滅び異世界の再探索 Ⅰ
坑道を走り続け、抜けた先にある広い広間。
その先に…彼女が眠っているのたが、目の前にある白い階段の上にあの人体試験管の様な水槽があった、だが、今はその姿がない。
つまり何処にいるのかさえ分からない、俺はバイクを止めて降りた。
「あの時とは、やっぱり違うな。あの階段の先にラグナロクがいたんだけど…」
ルミは、バイクからゆっくりと降りた。
周りを見渡して、ある一箇所崩れた本棚の前に向かって走った。
「あ、おい…たっく、大天使だけはあるな。動きが早いな」
ルミの背には翼があり羽ばたけば、約50キロは出せるので、まぁまぁの速さが等しい。
リュウカは軽く歩くと、ぷにっと足場に何か踏んだ感触を覚えた、リュウカはゆっくりと足元を見下ろした。
人らしきものを踏んでいた、よくよくみたら…ラグナロクの背中だと認識する。
「う…ん…?」
え? 背中みてラグナロク判断するって俺やばくねぇ…。裸見てるけどさ、それだけで覚えるとかさすが、黒歴史ノートを作ってただけあった。
特徴的な、この綺麗な肌と背骨が良く見える…これを覚えただけで、何杯ご飯いただけただろうか? って男の俺だったら言えたな。
ラグナロクはすやすや寝てる、俺は足を退けて、しゃがみこんで体を揺する。
「起きろ―――」
「うん…? あとごふん…」
「あと5分とか言って、一時間寝るパターンんだろ?」
「うにゃ…? ふぁ…お母さんおはよ…」
「誰がお母さんだよ!?」
「ふへ…」
生あくびしてるラグナロク、ただ、どうゆう事だろうか…前とは違い体が小さい。ロリっ子だ。
前の身長の半分、で、変わらないのは全裸と黒いフード一枚と言う話だ。
「うん…? なに…私の体をジロジロいやらしい眼差しで見てるの…」
「いや…服きてよ」
「…あれ? 前の戦いで弾け飛んだのかな。あれ? からだ縮んでる…ナイスボディが…」
「な、何気にショック受けてる…」
「…? 君と初対面なんだけど、どっかで知り合ってだっけ? 」
「あ、いや…(やべぇこれ)」
「ん?」
「ほ、ほら…ら…君が眠ってるのを守ってた人だよ(こ、これでごまかそう…)」
「…ふむ。私にも好きな人を待たせてたようだけど…ロリ少女だったかしら? 」
「うん、きっとそうだよ」
「…てか、君《《元々男》》だよね」
やはりラグナロクは、何故か俺の元性別を言い当てる、ちょっとばかり不思議な話だ。
リュウカはラグナロクにある疑問を訊ねた。
「ねぇ、なんで性別が分かるの?」
ラグナロクは軽く目を瞑り、ゆっくりと開くと右目を光らせる。
刻印だろうか? 十字に光るその瞳にリュウカは言葉が出ない。
そんなのを知らないかんじで、ラグナロクは軽く微笑んで答えた。
「私の見る右目は、元の性別を見る。そして、《《その人の過去を見る》》能力があるのよ。 なるほどね、過去の私を助けて、私は貴方を気に入って婚約まで言った中…そして、大天使ルミナス・フユーゲルのチート能力で敗北して、あまりにも彼の巨大な力が影響して時が歪んしまいパドックスが発生、時を戻って修正する為に、私の前に現れた…って事かしらね」
全て言い当てたラグナロクに、俺は唖然として口を開けていた。
ラグナロクは、再び目を閉じて開くと、十字に光る右目は、紫色の瞳に戻る。
「さて、私の全裸をリュウカに捧げる為に、力をかそうかな」
「ちょっと、ちょっとそれだと禁断なアレじゃないすか」
「ありじゃないの?」
「ありなわけないだろ! 一応R指定ないんだけど」
「なら、新たな世界を」
「規格外過ぎるて、もはやレズ小説になるからアウト」
「ケチ」
「ケチじゃない、ケチじゃない。 規格外はせいぜい全裸に強い光を放って、見えなくされてるのを感謝すべきだ」
楽しく話をしてると、ルミがゆっくりと歩いてくる、その右手には白い下着と黒い本を手に持つ。
「ラグナロク…これを着て、あと少なくても恥ずかしそうにしなさい」
「ヤダ」
「な、なんだと…」
「私は、全裸で鎧を捨てた快感がたまんなくて」
「いやそれ変態発言」
「変態じゃないもん、変態はリュウカよ。ノートにエロい少女ばっかり書いてたしね」
「ち、ちょっと…ラグナロクさん!?」
「ハレンチな子が好きなんでしょ?」
「俺の性癖を暴露やめて貰えます!? って…」
殺意がある視線を、彼女は背中でビリビリと感じてた、久々のお約束パターンである。
「る、ルミ…?」
「この……ド変態!!」
ルミからの綺麗な右アッパーをリュウカは顎に貰い吹き飛んだ。
「ぎやぁぁぁぁぁぁぁぁ――――!!」
さらに、ルミは落ちてきた瞬間を狙って、走り飛び上がり、リュウカの腹部に蹴りを入れた。
「2万回死ね!!」
「グホッ!!」
彼女は床を転がって、戦闘不能になる。
そして、静かに思った…。
久々のコメディ―は、とんでもなく激しい。
だが、パンチラ見えたから…良い…ガクッ。
パンチラは世界を救うっと、微力ながら彼女は思ってる最中で、ルミはラグナロクに下着と服を着させた。
結果、ふむ…なぜにセーラ服なのか…違和感がない帰国女子風である。
「これは?」
「異界にある服よ、見た目からして似合うって思ってだけどかなりドンピシャね」
「…リュウカ私、似合う?」
無言であるが、親指を立てて反応する。
くそっ…セーラ服とか卑怯じゃないか!
全裸や下着なんかも、色気ある…ルミめ微妙に性癖にヒットさせやがる…!
彼女は体を起こす、顔を上げると両鼻から鼻血が流れ落ちてる。
ルミは軽くため息を吐いて「これ使って」っと、箱一つのティッシュだった。
「…ルミ」
「なによ?」
「悪いことは言わない、ポケティシュなるものはないのか?」
「ないわよ、箱ティッシュが1番よ」
「スコッティだろこれ? アウトだこれ」
「は? スコッティって名前に意味あるの?」
「分からないならいいけどさ」
「?」
すると、ラグナロクがルミの耳にボソッっとこう発する。
「ルミちゃん、意味深い発言よそれ」
「へ!?」
「うん、知らないで言っちゃダメよ〜」
「はわわっ…!」
ラグナロクはニヤニヤとして、ルミは顔が徐々に赤くなりやがて赤面となる。
彼女の方にルミは向く、そして、全力で否定する如くに言い叫ぶ。
「べ、べべ…っ別に、いやらしい意味でこれをだしたんじゃないのよ!? ねぇ、わかってるわよね!!」
激しい動揺、彼女はやれやれとしながらルミを眺めて思う。
だから、ポケティシュないかと聞いたんだよ、すっごく動揺してるし、知らなかった感がわかりやすいな。
まぁ、勉強になっただろう…大天使さんよ。
すると、彼女に向かって箱ティッシュが飛ばされ、リュウカの顔をめり込ませた。
「あ、あんたなんか死んでも良かったのよ!」
「ルミちゃん、好きだったりするの?」
「な、なんでアイツを私が好きにならなきゃならないのよ!?」
「んー、仲良いから。それに…《《彼》》でもあれば《《彼女》》でもあるけど、私から奪おうとしたら許さないわよ…?」
「笑ってる顔が怖いわよ、奪いやしないわ。役目が終われば帰るわ」
「ほー」
「な、なによ?」
「寂しいがり屋の強がりルミ」
「ち、ちょっと!? 変なふたつな付けないでよ!!」
「ふふっ、こんな楽しいのは久々だわ」
めり込んだティッシュ箱を、抜き取るリュウカ、軽くため息を吐いて、彼女らの楽しんでる姿見て思う。
神と大天使か、まぁ普通に可愛いけど…これから改変と復興させるわけだから、どうなっていくんだろうな…この世界―――。
プチ解説
全て1からやり直しとなった為、死はノーカウントとなってしまいました。
リュウカが異世界転生した直後の滅んだ異世界を探索し直す感じになります。
これにより、ルミナスフユーゲルと再度戦うことが出来るため、違う結果を導き出す流れになりました。




