「元気ないわね」
「あはは…」
ルミは何も聞かずにも話してくれた、あの時非常用坑道を抜けてから、女神世界に来たものの…戦った形跡だけを残して皆は大天使の世界へと行っていた。それで転移魔法でルミが部屋前まで飛んだら仲間がやられて床に倒れてるのと、俺が死ぬところだった、が。
――――パキンッ!!
「ぬっ?」
ルミが目にしたのは…《《時空の亀裂》》、鏡を鈍器で割られたような亀裂が入り込んでいた、そして――――。
「…時空の亀裂、パドックス起きた様だな。これだけの力を手にしてもなおかつ、神々は私を認めない。何故だ…なぜなんだ…《《変えた未来》》など私には不要なんだ、どうして…私を除外する? 向こうの世界もこの世界も…人を切っても、それ以上の最強になっても、まだ拒む。《《まだ希望が潰えてない》》とでも言うのか…なら、私は《《更なる力を》》求めるまでだ。希望など不要なのだから―――」
ルミナスは転移魔法で、その場から立ち去っていた、的確に言えば時空の亀裂から逃れる為に逃げたのだ、抑える事が出来ないのもあるのだろうか? だが、おかげで命拾いにはなったのだった。
時空の亀裂のひび割れが、広がり始めて空間が崩れ落ちた瞬間…時空に引き込む様に、次々と床に倒れた人々を、呑み込むように吸い込んだ。
あまりにも強い吸引力に、崩れた瓦礫さえも吸い込んでいく、ルミは頑丈な柱に掴まり耐え凌ぎ、時空の亀裂を眺める。
亀裂が崩れた場所だけが、ぽっかりと空いた何も写らない黒き世界に、ルミは何か手を打てないのかと考えていた。
時空の亀裂は、一度壊れたら、修復は限りなく難しい…!
こうなってしまったのも、《《奴の世界の理を超えた》》からに違いないわ。
ならどうしたら、止められるの? 神に告げても、反応はないだろうし。
考えろ、救える方法を…。
パキパキ…パァンっ!!
「時空の裂け目が…!」
時空は待ってはくれない、徐々に亀裂が肥大していき景色は砕け散る。
弾かれたような破片は、その写る世界を描いていたが、砕ければ別物だ…そこには景色なんてない無白色の色ガラスだけが飛び交う。
もう、考える時間はない…時空の亀裂の範囲は拡大していく、次々と時空に吸い込まれる仲間達を見て意を決意した。
「…私も行くしかない。時空の亀裂が始まったのなら、過去を正すしかない。私にできることを龍太に託すしかないわ」
多少時差もあったが、ルミは時空の亀裂へと、飛び込んで俺の場所にたどり着いたらしい。
それと、ラグナロクが小さいのは、魔法を使い過ぎたロスト状態らしい。
時間が経てば元に戻るらしいが、髪の長さは…前は短髪今は、ロングで肩よりちょっと長めである。
「聞いてる―――? リュウカ?」
「うん、聞いてる」
んで、今度はジャングリラを探して、味方につけると言う話だ。
剣聖と呼ばれていたジャングリラ、なぜ旅をしてるのかと言うと…ユートピアを探してるからだ。
こちらからすれば、あの日…雨が降ってた時に現れたのが少女ユートピアで、ジャングリラはカオスの一部によって《《操られていた》》っと言うべきだろう。
その記憶が、第一段階の過去の記憶、つまり結果を変えれば、死ぬ運命すらない。
その為に、ジャングリラを探してる訳だが…さすがにこんな広い旧大都市を探索は、三人だとしても…無理である。
「うん?」
「え」
そんなことを考えてる時に、ルミとジャングリラは互いに目を合わせた。
前言撤回である、なんでチャリを引っ張ってるのか…ごくごくその辺にいる人レベルで見つかる。
錆びた自転車を手で引いて歩いてる、ジャングリラ。
「ジャングリラあっけなく発見したわ」
「ほう、君は…清らかな聖の力を感じる。実に神秘的だが…何故にいる大天使」
「いてもいいんじゃない?」
「私の支配下であるぞ…邪魔は良くないはずだが?」
「「………」」
な、何だこの空気…?
なに? この二人は出会っては行けない感じなのこの流れ?
明らかに威圧感があるが、ルミとジャングリラは睨み合いしながら頷き、こう言葉を交わした。
「「ゴリラはゴリゴリしてる」」
意味わからなかった、2人の合言葉って奴のだろうか? 実に意味不明である。
神通しの知り合いだから、そりゃそうだけどさ、ないわ、あのセンスはない…。
「ルミよ、何故この滅んだ地に?」
「時空の亀裂が起きたのよ、未来で」
「時空の亀裂だと?! そんな! 馬鹿な! よくわかんないけど! とにかくやべぇな!!」
「シャングリラ、あんたもやべぇ奴ね」
「シャングリラじゃない、ジャングリラだ」
時空の亀裂でパドックスに巻き込まれてから、まだ一週間…あと三週過ぎなきゃ女神マートと店長が来ないな。
食料は、当たりはずれがある錆びた缶ずめ。
復興って何から始まり、何で終わるんだが分からないが…まぁやらないとな。




