奥に進む洞窟探索で見つけたもの
深さが増していく足場と、海水がリュウカの膝ぐらいまでになっていた。
洞窟の幅は変わらずだが、海水が増しており押し寄せる波で、押し返されそうになる。
流れが早い、坂道から水が降るような速さ。
迂闊にしてると、足を滑らせそうだな…。
リュウカは、一歩ずつ前に進んでゆく
だんだん海水の流れが早くなる。
リュウカは、耐えながら歩みを止めない、ら
やがて、強い光が指す場所を見つける。
あそこまで行けば―――!!
全身から強い光を放つリュウカ、顔を引きずりながらこういった。
「うそっ!? もう制限時間――!?」
リュウカの視界は少しずつ下がっていき、どんどん体が縮みレイナと、同じぐらいの身長になる。
そして、海水の流れを膝上でダイレクトに浴びる。
ぬぐぐっ…!!
重すぎるっ! だが、あと少しなんだよ!!
歯を食いしばりながら、リュウカは全力で走り出した。
そんな時、リュウカを強く抱き締めてるレイナはこう口を開いた。
「リュウカ、私を投げ飛ばせる?」
「……分からない。今は足に力を入れてるから、腕となるとキツイかもな」
「一か八かの掛けだけど、私の脚力を足せばなんとかなるはず」
「行けんのか?」
「分からないから、「一か八か」だよ」
「…へっ。乗ってやるよ、その話―――」
リュウカは、腕を伸ばすと、レイナがゆっくりと歩きながらリュウカの腕を歩き、開いた手のひらに立つ。
筋力的には、リュウカは平均値以上でパワーは同じ六歳児よりも遥かに高い。
なのでレイナの体重は、軽々と持てるのだ。
「行くぞレイナ!」
「うん!」
ゆっくりと後ろに腕を引っ張るリュウカ、そして―――前に押し出すように投げた。
「いっけぇぇぇ―――!!」
それと、同時にレイナは屈みこんで、飛ぶ。
すごい速さで飛んでいく姿を、リュウカは確認した直後、足を滑らせて転がる。
「やべぇぇぇ―――あぁぁぁぁぁ――ー!!」
数分間転がり流れが緩い地点で、転がりが止まり、リュウカは体を起こした。
「いたたっ…力抜けっちゃったな…」
スタート地点に戻されたわけだ、さてどうするか…うん?
リュウカは海水の、流れに違和感を感じた
今座ってる場所は、僅かに潮だまりだ。
左方向からも…潮が流れているのを、足の肌で感じていたリュウカ。
立ち上がり、何も無い壁にゆっくりと手を伸ばした―――。
―――ブォン―――
そんな音がなり、何も無かった壁に新たな通路が出現する。
おっ…隠れルート発見、行ってみようか。
リュウカは、新たに現れた道筋を歩いた。
数分間歩くと、外からの日差しが差し込む。
そこに向かって走り、洞窟を抜け出ると…白い砂浜ど波打ち際が目に写る。
砂浜だな…この場所って、最初に訪れた海水浴場―――。
ただよく見渡すと、コンクリートで作られた流れる川とそれに向かってぶつかる潮が混ざり合う汽水を挟んで向こう側にリリナ達がいると思えた。
だけど、人の気配すらしないな…。
作ったパラソルは、うっすらだけど見えるけどなぁ。渡れそうにも見えないから、どうしたもんか。
太陽は、ちょうど空高い真上付近…お昼頃。
見上げた空は、晴天らしく澄んた青空。
戻るのも選択の一つ、だけど―――。
レイナをあの光の先に、投げたのもあり少しばかり気になる。
「おっと、見つけた」
「へ?」
リュウカは周りを見渡すと、洞窟の壁に背を預けて、腕を組んでいる少女、ラグナロクである。
「こんな場所にいたなんてね、戻るわよ」
「レイナが洞窟の奥にいるんだけど」
「大丈夫、そっちは女神に任せてるわ」
「ラグナロク、なんで俺の居場所わかった?」
「リリナの千里眼で、君たちの位置を特定。後、胸を隠さない貧乳はよかったわ」
「そんな感想いらないけどよ、興味ある」
「私のは?」
「鼻血出るからやめろい」
「ふふっ、可愛いわ」
「はいはい、とりあえず洞窟に戻るか」
「やっぱりそうなるのね」
ラグナロクと共に、再び洞窟に戻る
レイナがいる方角を、見上げるリュウカすると…悲鳴らしき声が洞窟内で反響する。
そして転がりながら、リリナが一番最初に転がり落ちてリュウカに激突する。
「いったぁ〜! なんなのよここ!」
ラグナロクはニヤニヤしながら、リリナを見てるので気持ち悪く感じたリリナは口開く。
「な、何その笑み」
「今自分の下敷きになってる人、気づいてる?」
「下敷き…? え!?」
リュウカの顔にリリナは座っていた。
「ちょっ!? リュウカ、そ、そんな所に顔あるのよっ!?」
「意外と大胆なひとね」
「ちがっ!? そ、そんなんじゃないわよ!!」
「早くどかないと、リュウカ死んじゃうわよ?」
リュウカ、鼻から血を流しながら、満面な笑を浮かべていた。
「死ぬのすら嬉しくなるの?! 私の下敷きになって!?って―――リュウカ!!」
プカプカ死んだ魚のように浮いていると、レイナが転がって来て、リュウカを吹き飛ばした。
「え?」
ラグナロクに向かって、リュウカは激突。
ん? な、何だこの柔らかな感触は――?
リュウカは、目を開けるとラグナロクと唇を重ね合っていた。
リュウカは、驚き体を上げたが、ラグナロクは再びリュウカを抱きしめた。
「ちょっ、ラグナロクさん!?」
「大胆なことするなら、抱きしめちゃうよ?」
「ふおっ?!」
顔にやわからなふたつの物が頬に接触。
リュウカは、生まれて初めて胸のやわらかさを知る。
この全身を包み込む柔らかさは、人類が最終目的地点。
なんだろうこの柔らかさ、頑張って生きた報酬なのかこれはっ!?
「ラグナロクさん〜〜〜???」
リリナ、殺意がある笑みをしながら二人の抱き合いを眺める。
ラグナロクは、リュウカをさらに強く抱きしめてリリナに言う。
「私の婿だから、貧乳は黙って指でも噛んで見てなさい」
「ふ、ラグナロク…私の転生者を弄ぶなら、その乳を削ぐ権利があるわ! さぁ、返してもらおう!!」
リリナ、ここぞという時だけやる気あるなぁ。
見ろあの眼差し、ギラギラ輝いてるぞ。
普段からそうして欲しいんだけどな。
リュウカは内心そう思った、こうしてラグナロクとリリナは激しい、言い争いを繰り広げたのだった。
プチ解説
前回行っていた愛の秘石はここで手に入ります
最初から持ってるみたいな感じで書きましたすみません。
ここの洞窟、元々は遊びのテーマパークでした。
急斜面スライダーや、夕日を眺める砂浜などありましたが今や…砂浜ほとんど無くて、急斜面スライダーは激急斜面スライダーになりました。
リュウカの急成長には制限時間があります、大体四時間ぐらい、その時間を超えると小さくロリに戻ります




