絶対的力「チート能力」
ルミナスフューゲルは、落ちてる剣を手に取る
素朴な素材出て来た…鉄の剣、別の名前なら「ショートソード」で普通ならリュウカが投げた神器にぶつかっただけで、折れてしまう脆さがある武器で、基本的に兵士が装備するものだ。
「さぁ、宴の時間だーーー」
魔力に反応するように、ショートソードの刀身は黒いオーラがまとわり不気味な色を放つ。
殺意の塊とも言えるのだろう、一目見ただけで重く、深い、何かが伝わってくる。
「こい雑魚、あっちでは世界最強の暗殺者の力を見ててやる。死に絶えたくないのなら…逃げるんだな」
ひとつの発言で、「重さ」が感じてしまう、これだけの差があると…本当に勝てるか不安に狩られる。
だけど、ここまで来たからには…戦うしかない
リュウカはそう自分に、言い聞かせて決心を鈍らない様にするのでいっぱいだ。
そんなことも知らずに、次々にその手に武器を持ち、ルミナスフューゲルに向かって走って行く天使兵達。
「……」
「行かないのか?」
「踏み込めないんだ。危険すぎてな」
リクにそう言ったリュウカ、表情からしてガチガチで緊張している眼差しだ。
リクは、初心を思い返せばリュウカと同じであった…それは何かに対する「恐怖心」である。
それを知っているのでリクは、無言で走る天使兵の背中を眺めていた。
「「行け! 我らの手で討ち取るのだ!!」」
「フッーーー」
ルミナスフューゲルが放つ一振、その一振で天使兵は虚空を飛び、地を転がり、血が飛び交う…。
何かの風圧、衝撃を受けたかのように…天使兵は吹き飛ぶ。
「とんでもねぇな…あの一撃」
「……」
「見ろ、これだけの大軍に、リーチがあまり長くない剣で…吹き飛ばしだぞ。異常過ぎてついていけない」
「あぁ…でもやらないと」
ルミナスフューゲルは、剣を天に翳して発する
「燃えて闇に消えろ! ブラック・ブレイス」
ルミナスフューゲルから振り抜かれた黒い衝撃波、全てを飲み込む強い衝撃を身に受けた。
「「あぁぁぁぁぁぁぁーーー!!」」
気を失っていたリリナは意識を取り戻す、切られたからだが痛さを伴う。
リクとリュウカは…片膝を床に付いていたが、ゆっくりと立ち上がり顔を上げた。
「中々だけど…まだ死ぬクラスでは無い」
「そりゃないな…超回復力能力さん」
「その言い方嫌味かよ?」
「死なないだけマシだから…皮肉よ、皮肉」
次々に床に転がる天使兵、立って居るのは…数名のリュウカ達のチームのみとなる。
リュ…ウカ…っ!
リリナは立ち上がらないからだを、嫌という程「動け」っと心で叫んでいたが、心と体は正反対、血の塊が目の前にあって流れた血の量はどれだけかと思った。
レイナとヒナは…魔法と至近距離の交互でルミナスフューゲルに間合いを詰寄る。
「なんだ貴様」
「動けるうちに、戦うのよ」
「あ?」
「エレメント!!」
レイナが放つ「エレメント」、魔法属性で四種属性を同時に放つ上位魔法となる。
それに合わせて、ヒナは拳を強く握りしめてルミナスフューゲルに放つ。
「拳打撃・破裂」
ルミナスフューゲルの腹部に強い打撃が入り、爆発する様に吹き飛ぶ、その背後からエレメントが放たれ爆発する。
だが、ショートソードで煙を振り払い、ニヤッとした笑みを浮かべていた。
「少しは面白いが、残念ーーー」
ルミナスフューゲルは一瞬にして、ヒナの目の前に現れてショートソードで腹部を貫く。
「ぁ…」
「死に行く気持ちは…どんなもんなんだァ…?」
突き刺さるショートソード抜くと、ヒナは力なく床に倒れた、次に目をつけたのがレイナ。
右手だけ顔を鷲掴みして、壁に激突させる。
壁に背を預けて、レイナはガクンっと下を向く。
それを見ていたガルクは、魔術式を作るのだが…ルミナスフューゲルの素早さで目の前に立たれる。
「ーーーっ! てめぇ!!」
「…雑魚が術式なんざ使うんじゃねぇ!!」
一蹴りをガルクは腹部に強く入り、壁に激突した。
次々に仲間が倒れていく、そんな姿をリリナは強く歯を擦らせた。
悔しいーーーなんにもできないで、溺死になるなんてーーー。
滲ませた悔しさ、自然にも涙がこぼれ落ちる。
これだけの力の差に、勝つ術が無いのかと…強く、深く、思いを心で響かせた。
お願い…もう一度、もう一度、戦うチャンスを私達にーーー。
すると…どっからともなく声が脳内に響いた。
『良いだろうーーー』っと。
目を開き「えっ?」 っとするリリナ、だが…視界が段々と暗くなっていった。
生きのったのはリュウカとリク、ナーガとミカ。
向ける矛先の目線は…ルミナスフューゲルである。
「己の力量も知らずに、戦いを挑んでくる。故に死を与えて果てる。何たる残虐…あぁ、いいねぇ…この感触…たまんねぇ」
ルミナスフューゲルは、ねっとりした口調で嘲笑うように挑発した顔で言う
非情、それがルミナスフューゲルに似合う言葉だ。
だが、こちらにも「非情」にならぬ「悪意」がいる、ナーガである。
挑発に対して、とてつもないにやけ笑みでルミナスフューゲルを眺めていた。
「おもしれぇ奴じゃねぇか、それだけクソみてぇな笑み出来るのは「悪党」だけだ」
「貴様こそ、いくつもの敵を狩った「極悪」みたいな顔してやがる。相手にふさわしい」
「けっ、上等だ…」
サーガは走り出した、ルミナスフューゲルはショートソードを振り抜いたが、ナーガは腕で弾き飛ばした。
空いた僅かな隙に、ナーガは拳を叩き込む、ベキベキと音を鳴らして壁まで吹き飛ばされた。
「ぐふっ…」
「どぉした? 「悪党」さんよ、こんなもんじゃねぇだろ」
「…その発言足場がすくわれるぞ」
サーガの反射魔法は、物理を受け付けない、しかもそれば触れた物対象とした無属性魔法である、体全体に効果ある為、ナーガからの物理は倍の重力で与える。
当然、移動や飛び跳ねは、通常の倍の速さと高さである。
「む?」
「余所見は、死を表すーーーだよなぁ!!?」
ルミナスフューゲルの頭上から、かかと落としする、爆風が吹き荒れた。
だが、ルミナスフューゲルはナーガの足を掴んでいた。
「あ?」
「見余っていたな、たかが魔法だ。貴様の反射魔法は強いが…それを無効にできるのもある」
普通なら、触れた物を対象として、弾く力が働くのだが…ルミナスにはそれが通用しない。
そもそも、魔法を無効化できるのは存在していない、それを意味する言葉はーーー。
「…異常者、それがおめぇかよ…!」
「残念、イレギュラーでは無い、簡単に言えばーーー神能力だ」
ナーガの足を掴んだまま、床に叩きつけた、そのまま下の層へ落ちていく。
「砂糖水並みにあめぇな…雑魚だけある」
リクとリュウカとミカは、互いに顔を見合わせて武器を構えた。
「チートとか、よく言ったもんだな。ルミナスフューゲル。普通よりの最強じゃねぇな、人よりゴミの判断だ」
「チート能力はカッケーとか思ってたけどさ、これなんか違うんだよ。サービスゾーン見ないのとだいぶ違う」
「意味わからん例え」
「意味無くてもいい、あるのは志と武器だ」
「余計に意味がわかんないよ」
しばらくして、リクとリュッカは、地面を蹴飛ばして走る。
ルミナスフューゲルはショートソードを肩に置き、卑劣な顔でリュウカ達を見る。
「まだ、雑魚が来るのか?」
「行くぞ!」
先手はリクである、七色の剣を振り抜きルミナスに連撃を放つ、ルミナスはやや劣勢になり、互いの一振が激突して火花を散らす。
「貴様、その剣技は誰の物だ?」
「不死だった人の剣技さ、あいにく剣技は俺が最後だ」
「隙もない、ただ人を斬るための斬殺剣技。これは私でも二度は見ない剣技だが、踏み込みが浅いーーー」
ルミナスフューゲルの力がグッと強くなる、次第にリクは押し飛ばされてしまう。
床に着地して、リクは武器を回転させて再び持ち持ち直して走り出す。
「踏み込み浅いってのは、よくよく言われたもんだが…お前を切れるならそれだけでも十分だ!」
「青いな、そんなんだから…すぐ死ぬんだ」
剣技の衝突、ソニックブームが起こる、床や壁は剣跡が刻まれた。
「小賢しい!」
ルミナスフューゲルの一振でリクは、バックステップを踏み後退するが、追撃でルミナスフューゲルのショートソードが床に振り落とされた。
速い…! バックステップしてからの僅かな時間で間合いを詰め寄る…!
普通でも、数十秒いや、それ以上だ。
ルミナスフューゲルは、バックステップしまくるリクに連撃のように、ショートソードを振りまくる。
「ちっ…!」
「防御に転じるのは、背を敵に向けるのとおなじ…。あぁ…楽しぃなぁァァァ!!」
「ーーー変われ!」
そんな声を上げたリュッカが、ルミナスフューゲルの前に飛び出て、青い剣の神器を振り抜いた。
振り抜かれた一振はルミナスフューゲルの首筋で、ルミナスフューゲルはギリギリで回避してバク転して後方に退避する。
「惜しいかった」
「殺す気満々、ふっふっ…気持ちいいな」
「キモイ、なんつー性癖だ」
「殺意って実に愉快だと思う。その一撃でも私の手に掛かれば肉塊ごと切除だ。いいねぇ、いいねぇ…実にぃ…愉快だ!!」
ルミナスフューゲルは、リュウカに多数あまたな剣技を放つ、その顔は狂気である。
「アハハハハハーーーヒャッハーーー!!」
「頭マジでいかれてんな…」
だが、その連撃も…数分で緩くなる、吐息を吐く…いや息の根を上げ始めている。
振り抜く速度が、先程と比べ物にならない程だ。
リュウカの剣技を受ける度に、ルミナスは息の根を上げ始める。
「ぐっ…力が抜けてくる…!」
「どうした? もう限界か?」
「舐めるな…!」
「おっと」
ひらりと回避するリュウカ、微かにニヤッとする。異世界の女神から貰ったのは神器は、剣が触れる程、体力を奪い続ける武器で剣を混じえば混じえるほど…体力は奪い続ける。
いくらチートだとしても、無限に体力がある訳では無い、ルミナスフューゲルは軽く舌打ちして、ショートソードを強く振り抜く、強い衝撃波が吹き荒れた。
「体力奪うなど、三流の戦い方!! 正々堂々と戦え!!」
「チート野郎が、そんな言葉を吐くんじゃねぇ!」
砂煙から切りかかるリク、ルミナスフューゲルのショートソードに強くぶつかる。
リクとリュウカの戦法は、「ヒットアンドアウェイ」と呼ばれる、攻撃と回避を繰り返す戦法。
リクが前に出れば、リュウカが後退、リュウカが前に出ればリクが後退を繰り返すだけだが、ルミナスフューゲルからしたら、休む暇がない連撃を叩き込まれてる感じである。
「連携か、惑わす様に、攻撃を仕掛ける戦い…。そんなのは初級までだろう? なぁ、異能者」
「どうだが、異能者は俺じゃなくてお前だ。てめぇを倒すには色々やらねばならない…。下調べは大事さ」
「面白い、これが「探り」っと言う奴か。だがーー」
ルミナスフューゲルは、リクを押し返したが…僅かながらに、頬にかすり傷が出来る。
そのかすり傷を触り、痛さを感じ取り…ルミナスフューゲルは叫ぶ。
「き、貴様らァァァァァ―――!!」
リクとリュウカは、二人同時に走り出す。
左右からの連撃、ルミナスフューゲルは防御体制で2人から受け流す。
「ぬぐっ!? 」
「「はぁぁぁぁぁぁ――――!!」」
ルミナスフューゲルは怯んだ隙に、リクとリュウカは互いの剣を左右にルミナスの体を切りつけた。
「ぐあっ! な、なんで私が押されてる…!?」
リクとリュウカは手に持つ回転して構える。
「戦略差よ」
「これで終わりだ!!」
穿つ体制になり、床を蹴飛ばして走る。
ルミナスフューゲルの腹部に2本の剣が貫く。
「ぐはっ!!」
「「これでおしまいだ――――!!」」
リクとリュウカはルミナスフューゲルを突き刺したまま走り、壁に向かって激突させる。
「き、き、貴様らァァァァァーーー!!」
ルミナスフューゲルは手を伸ばす、リクとリュウカは左右に回避する。
「ーーーー!!?」
ルミナスフューゲルは驚いた眼差しを向ける、その視線の先にいるのは槍を持つミカの姿だった。
魔術陣で怪しく紫色を放つーーー。
「天と地、数多の呪符と閃光と雷光、我が天に穿つ矛先を、今こそ清めよーーー。呪縛拘束」
「やっちまえ、ミカ!!」
ルミナスフューゲルの額に槍が投げ飛ばされて、回避しないルミナスフューゲルは額に槍が突き刺さり、背後の壁は崩壊して、異界の外側へと滑落していく。
異界の外側はの景色と、優しい風が、空いた穴から見て感じた。
「やった…?」
「倒した…!!」
だが、喜びは刹那として奪われた。
ルミナスフューゲルのショートソードに残っていたしかも、握っていた手からメキメキと音を鳴らして、ルミナスフューゲルは再び姿を現す。
不気味な笑みで、喜んでいたリュウカ達にこういった。
「ごきげんよう、私を完全に殺したって思っていたのだろう。残念…私は肉体が一部でもあれば蘇るんだ…この通りに」
「先輩みたい…」
「俺よりも遥かに早い再生能力と回復力。そうか、これが…チートって言われるやつか」
「貴様のような、異能者とは格が違うんだよ。私は神に等しい…故にハエレベルを殺さない訳には行かない」
「……チート小説って、わりと好きだったのに、今となると嫌だなこれ…無理ゲー感半端ない」
そう思えたリュッカ、頭を抱えるが、今悩んでもししょうもないっと思った。
ルミナスフューゲルは、体を鳴らしながらこう言い出した。
「人の体とは、限界が早い物だ…。だが、あの力を使えば話は別だ―――」
「 人間じゃないとでもいいたいのか?」
「少なくても、今この場で姿を変えたらそうなる。それが、神に等しい力という物だーーー」
ルミナスフューゲルの肉塊はまばゆい閃光を放ち、別の姿を作り上げた。その姿は、魔物化とした人の姿である、青い肌に白いめ、手に持つ大鎌を来ている甲冑と一体化した体はえぐさえも覚える。
リュウカ達は目を点とさせてそのルミナスフューゲルの姿を眺める。
「な、なんだあの…姿…?」
「鳥…? ドラゴン…? な、なんだ…?」
「悪魔系…の、人型…?」
「さぁ、第二ランドと行こうではないか」
ルミナスフューゲルの一声で一気に静まり返りる
先程とは違い、雰囲気がガラリと変わって、緊張感が走る、それは…生と死の裁判の様に。
ルミナスフユーゲル、前世は現代で殺人事件を世界各地で起こした最悪な人。
転生後は、反乱軍のリーダーと王国を乗っ取りクーデターを引き起こしたと言われてる。
神が住む世界「異界」の行き方をどーやってか知って反乱軍を率いて突撃したけど、当時第三勢力と言われたラグナロクので加入で停戦。
ルミナスフユーゲルは大罪人として捕まり処刑されたが、次目覚めたのは…天使だった。
それが彼のストーリー的な話ですが、野望とか目的はあまり定かでは無い感じですが、後々わかるかと思います。
リュウカとリクのコンビネーションとか色々ありました、あれカッコイイって思った次第で書いた感です




