久々の学校
暇な時間を当てたいのにいつもダラダラしてしまうぅぅぅぅぅぅぅぅ
訂正しました。5月10日
訂正5月25日
訂正4月17日
0章2節
琢磨の通う高校は中高一貫で、大きめな建物が3つと、一軒家ほどの事務室がある。
大きめな建物3つは、中高の校舎が左右にあり、真ん中に部活棟が挟まれる形である。
また、全ての校舎は繋がっており、中学校は高校から渡り廊下を2つ渡った先にあり、中学生の時、高校とは部活棟を挟んだ先にあるので、全く行ったことが無いわけではないが、多少は覗いたことがある程度だ。
なんせ、先輩しか周りにいない空間というものはなんとなくだが圧を感じる。
しかも琢磨は、部活に入っていないので、先輩との交流が全くもってない。
そんな高校の校舎に入るのだが…
琢磨が高校に着いたのは時計の針が90度を超えた頃だったが、久しぶりに走った代償は大きく、昇降口に向かう下り階段の車止めにこしをかけ、 息を切らしていた。
もちろん、中学までのなんとなく感じていた緊張なんて忘れていた。
高校棟に行くには階段を下りて、軽い開けた広場?を突っ切ると昇降口がある。
階段を見下ろしていると次々と階段を下る人が増えてきていることがわかった。
また学校に掛かってる時計を見ると、135度くらいにまで下がっていた。
もうすぐ、朝礼の時間になるので、人数や、人の流れが変わるのは頷ける。
その中に、知っている後ろ姿が階段を降りていくのがみえた。
琢磨は、その知っている後ろ姿をある程度までしか回復してない足を頑張って動かして、2段飛ばしで、その後ろ姿に飛びかかった。
「おっとっと!?ちょ!?お前に何するんだよ!?」
「いやぁ〜朝の挨拶ってやつだが?」
「そんな過激な朝の挨拶があってたまるか!!」
「ほぅ…なるほど朝以外ならやっていいと?」
「nなわけあるかぁ!」
諦め半分といった感じの返答で、ノリよく返された。過激とは言ったものの、肩に軽く体重を乗っけただけなんだが、まあ朝からやられたらたまったもんじゃねえな…なんて考えながら会話をし、階段を降りていく。
紹介遅れたが琢磨が飛びかかったのは、木村 竜弥だ。
ちなみに、面倒なことはやらない主義なので頼み事は、よっぽどのことがないと聞いてくれなかったりするのだが、ついでとかだったら基本受けくれたりもするので、まあ頼んでみないとわからないという感じだ。ちなみに彼は頭はいいほうだ。そして、普段はそこまで声は大きく無いが、ノリに乗る時は声が大きめになる。
そんな彼と階段を降り校舎の目の前までやってきた時、昇降口付近に多くの人が集まっていた。
「そういえば、今日からまた新しいクラスになるんだったな」
「そうだなー」
そう。クラス替えがある。まあ小学生ほどギャーギャー言わないが、相性の良い人と同じクラスになりたいものだが…何故か、竜弥は心底どうでも良いみたいな顔で中学の校舎をぼーっと見ていた。
「いや、もう少し関心持てよ!」
「と言われてもねぇ…クラス去年も一昨年も一緒になってないじゃねか」
「まあそうなんだけどさ!それでも一緒になったらいいじゃねか」
「お、そうかそうか、じゃあ教科書貸さなくていいってことかな?」
「いや、やっぱり一緒じゃなくていいわ」
確かにクラスが一緒になったことが竜弥とは、一度もないのだった。それなのに何故か仲良いのは何故だ…
だが、クラスが違うと教科書を貸してもり、無事に先生に怒られないでいくつか授業を乗り切ったことがあった。
去年は勉強しようと教科書を家に持ち帰っていたのだがそれが裏目に出て、教科書を忘れることが多かった。そのため琢磨は、クラスの違う竜弥に借りに行っていたのだ。
まじで助かったんだよなぁ…
だからっと言って、一緒のクラスになってみたくもある。
「じゃあ問題ないな」
「いやそうじゃなくてだな…もっとこう、ないのか?コイツと、クラス一緒になって欲しいなーとか、コイツとはなりたくないなーとか、ないのか?」
「うん、じゃあ、たっくーとは一緒になりたくないってことで」
ちなみに、俺は仲が良い人からは、たっくーと呼ばれている。
「おい?いまじゃあって話の流れ的に、考えるのがめんどくさくなってついでだからコイツでもいっか、あ、でもコイツと一緒っていうとめんどいことになるからとりあえず、嫌っていっとくか、的な思考だな!」
「おう、そうだが?」
「こ、こいつ悪びれるわけでもなくごまかすわけでもなく認めやがったぞ!」
適当に推理しためんどくさいであろう思考を考えたのが正解してしてしまった!?
まさか当たるとわな…フッ…もしかすると俺はメンタリスト名乗れるのでは…
とも思ったが、多分めんどくさいかこその更なる肯定だったのではないのか…?とも思ったので、口に出すのはやめておいた。まず、厨二病くさいセリフだしね。
と言っても、俺より成績はいいのでもう少しその思考力を常に働かして欲しい。
「いやめんどかったからねーって、スルーしそうになったけど勝手に思考想像してコイツひでーみたいな顔で、語られてもなー」
「いや突っ込むとこそこかよ!それにそこまでひでーって顔してないぞ」
「いやこんな感じだったよ」
「いやーそんなことないって」
何故か突っ込むところのかをに、突っ込んできた。
竜弥が真似した分にはだいぶひどい。まずそんな顔できん。
そんなふうに話していると別の声が聞こえた。
「いや、そんな感じだったぞ」
「そうそう」
「いやーそんなことないって…今のは」
「よう、朝早く…はないけど、昇降口の前で話してたら友達の一人や二人は来るだろうよ」
竜弥とどうでもいいことを話してる間にきたのは境 流星だ。確か去年は竜弥と同じクラスで、俺とも中学生の時に3回同じになったため、いつのまにか友達になっていた。流星は竜弥より頭は良く、学年順位十位以内だったはずだ。イメージは、竜弥は秀才で流星は天才と流星と言った感じだ。
「あーまあーそうだな。おはよう」
「そこまで目立ってはいないはずだがな…おはよ」
「で、クラス分けはどうなったんだ?」
「そういえば、まだ見てなかったな琢磨が話しかけてきたせいで」
「たしかに、竜弥が興味を示さないから見ていなかったな」
「お前らもう少し仲良くしろよ…いやこれでも仲良くしてるか」
竜弥と軽く責任の押し付けあいを流星になだめられながらクラス表の貼ってある下駄箱へと向かった。