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女神はロクでない転生して一ヶ月頑張って生きてました


揺らぐ風景、そこに向かっていた。

いや何故かは分からない、足が勝手に進んでいた。


異世界転生までの、この黒い空間を歩く

そっか、俺は念願を果たしたのか。



しっかし、転生とかって大抵最強フラグ、俺は転生果たしたらどんな《《チート並》》があるんだろうな。



半分楽しみで、半分嬉しいけど…なんだ。

前に進むほど、視界が下がってる様な?

まぁ、気のせいか、うん。



だんだん外の風景が、ハッキリしてくる。

いよいよ、転生世界へ―――。



「はい?」



俺が見た風景は――滅んだ街並みだった。



「えっ? ちょっと…え? 嘘だろ?!」



俺は慌てるように木々生い茂る、山の斜面を走って下り、街に向かう。



嘘であって欲しい! 滅んだ異世界とかまじやめてほしい!!


だが、イメージとかなり異なる風景、幻滅した俺の脳内は鈍器で、ガラスが割られたような衝撃を受けた。



「ま、ま、ま、ま…マジかァァァ―――!!」


声の叫びだけがこだました都市内を空回る。


は!? もしや、もしや…。俺は声を震わせながらある呪文を発する。


「ふ、ファイヤー!」


シーンとした、静寂(しじま)が流れ、ふと気づくと俺自身の声もやたらトーンが高かった。


俺は挫折した、静かに両足を地面について叫ぶ


「異世界転生失敗してんじゃんこれ――!!」


その叫びは滅んだ都市を空回り、再び木霊(こだま)した。


「いやいや…そういってみたけど、きっと違うはずだようん。そうきっとこれはあれだ…異世界転生したばかりだからできないだけだよね!? だ、だから…街に誰もいないはずだよね? ね??」


シーンとしてる街並みを見渡して、ちょうどいい高さにある瓦礫を見つめて俺は思う。


これぐらい蹴っても、吹き飛んじゃうはずだな…よしやってやんよ!!


勢いよく俺は曽根瓦礫を蹴飛ばしたが、足に強い衝撃と痛みが体を巡り…やがて口から砲撃の様な絶叫が飛んだ。



「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!」


チート並なんて、いや…チート能力なんて《《俺には無かった》》

俺が見てきた小説が、嘘のような結果にされた…異世界チートってあるとばかり思っていたからだった。




















――――――――――――――――――――































それから、あれよと異世界転生から一ヶ月が過ぎた―――。


まぁ実際は、異世界転生していたのかさえ分かんなかったけどな。なんせ、町外れの山の中に転生されたわけだからな。

ほらイメージだと街の方だろ? それが山に何故か投げ捨てられた感じ…適当に街案内して山に置いてかれた爺様の話になる。


「これから芝刈りさじゃ」って言うのがやけに気合が入っていてそこは、芝刈じゃなくて魔物狩りだったみたいな感じである。


ひと狩りしようぜなんて、嫌でも受け入れ拒否したい…うん、そんな気持ち。




空は晴天、廃墟したビルには新緑が宿り芽生えているが…うっすらぁである。

ハゲ頭に毛があるかないかレベル、フッサフサではない。



街の道路は水没して破裂した、水道管から水が吹いがり川を作り出していた、どっからどう見ても人の手入れさえされてないのが、よくわかる感じで流れてるだけ流れてる水である。



転生後普通なら親がいますが…両親最初から居ませんでした、なんでかと思うと、そもそもこの世界には「人」がいない。

そんな場所に、異世界転生されるとは運の尽きがよーく分かる。


まぁ、女神を恨見たくなるが、だ。

新緑はうっすらぁだけど悪くはねぇな。




「この街…古錆びてたり、建造物が自然崩壊とか普通にあるからな。滅んだ世界の果てと言えば滅んだ街がこれなんだろうな」


そんな感じで軽く呟いた俺は、辺りの風景を見渡す。



恐らくここ…いや、この世界は…人類が滅亡した世界だろうな。



建造物は自然に無残務像に崩れたり、朽ちた看板には―――大都市と名は掠れていた。


「旧大都市ってわけか…何をすればいいやら。街の復興一人で出来るわけないしなぁ…」


多少悩みは付き物だろうっと軽く考えていた。


まぁ俺は生きのびる為に、色んな崩れてない民家を転々としていた。

水はある、食べ物は…錆びた缶ずめ

賞味期限書かれてるが、この世界の文字だから分からないが、まぁ開けて食べたら案外美味かった。


そんな感じで飢えを耐えしのいでいたが、やはり一人というのは寂しいわけだ。

あんまりそうゆうの、考えたこなかったが、まぁ…大丈夫だ。



この日は、街を探索…手作り木刀を脇差に差し入れて歩いていた。

錆びた剣で木を削ったが、刃こぼれしてちょっと気持ち程度でこぼこである。



そういや見た目に関しては、以前の俺は黒髪と瞳だったけど…。



視線の低さと前髪がやや視界に入って邪魔である。

異世界転生には見た目が変わるのは多少あるが、果たして俺はどうなんだろうかと…心配になる。



んー、前髪こんな長かったっけ…?っと軽く疑問は浮かんでいた。



しかし、こっちに転生したら…なんでこんな髪の毛が長いんだ…?



少しばかりの疑問の答えがすぐに見つかる。



ちょっとした川が流れる水面に写った自分の姿に…口空いたしまった。

なぜなら写る自分の姿は女の子の姿だった…髪の毛がちょうど肩ぐらいまであった。



え? いやいや…性転生までしてるって聞いてないけど…?!

ロリ好きは否定しないけどこれは…!?



見た目的には銀髪ロングヘアで、瞳は紫色で連想させるならワインの様な瞳、頭に黒いカチューシャフリル、ブラウスに腰にはベルトと黒いスカートに左足にダガーベルトと黒いソックスに黒い靴。



見た目、年齢的には六歳ぐらいの幼女

外見からしてかなり可愛いけど、なんでクラスチェンジ!?

俺の大事なあれは異世界転生で置いてきたの!?



俺は信じられなくなり走り出す…つい最近現れたコンビニに向かって走る。



そこにたまたま行ったら、あの女神いたんだ…聞くしかないっしょコレ!



因みに女神が何故いるのかは理由は後ほど分かるけど。



「女神どこだーー !?」



コンビニに入るなり俺は慌てながら口を開く


あれ…?声がロリボなんだけど!?

信じ難い。実に…信じ難いぃぃーー !!

くそっ! 我ながら可愛い声してやがるぅ!!

そんな感じで、俺は呻き声を上げる


「うぐぁぁぁぁ解せねぇぇぇーー!! 」

「女神…ここっすよ。なに呻き声出してんの?」



自堕落そうな眼差しと、ツーサイドアップの髪型に金髪姿の女神

制服は来てないが、私服を来ていた


「出たなバ〇キ〇マン!! よくも俺の大事な股にぶら下がってるものを奪ったな!!」

「違うバ〇キ〇(ぴーーー)マンだよ」

「危ねぇ効果音出すんじゃねぇ!! 誰が語呂合わせろといった!!」

「じゃあ、あれかしら?私の胸(ぴーーー)に不満でもあるのかしら?」

「もっと卑猥な表現すんじゃねぇよ!!」

「つまんないわね」

「んなことより、俺の体どうした!?」

「幼女」

「そりゃそうだけど、なんか謝ることは無いのか??」

「ロリ化クエストでドラゴン舞い降りた私に謝罪などはない!」

「ドヤ顔すんなよ! 女の子として生きろと?」

「うん、まぁ棒より無い方が君らしい」

「フォローになってないんだけど!?」



なぜ女神は、こうなってるのかというと

死んでもないただ寝ていた子を勝手に殺して異世界転生させた罪で女神業を解雇されたのだ。


で、このコンビニは…女神の解雇処分に待遇された…俗に言う退職金が、このコンビニに全額当てられたらしみたいだ。


『一からやり直せバカ女神』っと言われたらしくて、それ以降この自堕落を維持しつつも真面目に頑張ってる。



「女神よ、もう一度言う。なんで俺の大事な大事な…股にある希少部位を消したんだ !?」

「あー、多分それ手違いだわ…」

「またかよ!? これで何個目だ…」



実を言うと、この女神の手違い半端ない

まずはこの世界…

全ての生物が消えてなくなった世界…分かりやすく言えば終焉を迎えて滅んだ世界。


通りでなんもないわけだ。

次に俺見たく男子だったのが、女子に

女子が男子になるっと、言う極めて異例な性転生までやらかした女神。



そりゃ、お怒りにもなるよ…うん



「はぁ…何がいけなかったんだろう…」


無自覚とは…中々馬鹿だろうな…


その俺の心の内を言葉に反応する様に女神はそれとなく言う

女神はロリの内心を読んで言う


「誰が、無自覚バカよ。間違ったつもりないもんね」



いやいや実に無自覚な、バカした結果が出た人ここにいますけど!?

そんな感じに突っ込んだ内心

とりあえず軽くため息を吐いて俺は口を開く



「女神…俺の大事な部分何時になったら戻るんだ?」

「んー…まぁ無駄な部分だから剃られて当然じゃ?」

「んなわけあるかぁ!? 勝手に決めつけんなよ!! ってこれじゃ女神を養えませんな」



女神はピクっと反応した

女神こう見えて…優しさに弱い

本人が言うには、他の男子には反応がないらしいけど…俺だと反応するらしい。

理由は知らないが、別に俺は興味ないや

女神は俺を眺めながら言う



「ま、まぁ…何とかしてやるけど…」



女神は人差し指で軽く振った

すると、着ていた服が変わる

鏡を渡されみてみた…ゴスロリだった。

フリルブラウスは黒色に変わり

頭にあるカチューシャはヘッドドレスに変わっただけ。



「まぁ、しばらく女の子を楽しみなさいな。私は元女神だし女神とは呼ばなくていいから…。名前欲しいね」

「リリナ」



俺は即答してしまった

あの「リリナ」は何故か小さい頃から覚えている…どのリリナだよってツッコミたくなる。

なんでかリリナを俺は口にしてしまった

だけど女神はこう笑みを浮かべて言った



「リリナね、悪くないよ。これからよろしくね…リュウカ」



リュウカ…転生前の龍太とちょっと類似。

まぁいっか…それでも。

まぁ女神の笑みはーーとてもなく可愛かった

そう思ってたのはつかの間で…。



「あー、私を引き取る人いないかしら?」



ちょっとばかり失望したリュウカだった

売れ残り感が滲み出る発言に少しばかり苦笑いするリュウカはある事を尋ねる



「なぁリリナ…世界的に滅んだあとの世界だから誰もいない世界だよな?」



リリカは静かに頷きこう答える



「うん、世界レベルってのが女神の世界にはあるの。生物とかいない世界はレベルは1…そうこの世界には人類が生きていた頃は、活気があった大都市に違いないわ…今は朽ちて跡形がないものも沢山あるしね。でもまぁ、作り直すって言うなら「スキル」でも身につけなさい」



スキルとやらはゲームにありがちなスキルの事かとやや理解するリュウカはさらにリリナに尋ねる



「それで…俺のスキルは?」

「知らない」

「知らないって…? ナニソレオイシイノ?」

「美味しくない、チャーハンを始めた店主がカレー屋を開業したら倒産するレベル」

「ちょっと何言ってるか分からない」

「分かってよ、閉店レベルなんだよ」


リリナは頭を軽く抑えてこうため息を吐きながらリュウカに言う


「大丈夫、スキル無しで転生はさせてないから。そのうち目覚めるはず…」

「不安要素バリバリのガバガバなんですけど。だいたいさ、適当過ぎだよリリナ」

「うっさいわね、異世界転生って最強フラグは似た合成ばっかで飽きたから転生書類来てもシュレッダーしてたわ」

「何気に怖いこと言ってんだけどこの子!? 」

「それで私に来る転生者は平均並みで、ちょっとした固有能力が付くだけね」

「へ〜、固有能力ね…少し気になる」

「それは後でのお楽しみよ。教えないパターンですから☆」



リリナはやけに楽しそうに言って、リュウカは少しばかり苦笑いしたのだった。



















あんぱんは、パンの中にいます

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