とある少女の追憶
とある夏の日、やたらと蝉がなくこの季節
私は、ある少年と出会ってた。
それは、影も薄ければ、人を避けて生き抜く様な読書家のイメージ。
その人の妹は、真逆で活発で学校では知らない人はいない子だった。
ただ、ある日の事件がきっかけで…その少年は変貌した。
それは「兄を捕まえて、妹をいじめる」と言う、雑魚が考えそうな人質を使った卑怯なやり方で、少年の妹を―――暴行していた。
そんな姿を見ていた少年は、何かをプチっと切らしたものがあった。
泣く妹は兄を止める、だが、その時には少年の周りは血溜まりと化していた。
その目は、正気さえ失っている…光を宿さない「虚」の目をしていた。
それからだった、妹を泣かせるのならば例え―――大人でも立ち向かっていた少年。
そのせいで、家族がめちゃくちゃになり…。
やがて親が息子に牙を向き始めた、毎晩のように怒鳴り散らされ、挙句に暴力だ。
理由からして、親は少年に疲れたのもあった
ありもしない事を、影から叩く近所、学校からは、手を挙げてないのに少年の性にされて、親に電話が行き、毎回の様に謝る。
これを、数年間も繰り返せば…精神もやがて異常となってしまうだろう。
どこまで耐えて、この苦悩をぶつければいいのかと。
そしてその苦悩はやがて、少年へと向けられた。少年は耐えた、だが…それも一年とは持たなかった。
エスカレートする親からの暴力に、少年は歯を擦らせて、物凄い睨みで反撃に転じた。
それから半年過ぎた――――。
家族は見事に分解、両親は離婚した
両親は、少年と妹を引き取らずにどっかに消えた。
今住んでいる家を、少年に譲り住む場所には困らなかった。
ただ、家には明るさはなく…兄はバイトをしながら生き抜いていた。
そんなある日、バイト帰りで立ち寄ったコンビニで一人の金髪少女と出会う少年―――。
肌が白くて、瞳もブルーハワイを思わせる様な瞳と赤いヘアピンが二個左側に付いている。セーラ服と言った凄まじい帰国美少女。
そう私自身が言うのもおかしいけど、そうゆう姿からして「帰国美少女」って呼ばれていた。
その日、初めて少年と出会った私、何かに取り付くように眺めてしまっていた。
ただまぁ、見ているのは…今やその存在が薄くなりつつある、コンビニのトイレ側にある本棚にあるエロ本である。
やはり相応の年齢だけあり、凄い危なかしい顔をしていたので、私は軽く咳払いした。
凄いビクッとした反応して、そのままコンビニから逃げるように出て行った。
私はその背中を見ていると、足元になにを踏んだ様な感触を足の裏で感じ取る。
足をゆっくりとどけると、少年の生徒手帳が落ちていた。
それを手に取り、中を開くと…『片倉龍太』っと書かれた名前と写真が貼ってあった。
住所的にもそんな遠くない、だから私は、その次の日…その学校を訪れた。
さすがに目立ち過ぎて、ザワザワとしてる
そして必ず、チャラい男子学生が現れてナンパしてくる。
『ねぇねぇ、俺達と遊ばない?』
『嫌です』
『そう言わずに…ね』
腕を掴んでくる、かなり図々しくてキモイ。
すると、後ろから冷めて透き通る声が飛ぶ。
『―――おい、邪魔だ、どけろ』
『あ? 誰だお前』
『あー、こいつ学校では陰キャラしてる。目立たない子が、目立つヒーローなんて似合わないよ? 陰キャラ君―――』
完全にバカにしたような声と、周りにいるその仲間たちが次々に煽るように笑う。
だが、私は―――そんなバカにした声なんかよりも…。彼のグイッと引き上げた口元がかなり気になってた。
そして、チャラい男子は少年の肩を軽く叩いた瞬間だった―――。
―――バキッ!っとへし折る音が鳴った。
少年の伸ばしたチャラい男子の腕は、少年ががっしりと掴んでいた。
『は…?』
『聞こえなかったか? 《《どけろと言ったんだよ陽キャラ》》!!』
チャラい男子の掴んだ腕からミシミシと音を鳴らし、そして少年は蹴り飛ばした。
チャラい男子の仲間にぶつかる、はいよいっしょ!的なテンションで、蹴飛ばした男子を背中を押し出すが…ゆっくりと前から倒れた。
『え?』っと言う空気感が空回った。
チャラい男子の仲間は、血の気ゼロを感じるぐらい顔の色をなくして『やべぇ』とか言いながら次々に逃げ出す。
そして、周りに人が居なくなった所で、少年は私に声をかけてくる。
『お前…確かコンビニにバイトしてた子だな?』
私を覚えていてくれたんだ…。って内心的には嬉しく思えた自分がいた。
いやいや! 私何思ってんの!?
とにかく返さなきゃね、えーと…。
『こ、これをを…きゃいしに…』
私は緊張のあまりに噛みまくった、何故なら…小さい頃からずーっと女子だけの学校を通っていたからだ。
だから、男子に対する免疫は…ない!
だが、少年もまたガタガタとした手を伸ばして『あ、ありゅっぎゃっ…と』っと完全にテンバった感じが滲み出ていた。
そして、私は小さくクスクス笑うと少年は顔を赤くして学校へと戻って行く。
私は今日は休校日だった、今日の出来事は心にしまって置こう。
プチ解説
この話は、リリナと龍太(転生前)で知り合うまでの話ですね。
リリナは転生前は帰国女子の金色の髪の毛で、青く透き通った海見たいな瞳で、来ている制服はセーラ服となります。
初めて出会ったのが、コンビニだった、ある事件後から数年経った話。龍太とリリナは高校生で出会います。リリナは外国人だけど、両親の母親が日本人でした。
因みにこの後、龍太は通い詰めちゃうんですよね…まさか1番最初の会話がエロ本から始じまる恋ってすごい話です。
ちなみにこの部分は、リリナの一人称になりました
噛んでる部分が初々しいし、可愛いのです
龍太は小学生の頃、妹茉莉はやんちゃでガキ大将的な存在で、それを嫌う男子はある朝…どっかに連れて行かれるんですが…龍太はそれに気づいて助けに向かうって感じですが、相当切れて無双見たくなってましたね。
守る為にそこまでやったので、茉莉が兄を止めてからと言う物の茉莉は大人しくなりました。
これは、兄の切れた姿を見たくないし、自分がああなったのが弱さの故にって思うようになったからだと思います。
この話を書いた理由ですが、過去編があまり描かれてなかったのでこのタイミングで1話書きました。




