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自堕落女神の選別で異世界転生した俺はロリにTS転生して滅んだ異世界をスローな探索ライフを始めました  作者: 速水すい
終章 「自分が消えてもこの計画はやり遂げる」

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正しいかどうか

気づけば、女神の部屋に居た。

何となくわかる、リュウカを異世界転生させた後の場面である。


私はこのあとは、異世界へと旅立つ感じなんだけれど…やることがひとつあった。



神父がいる教団…別名女神ハラスメント教団。

名前の通りで、無理やり難題を女神達にやらせる鬼畜教団と言ってもおかしくないだろう。


私は、この教団の資金担当ニコラスに会いに行く

理由は簡単であった、女神部屋の家賃をはらいに行くのだ。



「はい」

「……これは?」

「私が未払いだった家賃、それの全額よ」

「明日死ぬのかお前?」

「明日を迎えるためなら、こんなお金ぐらいどうってことは無いわよ」

「……お前は、なんであの異世界を好む」

「好んで選んだわけじゃないの、取り戻したいのと、戦わなきゃ行けない使命がある。その世界に、その場所に、思い出があるとしたら、それを守って叶える。それが女神である私の務め」

「だとしてもだ、命を捨ててまで君は何をなそうとしてるんだ?」

「決まってる、異世界と言う世界を創る為に」

「な、何を言ってるのか分かってるのか!?」

「えぇ、だからこそよーーー」



リリナの右目の瞳が、青から薄い緑色に変化する

それを見ていたニコラスは、血の気をゼロにした顔だが、血相を変えて言い叫んだ。



「き、貴様!! 禁忌事項に違反だぞ!!」


私の口を借りて、アカシックレコードがこういった。


「…そうだろうね、だけどこの世界には、神になるものは一つで十分なんだよ。でも、女神の世界は君らが勝手に作り上げた…()()。そんな禁忌魔法なんてなかった」


右手をゆっくりとあげて、手を開いて翳した。



「だから、君達を殺せば…禁忌事項とか消えるんだよ。禁忌魔法・ストームバースト」



放たれた風の波動は、全てを粉砕して壊した。

教団が次々と私の周りに集まる



「我々の計画を…よくも!」


神父がそう怒りがある顔で言ったが、私は気にせずに低い声のトーンで発した。


「神父、私のやる気を奪って何に利用したんですか?」

「決まっておる、わしが長く生きるためじゃ」

「禁忌事項に違反を自らしちゃうんだ」

「わしはいい、許される。 貴様らは、わしの脇役だ…わしより強いものは認めん!」


私は知っている、神父が長く行きたい理由。

それは、死んで行った妻が蘇るのを待つ為だ。

何で死んだかは、異世界で教団を始めて1年ぐらいの頃だ、妻は浮気してしまった。

浮気相手は大貴族の一柱のご子孫、そんな子に妻は取られてしまった。


それからだ、神父は狂い…妻を痛めつける日々が続き…大貴族のご子孫が教団に殴り込み。

血と涙で、出来た足場は…赤く染まり、血溜まりを作る。

そんな場所に立っていた、神父が目を疑ったのは…妻が大貴族のご子孫に刺されていた。

そう、浮気ではなく…妻は教団の資金を集める為にその身を犠牲にしていたのだ。


その真実を知ったのは、目の前で死ぬ妻の姿。


大貴族のご子孫は、呆れ顔でゴミを見る目で発する


『いくら体を売ろうが、庶民は庶民。貴様に払う金はない!!』

『今の言葉…』

『あ?』

『今の言葉をーーー取り消せよ!!』



そんな言い分、神父の内なる思いが縛らせ、堪忍袋の緒がぶっちっと切れた。

気がついた頃には、自分の手には真っ赤な血。



目の前には、大貴族のご子孫の死体が転がる。


『あ、あ、あ、あ…あぁぁぁぁぁぁ!!!』


罪を犯してしまった、神父は神父ではなくなった瞬間だった。

それから、女神世界の神父となったのは…異世界で処刑後で、「禁忌事項と禁忌魔法」を作り、逆らわせない様に教団を作りあげた。

それが今ある教団、あるべきじゃない、教祖である。



「教団なんていらない、あるからこそ…女神達は自由がない。神父より強いのは認めない? いいえ、神父は誰よりも弱い」

「…こやつを殺せ、わしが責任とる」

「はっ! 我が名に異論なし!!」


取り囲むように、弓矢を構える教団達に私はニヤッと笑みを浮かべた。

私には、異世界最強の力を借りているんだ、チートでは無い、ちゃんとした力。



「殺れ!」


一斉に放たれた矢は、私に目掛けて飛んでくる

私のは、剣を持つ体勢になる…構えだ。


「小娘が何ができると言うんだ!? 武器も持たないで構えるとは、判断の誤りでは無いか!!」


いや? 判断の誤りではない、私にはイメージで剣を引き抜くことがてぎる。

例えば、刃が古錆びた鈍の剣だとしても、私が引き抜けばーーー。


「はぁぁぁぁぁーーーー!!」


構えた所から強い光を放つ、私はそのまま引き抜くと…真っ白な剣が振り抜かれた。

無数の矢は、風圧と共に消し飛びその姿を消した。


「なっ…!? その剣は…!!」

「術式解放…白星剣」

「白く、塗り潰す剣…だと…? そんな剣は、この世界から消えた武器ではないか…!」

「残念ながら、鑑定スキルが私にあるのならば…幾千もの記憶からイメージは容易くできる。その中でも一番か二番に強い剣が…白星剣」

「ぬぐっ…私を超えるなどゆるーーー」



神父の視界から私が消えて、気付けば首が切られてゆっくりと床に落ちていく。


「残念、最後まで言いきれずに死を与えたわね。安心しなさい、神父一人では逝かせないから」



周りにいた教団が、次々に倒れた、私は剣についた血を払いゆっくりと鞘に収めた。

神父は、何があったか分からないまま天井を見上げて絶命していた。



「ふん、ふさわしい死に方…あんたにはお似合いよ」


私はそう言って、教団を後にした。

その後、騒ぎになるが…誰一人犯人を特定できなかった。



だって、私は禁忌書…アカシックレコードの能力があるのだからーーー。


「……?」


口を拭いた、血が服に付いた…これは? っと私が思った瞬間、今度は体の力が抜けた。


「……! なるほど…これが()()ね」


そう、技を使う程削れる命…だけど私は負けてはいられなかった。

ルミナス・フユーゲルを倒すまで死ぬ訳には行かない…。

とっさでやった治癒魔法は受け付けない、どうやら…無駄な消費を抑えるしかないようだ。



「焼きが回る前に…行かなきゃ…! 戦場(あのばしょう)に」



プチ解説

リリナは、死の間際にアカシックレコードと禁断の融合してしまう話になってます。

自分の命が縮むのも恐れず、ただやるべき執念でこのような結果になりました。


女神世界すら法の拘束をぶっ壊しましたが、これもまた異世界の為だと思われます。

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