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自堕落女神の選別で異世界転生した俺はロリにTS転生して滅んだ異世界をスローな探索ライフを始めました  作者: 速水すい
一章第四節駄女神復讐篇

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女神の世界

アカシックレコードにより、転移魔法でリュウカ達は女神の世界へと飛んだ。

だが、目の前に写る光景は…女神達が無残務像に床に転がっている姿である。


「なっ…!?」

「うそ…皆…」


リリナは、言葉を詰まらせて言い、リュウカ達は、女神の人達の手を触って脈拍を測るが…手ごたえゼロである。



「…ダメだ、死んでる。恐ら他の人も死んでる」

「なんでまた…こんな事が…?」

「わかってたら苦労しない、が。このやり手だと…大天使ルミナス・フユーゲルの可能性が高い」

「…り…リリ…ナ…?」



そう苦しそうに声を飛ばした郎爺、そう神父である。

腹部から赤い血を滲ませた服、生きてるのが奇跡なぐらいである。

リリナは駆け寄り、神父の体を支える。



「お帰り…ようやく…貴方にも仲間が…出来たんですね…」

「うん…力強い仲間だよ…」

「…預かってた、「やる気」を…」



神父はリリナの額にゆっくりと、指を伸ばした…淡い光が放たれた瞬間、神父の腕がガクンッと落ちた。


「私の…役目は…果たし…た…。たのみ…ます…ぞ…英…雄…リリ…ナ…」

「うん…任せて…」



目をゆっくりと閉じた神父、何も言わずに絶命して、リリナはゆっくりと神父を床に寝かせて、立ち上がりこちらを振り向いた。


「…行くわよ。大天使倒しに」

「だな、俺達もいくぞ」

「ありがとう」


その言葉は、悲しみすら超えた冷たい声。

リュウカは、無言で下を向いた。


明るみがない冷めた声、お前らしくない…笑みがない言葉。

リリナ、頼むから無茶しないでくれ…。


そうリュウカは思い描いて、歩き始める。

一枚の扉を開くと、一直線の通路。

この先を辿れば、確かに大天使世界への道筋だろう、だが…人気の無さに不気味感を覚える。



死体がないのが変だな…。

だが、なんだろうか…この静けさは…?

まるで、生と死の境目にいるような…感じだ。



リュウカは、辺りを見渡してると、リリナがタッタッタッと走り出す。

どうやら、気持ちが先走ってるかのように、一人独走を始めた。



「あ、リリナちゃん勝手に―――っていない!? しょうがない、私達はリリナを追うから何かあったら教えて」

「なにで?」

「えーと、何かで」

「わかんねぇよ…。テレパシーなんて存在しないよ」

「えへへ…」


ユートピアとリュウカの話に、リクが反応して手に持つ小さな端末を見せて言う。


「ならこれ使え」

「これは?」

「千年前に開発された魔導通信機だ、俺が新しく作り直したやつで、マナがある場所であれば繋がる」

「ほー、携帯みたいなやつか」

「ありがとう、リク」

「礼はよせよ、まぁ、早く行きな」

「うん」



その後をユートピア、レイナ、ヒナが追いかけてゆく。



「俺達はゆっくりと進むか」

「それしかないね」

「久々に見たかな、ここ」

「あー、なんかの戦いで来たんだよな?」

「うん、私の力はある意味不可能がないわ」



残された、リュウカ、リク、ラグナロクは辺りを警戒しながら歩き進む。

すると、何かに監視されてる感覚を肌に感じた。


…?なんだか何かにみられてるような――。


「――――?」



リュウカは、上を見上げると…鋭い鎌を持つ蜘蛛(くも)型のモンスターが天井にいた。

それみたラグナロクは苦い口調で口開く。



「猛毒クモでもあれば、殺戮クモとも呼ばれている。百年前に大流行して、大都市を襲って壊滅させた兵器みたいなモンスターだわ」


「はぁ!? チート並のモンスターって事かよ!?」



「恐らくは、ね。ウルボロスが一番なら、五番、六番目に匹敵する強さよ」


「けっ、どんなに強くたって、相手は変わらない。俺が先手をいただくぜ―――!!」


「ちょっと!? あー…脳筋なんだから…」


リクは、床を蹴飛ばして背中にある剣の柄を掴み抜き取り、そのまま高く飛び上がる。



「ふん、ただのクモじゃねぇかよっ――!!」


リクは七色の剣を振り抜いた、だが、カッキーンッ!!っと言う鋼鉄音(こうてつおん)を辺りに馳せる―――。


かなりの硬さを音だけで、リュウカ達は悟った。


「硬ぇぞあいつ…!」

「クモだからって、(あなど)ってはいけない。あの体は特殊な硬質物で出来ている、普通に叩いても貫けないし、弾丸さえもぺちゃんこよ」

「どうやって、倒すんだよ…?!」

「関節を狙うのが一番、だけど、傷つけたらそこから死血量(しちりょう)の毒が噴射するわ。戦うには魔法が一番よ」



その話を聞いていたリクは、歯を食いしばり体をグルンと回転させて再び飛ぶ。



「燃え盛れ、我が身に宿れ―――火炎剣!!」


リクの体全体が燃えながら、クモへと向かって飛んでゆく、それに反応するかのように、クモは口を開き、リクに向かって飛ぶ。

リクは、七色の剣を高く(かざ)して、クモに向かって振り落とす。

火花を散らしながらリクは「うぉぉぉぉぁぁぁぁ――――!!」っと叫び、クモを床に向かって叩き付けた。


ズドン!っと言う重低音(じゅうていおん)が鳴り響き砂煙を舞いあげた。


赤い点が複数光る、そしてクモもまた咆哮(ほうこう)する。


「ギシャァァァァァ―――――!!」


リクの一撃でも、ダメージが期待されない様に、掠り傷程度である。

ラグナロクは静かにリュウカの前に立ち言う。



「私は手を焼いた覚えがないけど、巨大魔法使う。だから、時間稼いで」

「いや、俺…ロリだけど!?」

「ロリでも、戦えるでしょ」

「うぐっ…」

「後でご褒美をあげるから」

「ご、こふぇぉぇぉぇぇ!!? (語彙力)」



リュウカは、覚醒した青い短剣を脇差から抜き取り走り出す。

タッタッタッと言う音だけが鳴る中、俺は静かに感じていた。

これからの先は、こんな虫如きじゃすまないだろうと―――。



動き出す、巨大なクモは前足にある巨大な鎌でリュウカに向かって振り抜く。

鎌に短剣で受け止めながら走る、正反対からの鎌を飛び越えて、受け止めていた鎌をゆっくりと受け流す。


そのまま、自分の足を切り裂いたクモは、怒り狂う。



「お怒りだな…」

「お怒りだがよ、少しばかり足元を凍らせてみるか―――」


そう言いながら、リクは七色の剣高く(かざ)すと、白い白煙が刃から流れる。

見た限りだと、冷気だろう、七色の剣を持ち替えて刃先を下に向けて、床に突き刺した。



「七色の剣よ、地を凍らせろ!」


床が凍っていき、クモの足を凍らせる。

パキパキと音がなのと、完全に身動きが取れないクモは…口から毒の玉を飛ばす。

二人はそれを回避する、ツルツルな床を滑りながらである。



「叩いてもダメなやつか…!」

「まぁ、普通はそうだろ? 俺が盾になってやる…走れ」

「走んの!? 滑るけど!!」

「まぁ、スケートだ」

「ぎょぇぇぇ!!? 超絶滑るぅぅぅ!!」

「おっと、もう一発か!」


追撃の毒玉を浴びるリク、体から白い煙をだすが、足を止めることなく突き進む。

その背後をリュウカは、追いつかないが走る。

とゆうか、毒雲の背後の通路に走っていた。


「奴の顔は、虫と同じく…軽く踏みつけりゃいいだけだ」

「ホラーかよその顔!? 怖すぎる!!」

「うるせぇな、顔の顔が抜けただけだろ」

「骸骨むき出しで喋んなよ!!」

「俺の超回復力(オーバーヒール)は即時回復さ…おら、戻った」

「数秒で戻るのかよ…スゲーな」


とか言ってると、リクは立ち止まりリュウカはぶつかる。


「いてぇな! 立ち止まるなよ!?」

「あ、悪ぃこっから先はお前は行けないな」

「は?」

「毒の霧雨(きり)さ、おそらく吸ったら死ぬな」


リクはリュウカを(ひじ)で押し飛ばした、そして七色の剣赤く光らせた。


「戻りな、どうやら、こいつは俺が相手は俺みてぇだからな!!」

「おい!?――ってもういないし…。時間稼ぎは俺じゃ無理かこのクモ相手に」


確かに死血量とか、聞いたら普通に無理だ。

仕方がない、俺はもどっ―――!?


プチ解説


超回復力と書いてオーバーヒール、リクの能力ですね。

数秒で傷が癒えるチート的な能力となります、しかしまぁ、まさかリリナ達が向かった方に走ったら毒の霧で行けなくなるとは。

この毒蜘蛛は、最強の魔物の一種で…毒で人を溶かすほどの強さ、なぜ女神の世界にいるのか、これも彼の力なのでしょう。



次回からは、少し時間を頂きますので少しばかりお待ちください。

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